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2024/05/20

選挙の自由妨害罪で初の逮捕者

先月行われた衆議院東京15区の補欠選挙の際、他陣営の選挙活動を妨害したとして、政治団体の幹部ら3人が公職選挙法違反容疑(公選法225条、選挙の自由妨害罪)で逮捕されたようですね。

 

報道によれば、逮捕された3人は、他陣営の候補者が演説をしている最中に電話ボックスの上に乗って拡声器を使って怒鳴ったり、車のクラクションを鳴らすなどして、候補者の演説が聞き取れないようにしていたそうです。

 

まあ、確かに悪質な選挙妨害ですし、これでは逮捕されても仕方がないかなあという気もします…が、安倍首相(当時)に対する選挙妨害に比べれば、大したことでもないのかなあという気もしますね。

 

 

安倍さんに対する選挙妨害、特に、2017年の東京都議会議員選挙の際に、秋葉原駅前で応援演説をした安倍さんに対する選挙妨害は、かなりひどいものでしたので…

 

20240520

 

Youtubeに当時の映像が残っていますが、事前に「安倍やめろ」と書かれた大断幕が用意され、SNSで参加者も募集され、当日は、大人数で「安倍やめろ」「帰れ」の大合唱…といった感じの組織的な選挙妨害で、悪質性という点では、こちらのほうが上のような気がします。

 

また、この時に逮捕者が出なかったのは、

1. その場にいた警察官では対応できなかった。

2. 被害届が出されなかった。

からではないかな…

 

今回逮捕された3人のように、少人数の選挙妨害であれば、その場にいた警察官も対応できたと思いますが、安倍さんの時のように大人数でやられると、現場の混乱を避けて警察官も静観する…ということもあると思うのですよ。

 

また、当時は安倍叩きが正義みたいな感じのマスコミ報道が目立っていましたからね。被害届を出しても叩かれるだろうから無視しよう…といった判断だったのではないでしょうか。(実際、この組織的な選挙妨害を正当化するような報道も多くありましたし…)

 

ただ、今にして思えば、こうした選挙妨害が見過ごされてきた結果が、今回の選挙妨害につながったような気もしますね。何となくですが、逮捕された3人は、警察も手出しはできないだろう…くらいで考えたいたような気がします。

 

今回逮捕に至ったのは、

1. 被害届が出された。

2. 証拠が多くあった。

3. 警察のメンツが潰された。

からではないかな…

 

与党の候補者が選挙妨害を受けて被害届を出せば、マスコミから叩かれたかもしれませんが、野党の候補者であれば、ためらうことなく被害届を出せたと思いますし、逮捕された3人は、選挙妨害の様子を自ら撮影してSNSで公開しているので、警察も、証拠には事欠かなかったと思いますし…

 

また、逮捕された3人がSNSで公開した映像の中に、3人が警察署に乗り込んで抗議している映像があるのですが、こういうことをされたら、警察としても動かざるを得ないと思うのですよね。(もしかしたら、これが逮捕の一番の要因だったりして…)

 

といった今回の事件ですが、この件についての特別捜査本部が立ち上げられた…といった話しもあるようなので、恐らく、不起訴で終わるということはないでしょうし、たぶん、無罪で終わるということもないでしょうね。

 

あとは、執行猶予がつくかつかないか…ですが、公選法の自由妨害罪の最高刑は禁錮4年なので、3年以下の禁固刑であれば、執行猶予がつく可能性もあるかなあという気はします。

 

ただ、余罪というのですかね。逮捕容疑につながった被害届以外にも、多数の被害届が出ている…といった話しもあるようなので、それが事実だとすると、そのあたりがどう捜査されるかによって結果も変わってきそうです。

 

仮に併合罪になるような罪があって、3年を超える刑になったら実刑だろうなあ…

 

 

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