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2024/02/16

「多い」と「少なくない」ではどちらのほうが多い?

3日に開催された「共生社会と人権に関するシンポジウム」というオンラインシンポジウムで放映された岸田首相のビデオメッセージが話題になっていたようですね。

 

報道によれば、メッセージは以下のような内容だったそうですが、賛否両論…というよりは、「賛」よりも「否」のほうが多かったのではないかという気がしますし、

 

岸田首相は、お役人が書いた原稿をそのまま読んだのだろうとは思いますが、特に最後の「少なくない」という言葉は、良くなかったと思いますね。

 

「残念ながら、わが国においては、雇用や入居などの場面や、インターネット上において、外国人、障害のある人、アイヌの人々、性的マイノリティーの人々などが、不当な差別を受ける事案を耳にすることも少なくない」

 

 

まあ、「人権」という文字の入っている団体(全国人権擁護委員連合会)などが主催した、「人権」という文字の入ったイベントですからね。

 

この手のイベントには気をつけないと、主催した団体に都合のよいメッセージを読まされたあげくに、都合よく使われてしまうと思います。

 

レトリックというのですかね。そういった団体の中には、この手の手法というかテクニックに長けている団体もありますので要注意ですよ。

 

この「少なくない」という言葉は、「多い」という言葉に置き換えが可能な言葉ですので、そういった意味で受け取ってしまった人もいるのではないかなあ…

 

また、この言葉の厄介なところは、「少なくない」と「多い」のどちらが本当に多いのかが、よくわからないということですね。

 

数を比較することはできないのに、場合によっては「少なくない」ほうが「多い」よりも多いと受け取られてしまうこともあるわけですし、

 

恐らく、世間にそう受け取ってほしいから、このようなメッセージを書いたのだろうとは思うのですが、仮に、このメッセージに対して世間の反発がなければ、

 

「岸田首相がおっしゃる通り、日本には多くの差別がありますので、差別の解消を啓発する団体を作ります。ついては、補助金の支出をお願いできないでしょうか?」

 

といったことになるかもしれませんし、そうしたことが続けば、いつしかそれが利権になるということにもなりかねませんし…

 

というか、実際、そういう歴史もありましたからね。多様性や包摂性などといった言葉で言いくるめられないようにしたほうがよいと思います…

 

と、それはさておき、今年は東京都知事選挙がありますが、候補者の話しが聞こえてこないですよね?

 

自民党も、今はそれどころではないということなのかもしれませんが、確か七夕あたりが都知事選の投票日だったと思うので、準備が進んでいないとしたら問題ですね。

 

また、岸田首相も9月に総裁任期が満了するはずですが、このあたりはどうするつもりでいるのかなあと思います。

 

裏金問題もあって、今は対抗馬がいないと思うので、次の自民党総裁も岸田首相だろうとは思いますが、総裁選挙の前に衆議院を解散して、

 

衆院選である程度の結果を出して総裁に再任される…というのが、一番良さそうな路線ではないかと思うのですよ。

 

まあ、昨年も、通常国会と臨時国会のタイミングで解散・総選挙を狙ってはいたものの、結局は見送った…といった感じでしたので、

 

「解散できない首相」のまま進むのかもしれませんが、そうなると、昨年11月の政権発足後の最低支持率を更新する可能性もありそうですね。

 

「岸田首相に対する批判が多い」と言うべきか、「岸田首相に対する批判も少なくない」と言うべきか、どちらが良いのだろう?

 

 

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