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2023/03/18

上司の関与を経て?

国会では、相変わらず総務省の行政文書の話しが続いているようですが、最初の頃は、放送法の解釈が政治的圧力で変えられたといった話しだったのが、

 

いつの間にか、大臣レクがあったのかどうかといった話しに変わったりと、やや迷走気味というか、よくわからない話しになっているような気がしますね。

 

まあ、大臣の首が取れそうな話しということで、野党の皆さんも頑張っているのかもしれませんが、政治的圧力で何かが変わったといった話しならまだしも、

 

大臣レクの有無というどうでもよい話しで盛り上がるのは、ちょっとどうかなあと思います。そういう些細な話しを長々と続けるのは、時間の無駄ではないかと思いますけどね。

 

やはり、高市大臣が、言及する必要のない捏造や議員辞職の話しをしてしまったのが良くなかったのかなあ。(高市大臣の気持ちも、わからなくはないですが)

 

ただ、よそから攻められているのに、身内に庇ってくれる人がいないというのは気の毒だと思いますね。(もしかして、身内も高市さんが潰れてくれたら良いと思っている?)

 

まあ、そういった話しはサラリーマンの世界でもありますが、そういうのを目の当たりにすると、人間の汚い面を見ているような気がして嫌な気持ちになります…

 

ということで行政文書の話しに戻りますが、いくつかの報道を見た感じでは、

 

「政治的公平を番組全体で判断するのか、1本の番組で判断するのかについての解釈は、昭和39年の国会答弁以来変わっていない」(衆議院総務委員会で総務相が答弁)

 

「礒崎総理大臣補佐官(当時)との面会はあったものの、解釈を変えるよう強要されたことはなかった」(参議院予算委員会の理事懇談会で総務省が示した調査結果)

 

ということのようなので、これらからすると、追及している野党の言っていることのほうがおかしいと思うのですけどね…というか、野党もそこはわかっているので、

 

政治的圧力の話しから大臣レクの話しに切り替えたのではないかという気もします。(一度振り上げてしまった拳を、どう下げてよいのか迷っていたりして…)

 

ただ、行政文書がどういう経路で立憲の小西議員に渡ったのかや、(高市大臣の言う通りであれば、)どういう理由で虚偽の内容が記載されたのかという疑問は残りますね。

 

小西議員が総務省出身なので、そのときの後輩から手に入れたという説もあるらしいですが、そういう単純な話しなのかなあという気もしますし、仮にその通りなら、

 

そういうものを国会に持ち込み、自身のSNSでも公表してしまった小西議員は、相当脇が甘いということになりそうです。(脇が甘い人という評価もあるようですけど)

 

また、行政文書と言われているものが、実は行政文書ではなかったという話しもあるようですが、少なくとも総務省の内部文書であるのは間違いなさそうですし、

 

しかも、その文書の一部には「取扱厳重注意」と書かれているので、そういうものを持ち出したこと自体が問題だと思いますし、秘密の漏洩ということになれば、

 

持ち出した人は公務員法違反に当たるような気がしますし、場合によっては、それを公開してしまった小西議員も罪に問われる可能性もあると思うのですよね。

 

まあ、小西議員は公益通報(内部告発ということ?)だから問題ないという考えのようなので、その通りであれば(公益性があれば)問題はないのでしょうけど…

 

また、文書が作成された経緯について、総務省は「上司の関与を経て」という説明をしているようですが、この言葉がどういう意味で使われたのかも気になります。

 

単純に考えると、部下が作成した文書を見た上司が、ここをこうしなさいと指示した(命令した)という意味ではないかと思うのですが、仮にその通りだとすると、

 

森友問題のときと同じような話しだったという可能性もありそうですし、そうだとすれば、総務省は、指示(命令)を受けた部下の方をしっかり守らないとダメですよね。

 

 

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