« 衰退する沖縄米軍基地反対運動 | トップページ | 無神経ほど強いものはない »

2022/10/21

事実上の義務化

自分はあまり関心がなかったというか、「ああ、そうなんだ」くらいにしか思わなかったのですが、先日発表された「健康保険証とマイナンバーカードを一体化する」という政府の方針に対して、

 

否定的な意見を持っている方もわりといらっしゃるようで、ネット上でも、様々な意見が錯綜しているというか、波紋が広がりつつあるといった感じになっていますね。

 

まあ、マイナンバー制度がスタートした頃から、「マイナンバーカードの取得は任意です」みたいな話しや、「個人番号は他人に知られないようにしてください」といった話しもあったので、

 

今回の政府の発表を聞いて、「取得は任意だと言っていたのに話しが違うじゃないか」とか、「個人番号が記載されたカードを持ち歩いて大丈夫なのか」と感じた人もいたと思いますし、

 

実際、過去には、日本年金機構が入力業務を委託した会社の再委託先から、個人番号(マイナンバー)を含む個人情報が漏洩したのではないか?といった報道もありましたからね。

 

日本年金機構は情報漏洩を否定したものの、この報道によって、個人情報の扱われ方に不安を感じた人や、マイナンバーカードそのものに不信感を持った人もいると思うのですよ。

 

ただ、マイナンバー制度を導入した経緯や、マイナンバーカードの目的や意義といったことを考えれば、今後はマイナンバーカードを取得してくださいという結論にしかならないと思いますし、

 

今なら、マイナンバーカードを取得することで最大20,000円分のマイナポイントが貰えますので、まだ取得していない方は、この機会に取得しておいたほうが良いのではないかと思いますけどね。

 

もちろん、マイナンバーカードの取得が義務化されたというわけではないので、どうしても嫌だという人は、取得しないということでも良いとは思うのですが、

 

国民皆保険制度の日本で健康保険証がマイナンバーカードと一体化するということは、報道にもあるように、マイナンバーカード取得の事実上の義務化だと思いますし、

 

その流れに逆らってもメリットがないというか、逆に、マイナンバーカードが普及するにつれ、少しずつデメリットが増えてくると思うので、最終的には取得せざるを得なくなるような気はしますけどね…

 

とは言うものの、これはマスコミの報道によるところが大きいと思うのですが、特にモリカケ・サクラ以降は、「政府が悪いことをしようと企んでいる」とか、

 

「政府が不都合な事実を隠している」といった考え(いわゆる陰謀論)に染まっている人もそこそこいるような気がしますし、そういった人たちに対して、

 

マイナンバーカードの取得を勧めたところで、まず取得することはないでしょうし、仮に、取得するように無理強いしたとしても、たぶん、気持ちは変わらないような気がします。

 

まあ、そこまでになると、ある種の宗教ですよね。他人がとやかく言うことでもないと思いますし、他人がどうこうできることでもないと思いますので、そういう人は放っておくしかないかな…

 

ということで、健康保険証とマイナンバーカードの一体化の話しに戻りますが、国の説明によれば、一体化によって確定申告が楽になるといったメリットがあるということなのですが、

 

たぶん、国としてやりたいのは、顔認証による受診手続きであるとか、投薬情報などの収集でしょうし、これこそが、保険証とマイナンバーカードを一体化させる最大のメリットではないかと思います。

 

報道によれば、他人の健康保険証を使って受診する(なりすましですね)とか、複数の医療機関を渡り歩いて薬を処方してもらい、それを転売するといった不正があるらしく、

 

そういった不正が、医療費が増加する原因の一つになっているということですし、それが最終的には、国民の負担が増加する原因の一つにもなっているようですからね。

 

また、個人的には、健康保険証とマイナンバーカードの一体化によって、例えば、社会保険から国民健康保険への切り替えといった手続きが楽になると良いと思っているのですが、

 

たぶん、このあたりは変わらないでしょう…というか、大した手間ではないですが、保険者への異動届などに、マイナンバーを記載するという手間は増えるでしょうね。

 

まあ、その手間によって、保険者での手続きが完了した時点で、マイナンバーカードを健康保険証として使えるようになるので、無駄に手間がかかるということにはならないと思うのですが…

 

また、健康保険証だけではなく、運転免許証もマイナンバーカードと一体化するという話しもあるらしいですが、こちらのほうは、どのようなメリットがあるのかがよくわからないですね。

 

パッと思いつくのは、健康保険証と運転免許証の両方を持ち歩かなくても済むようになるということですが、2枚のカードが1枚になるというだけなので、それをメリットと言って良いかは迷いますし。

 

(住所変更があった場合、これまでは役所と警察のそれぞれで手続きが必要でしたが、これが役所の手続きだけで済むようになるといった話しもあるようです)

 

あと、これらの話しとは別に、スマートホンにマイナンバーカードの機能を内蔵するといった話しもあるようで、このあたりがうまく機能するようになると、

 

よりマイナンバーカードが身近なものになるのかもしれません…というか、もしかしたら、その時点でマイナンバーカード自体を持ち歩く必要が無くなるのかもしれないので、

 

マイナンバーカードではなく、マイナンバー制度が身近な存在になると言うほうが正確かもしれませんし、そうなることが、国民にとっての最大のメリットなのかもしれません。

 

 

« 衰退する沖縄米軍基地反対運動 | トップページ | 無神経ほど強いものはない »