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2024/04/15

若者の間で静かな退職が密かなブームに?

「サイレント退職」とも言うらしいですが、ここ最近、「静かな退職」という言葉が話題になることが増えたような気がしますね。

 

アメリカのキャリアコーチが使った「Quiet Quitting」という言葉の和訳ということですが、ネットに出ている話しによれば、この「静かな退職」を選択する若者が増えているのだそうです。

 

で、この「静かな退職」とは、具体的にどういったものなのか…なのですが、それらの記事を読んだ感じでは、

 

「退職したかのような精神的な余裕のある働き方」

「仕事に対してやりがいを求めない働き方」

「仕事から感情的に距離を置く働き方」

 

など、記事によって微妙に定義が異なっているものの、

 

「会社で最低限の仕事をするだけの若者」

「仕事に対する意欲が低い若者」

 

といったあたりについては、おおむね共通しているのかなあという気がしました…といった「静かな退職」ですが、「若者」という世代で括る言い方はどうかなあという気がしますね。

 

 

「仕事にやりがいを求めない」という人は、どの世代にも一定数はいると思いますし、「仕事から感情的に距離を置く」という人も、同様だろうと思いますよ。

 

まあ、よく言えば、「仕事とプライベートは別」ということではないかと思いますし、それ自体は、別に悪いことではないと思います…というか、今の価値観からすれば、「公私の区別」は、むしろ当然のことではないかと思いますけどね。

 

自分が就職した当時(今から30年以上前)は、「滅私奉公」といった言葉を使う人も多少はいましたが、この言葉も、今はもう死語でしょうし…

 

また、「Quiet Quitting」の言い出しっぺが「キャリアコーチ」であり、それを和訳した「静かな退職」という言葉を使っているのも似たような職業の人…といったことを考えると、商売用語なのかなあという気もします。

 

何となくですが、若者に対しては、「そういうことでは将来困りますよ」と言って商売にし、企業に対しては、「そういう若者に困っていませんか?」と言って商売にしているような気がするのですよね…

 

といった「静かな退職」絡みの話しですが、いくつかの記事を読んでみて、自分自身も、どちらかと言えば「静かな退職」を選択した一人に入っているのかなあという気がしました。

 

サラリーマンって、「余計なことをしない」というのも仕事のうちではないかと思うのですが、これは同時に、「与えられたこと(のみ)をこなす」ということでもありますからね。

 

もちろん、ただ「こなす」のではなく、意欲的に「こなす」ほうが良いわけですし、企業側もそれを求めているとは思いますが、自分は意欲的か?と考えると…といった感じです。

 

特にルーチンワークに対しては微妙ですね。むしろ、感情的な距離があったほうが良いような気もしますし…

 

また、そう考えると、就職したてでルーチンワークが多いであろう若者が、仕事に意欲を持てないというのも、わからなくはないです。

 

自分も就職した当時は、意欲よりも間違わないことのほうを優先していたような気がしますし、周囲から見たら、意欲のない若者に見えていたかもしれませんし…

 

ただ、公私の区別については、私よりも公を優先していましたよ。当時は景気もよくて、残業代や休日手当がふつうにもらえましたし、それで欲しいものが買えていましたので、その意味では、仕事に対して意欲的でした。

 

でも、お金に余裕があったら、公よりも私を優先していたかもしれませんし、仕事に対する意欲も低くなったかもしれませんね。

 

また、役職がつくと残業代が出なくなるという話しを聞いたときは、偉くならないほうが良いと思いましたよ。言い方を変えると、役職手当以上の仕事をさせられるのは嫌…ですかね?

 

まあ、このあたりは、今の若者も同じではないかな…という気がしますね。やはり、働いた分はもらいたいでしょうし、そうでないなら、それなりの働き方をします…ではないかな…

 

また、そういうことで「静かな退職」を選ぶ若者が増えているのだとしたら、この問題は、若者ではなく、そんな感じで若者を使っている企業側の問題のような気がしました。

 

 

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