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2024/02/21

一往復主義って何だろう?

ニュースサイトに、「最近の若手社員のメール一往復主義には違和感を感じる」といった感じの記事が出ていて、「一往復主義って何だろう?」と思って読んでみたのですが、以下のようなメールのやり取りが一往復半で、このうちの最後のメールを省略するのが一往復ということのようでした。

 

◆ パターン(A)

(A-1) 相手:この仕事をお願いできないでしょうか?

(A-2) 自分:申し訳ありません。所用のため時間がとれません。

(A-3) 相手:承知しました。また何かあった際はよろしくお願いします。

 

◆ パターン(B)

(B-1) 相手:月曜日と火曜日のどちらがよろしいでしょうか?

(B-2) 自分:火曜日でお願いできればと思います。

(B-3) 相手:承知しました。火曜日にお待ちしております。

 

まあ、ビジネスマナー(マナーというよりはエチケット?)からすれば、確かに一往復半が望ましいと思いますし、これが一往復で終わったとしたら違和感は感じますね。

 

特にパターン(B)の場合は、最後(B-3)のやり取りがないと予定が確定しないので、違和感を通り越して困惑してしまいそうです。

 

また、なぜ若者のメールが一往復主義なのか…については、最近の若者がコスパ(コストパf-マンス)やタイパ(タイムパフォーマンス)を重要視していることや、チャットツールによる簡潔で直接的なコミュニケーションが一般的になっているからではないか…とのことでした。

 

 

でも、どうでしょうね。例えばコスパ(低予算)やタイパ(短時間)ですが、一言で言えば「効率性の重視」ですから、何も若手社員に限った話しではないと思いますし、チャットツールにしても、若者だけが使っているわけでもないですからね。

 

それに、パターン(A)のようなメールのやり取りは、自分もこれまでに何回か経験していますし、相手も若者ではなかったので、最近の…とか、若者が…ということではないと思うのですよ。

 

自分のほうが立場が上だとわかると、高飛車な態度に出る人っていますからね。せっかく声をかけてやったのに…とか、俺の仕事を断りやがって…くらいで考えている人だったら、最後のメールは送ってこないと思います。(自分の場合はそんな感じでした)

 

ただ、パターン(B)のようなメールのやり取りはないですね。パターン(A)であれば、仕事を断った時点(A-2)で用事は済んでいるので、最後のメール(A-3)はエチケットの話しですが、パターン(B)のほうは、最後(B-3)のメールで用事が済む話しなので、これを省略する人はかなり珍しい人ではないかと思います。

 

というか、最後のメールを省略してしまう人は、サラリーマンとしては失格だと思いますし、若手社員がそういうことをしているのであれば、新人教育や社員教育の問題だろうと思います。

 

例えば、チャットに馴染んだ若者が…ということがわかっているのであれば、時代の変化に応じた教え方をしていないとか、何かしらの問題があるような気がするのですよ。

 

あと、この話しに限ったことではないですが、「最近の若者は…」というのもどうかと思いますね。特に、若者のマナーやエチケットに対して、「怪しからん」みたいな対応はしないほうが良いと思います。

 

その人がどのように振る舞うかは、基本的にはその人に委ねられていることであって、強制することではないですからね。(ルールであれば別でしょうけど)

 

それよりも、振る舞い方によっては、良好な人間関係を築けないとか、信頼を失うということを教えたほうが良いと思います。

 

僅かな手間を惜しんだことで、将来手間がかかるということもあるということを理解しておかないと(長期的な視点で物事を考えるようにしないと)、本当の意味でのコスパやタイパにならないですからね。

 

別に、人間関係が良くなるように努力しましょうとか、多くの人から信頼されるように努力しましょうとか、そういうことを言うつもりはありません。自分のほうから悪くする必要はないということです。

 

 

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