« 時には息抜きも必要でしょうけど… | トップページ | 難しくてよくわからない定額減税 »

2024/03/21

同性同士でも両性?

札幌高裁で、「同性婚を認めない民法の規定は違憲」という判決が出たようですが、「憲法24条1項などに反して違憲」という判断は、正直どうなのかなあという気がしました。(記事)

 

以下に憲法24条の条文を一部引用しますが、条文にある「両性」という言葉を素直に解釈すれば、「男性と女性」(=異性)であって、同性ではないですからね。

 

1項 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、~。

2項 配偶者の選択、~に関しては、~両性の本質的平等に立脚して、~。

 

それに、今回の判決でも、「文言上は男性と女性の間の婚姻」となっていたようなので、この解釈は間違っていないのだろうと思いますし…

 

 

とは言うものの、これが法律の世界の難しいところというか、よくわからないところですが、判決では、以下のような流れで「違憲」という結論に至ったようなのですよね。

 

憲法24条は、法律の文言上は男性と女性の間の婚姻について定めている。

   ↓

ただ、それは憲法制定当時に同性婚が想定されていなかったからで、社会の変化に伴って改めて解釈することもできる。

   ↓

憲法24条は、人と人との自由な結びつきとしての婚姻を定めたもので、同性間の婚姻についても、異性間の婚姻と同程度に保障していると考えられる。

   ↓

結婚ができない同性カップルは、社会生活上の制度の保障を受けられず、個人の尊厳が損なわれる事態になっている。

   ↓

同性婚を認めても、それによる不利益や弊害の発生はうかがえないので、同性婚を禁じた民法の規定は憲法24条に違反する。

 

まあ、法律の素人の自分が言うのもなんですが、これはさすがに屁理屈ではないかという気がしますね。

 

それに、婚姻は個人間の話しですが、それが積み重なったものが社会ですから、長い目で見れば国のあり方にも影響すると思うので、「弊害の発生はうかがえない」で済ませるのもどうかと思います。

 

また、今はまだ高裁判決なので良いですが、高裁判決の内容と同じ最高裁判決が出て確定したら、解釈改憲ということになりますからね。

 

リベラルの皆さんにとっては、憲法9条の解釈改憲は「悪い解釈改憲」で、憲法24条の解釈改憲は「良い解釈改憲」ということなのかもしれませんが、そういうことを繰り返すくらいなら、憲法を改正したほうが良いと思うのですよ。

 

逆に言えば、憲法を改正しない限り、憲法の文言通りに運用しないといけないと思いますね。そうでないと、何のための法律なのかということになってしまいますし…

 

といった今回の判決ですが、そもそもの話し、法律婚としての同性婚を認めないといけないのでしょうか?

 

昔であれば、結婚と言えば後継ぎを産むためのものだったと思いますし、法律婚をした男女の間に生まれた子が嫡出子として認められるのも、そういうことからなのだろうと思います。

 

また、そういう話しですから、当然、当事者同士ではなく家同士で決めた縁談で結婚するのが一般的だったと思いますし、そこに当事者の意思がどこまで反映されていたのかという問題も多々あったと思います。

 

でも、今は時代も変わって恋愛結婚が主流になっていますし、結婚観も変わって、ただ連れ添うだけの事実婚というのもありますからね。(通い婚というのもあるらしいですが…)

 

性別を変えて異性同士で法律婚をするか、性別を変えることなく事実婚をするか…ということでも良いのではないかという気がしますし、相続の問題なども、法律婚ではない解決方法で何とかしてはどうかと思うのですよ。

 

まあ、こういう考え方自体が古いということかもしれませんし、それ以前に、自分はLGBTのことをよく知らないので、こういう考え方になってしまうのかもしれませんけどね。

 

 

« 時には息抜きも必要でしょうけど… | トップページ | 難しくてよくわからない定額減税 »