ウインカーのマナー
昼休みの雑談で運転マナーの話しになりまして、その中で同僚の一人が、「以前よりもウインカーを出さない人が多くなったような気がする」といった話しをしていたのですが、
それに対して別な同僚は、「ウインカーを出さない人は滅多に出くわさないが、ウインカーを出すタイミングが遅い人は増えたような気がする」といった話しをしていて、
運転する機会が滅多にない自分としては、どちらの話しが実態に近いものなのかがわからなかったのですが、実際に、そういった傾向があるのですかね?
まあ、煽り運転が典型的だとは思いますが、運転マナーの悪さが話題になることはあるので、ウインカーに関するマナー違反もあるのだろうとは思うのですが…
ということで、このあたりの話しがないかと思い、帰宅してからネットで検索してみたのですが、確かに、ウインカーに関するマナーの悪さを指摘する記事は出てきますね。
また、その中には、そうしたマナー違反が増えているといった記事もあったので、同僚たちと同様、そう感じている人はそこそこいるのかなあという気はしました。
あと、記事の中には、ウインカーのマナー違反が増えた原因について触れているものがいくつかありましたが、どれも推測の域を出ないものでした。
以下、気になった仮説を紹介します。
1. かっこ悪いから
ウインカーを出すタイミングは、道路交通法で、「右左折をする場合は交差点の手前30m。進路変更をする場合はその3秒前」と決まっているので、教習所でもこのように教えられますが、
教習所で教わった通りにウインカーを出すのは、優等生っぽくてかっこ悪いから出さないという仮説ですね。やや子どもっぽい理由に思えますが、そういう人もいるのかもしれません。
2. 勘違いしている
道路交通法では、「右左折」か「進路変更」かという違いによって、ウインカーを出すタイミングが「30m手前」か「3秒前」と規定されていますが、
この規定を、「ウインカーを出すタイミングは、30m手前または3秒前」といった感じで、どちらかを満たしていれば構わないと思っている人がいるという説ですね。
例えば、交差点の直前でウインカーを出すような人の中には、もしかしたら、こういった勘違いをしている人がいるのかもしれないなあという気はしました。
3. 高齢ドライバーが増えたから
確かに、年齢とともに反応速度は低下しますので、ウインカーを出すタイミングが遅れがちになるという可能性はあると思いますが、高齢だからということで一括りにするのもどうかとは思います。
まあ、高齢ドライバーが事故を起こすと、わりと大きく扱われるので、それが影響して、このような仮説が出てくるのかもしれませんが、これだけが原因ということでもないと思います。
4. ウインカーを出したときの音がうるさいから
ウインカーを出したときに鳴る、カッチ、カッチという音がうるさいから、右左折の直前でウインカーを出すような人が増えているといった仮説ですが、言うほどうるさいですかね?
自分は気にしたことがないですし、今まで、うるさいと言う人に出会ったこともないので何とも言えませんが、気になる人には気になるということなのかもしれません。
5. 運転に不慣れだから
確かにこういうケースはあるでしょうね。何かに気を取られたことで、肝心なことを忘れてしまうということは、誰にでもあることだと思いますし。
6. 景気が悪いから
景気が悪くなると、他人への配慮が疎かになるという仮説ですが、景気の良し悪しだけでなく、その時々の社会情勢などが人心に与える影響というのはそれなりにあると思うので、
案外、こういったことが原因になっている可能性はありそうですよね。特にこの1~2年はいろいろとありましたので、個人的には、一番しっくりくる話しでした。
7. 県民性が影響している
県民性というもの自体があるのかどうかもわかりませんが、例えば岡山県では、ウインカーを出さない人が多いという話しがあるようで、その対策として、
交差点の手前30mに、「★合図」という路面標示があるということです。(ネットで検索すると、緑色の文字の路面標示の写真が出てきます)
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ということなのですが、ウインカーを出さない。あるいは、ウインカーを出すのが遅いということの原因はともかく、右左折や進路変更の際のウインカーによる合図は、マナーというよりはルールですし、
交通事故や交通トラブルを避けるためにも必要不可欠なことですので、しっかり出すようにしたほうが良いと思いますし、警察も、しっかり取り締まったほうが良いと思いますね。
まあ、速度違反や一時停止違反。あるいは煽り運転などと違って、合図不履行は取り締まりにくい(違反を捕捉しづらい)かもしれませんけどね。