2022年の流行語大賞を予想する
毎年この時期になると、新語・流行語大賞のノミネート語(30語)が公表され、12月1日になると、年間大賞とトップテンが発表されますが、今年はどんな言葉が選ばれますかね?
といった話しを昨日の昼休みに同僚たちとしていたのですが、年間大賞やトップテンが何になるかという以前に、流行語大賞自体、話題性が無いのでは?といった感じの話しになりました。
まあ、流行語大賞が創始されてから、すでに40年近く経っていますからね。流行語大賞と聞いて、「ああ、まだやっていたんだ」と感じる人もそこそこいるような気がします。
それに、流行語大賞がスタートした80年代半ばと今とを比較すると、情報が伝わるスピードもかなり速くなっていますし、伝わってくる情報量も相当多くなっていますからね。
これは、新聞やテレビが主な情報源だった当時と、インターネットが主な情報源になりつつある今との違いだと思いますが、そうした変化の中で、
言葉に対する感度や感覚といったものも変わってきていると思うので、その結果、流行語大賞のような、言葉そのものをテーマにしたものへの関心も薄れつつあるのかなあという気がします。
また、この流行語大賞については、2014年以降、選考委員の主観にもとづく偏った選考がされているのではないかといった批判もあるのですが、
こういったことも、流行語大賞離れを生む原因の一つになっているような気がしますね。やはり、賞と名の付くものの選考は、公平・公正でないといけないと思いますし、
それが世間一般に広く受け入れられるためには、政治色であるとか、宗教色といったものを感じさせるような選考はしないほうが良いと思うのですよ。
ちなみに、2014年以降の年間大賞・トップテンは、以下のような感じでしたが、これでは、偏った選考だと言われても仕方がないかなあと思います。(2014年のみ大賞、他はトップテン)
2014年 … 「集団的自衛権」
2015年 … 「アベ政治を許さない」
2016年 … 「保育園落ちた日本死ね」
2017年 … 「魔の2回生」
2018年 … 「ご飯論法」
2019年 … 「軽減税率」
2020年 … 「アベノマスク」
まあ、政治色のある選考というか、安倍政権(当時)に反対するかのような選考結果ですよね。(特に、2015年の「アベ政治を許さない」は、直球すぎて何も言えません)
ということで、こうした傾向が続くという前提で2022年の流行語大賞(年間大賞)を予想するとしたら、ノミネートNo.11の「国葬儀」、No.13の「宗教2世」、
No.30の「悪い円安」の3つのうちのどれかのような気がしますが、可能性の高い順(マスコミが話題にしやすい順)に並べるとしたら、「宗教2世」、「悪い円安」、「国葬儀」の順かなあと思います。
年間大賞が「宗教2世」と「悪い円安」の2つで、「国葬儀」がトップテン入りか、「宗教2世」のみが年間大賞で、その他がトップテン入りか、そんな感じではないですかね?
あと、選考委員が昨年と変わらないとすると、ノミネートNo.03の「大谷ルール」と、No.29の「令和の怪物」のどちらかか、両方がトップテン入りするような気もします。
何でも、選考委員の中に、野球好きで若者の流行に疎い中年男性がいるという話しなので…と、こんな噂話しが流れている時点でダメだと思うのですが、
まあ、流行語大賞自体が、そういう賞になってしまったということなのかなあという気もしますし、仮にそうだとすると、この先、長続きしそうにないですね。