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2022/08/21

安倍元総理のビデオメッセージ

Youtubeに、安倍元首相銃撃事件のきっかけになったと言われているビデオメッセージがアップロードされていたので見てみましたが、犯行動機につながるものなのだろうか?という気がしました。

 

まあ、某宗教団体の関連団体と言われているところが主催したイベントに向けたメッセージらしいので、相手を持ち上げるような部分もあるにはありましたが、

 

社交辞令の域を超えるような内容とは感じられなかったので、容疑者がこの映像を見て犯行を決意したとは、とても思えなかったのですよね…

 

といったことはさておき、このメッセージでは、安倍政権のレガシーとも言えそうな、自由で開かれたインド太平洋構想について触れられていて、

 

短いメッセージではありますが、安倍元総理のビジョンを知ることができるような気がしましたので、以下に書き起こしたものを載せておこうと思います。

 

* ここから引用 *

 

ご出席の皆様、日本国前内閣総理大臣の安倍晋三です。

 

UPF主催のもと、より良い世界実現のための対話と、諸問題の平和的解決のために、およそ150か国の国家首脳、国会議員、宗教指導者らが集う希望前進大会で、世界平和をともに牽引してきた盟友のトランプ元大統領とともに、演説の機会をいただいたことを光栄に思います。

 

特に、このたび出帆したシンクタンク2022の果たす役割は、大きなものがあると期待しております。

 

今日に至るまで、UPFとともに世界各地の紛争の解決、とりわけ、朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します。

 

さて、未だ収束の見えないコロナ禍の中ではありますが、特別な歴史的意味を持つこととなった東京オリンピック・パラリンピック大会を、多くの感動とともに、無事閉幕することができました。

 

ご支援いただいた世界中の人々に感謝したいと思います。

 

史上初の一年延期、選手村以外外出禁止、無観客等、数々の困難を越え開催でき、アスリートの姿は世界中の人々に勇気と感動を与え、未来への明かりを灯すことができたと思います。

 

そして、イデオロギー、宗教、民族、国家、人種の違いを越えて感動を共有できたことは、世界中の人々が、人間としての絆を再認識する契機となったと信じます。

 

コロナ禍に覆われる世界で、不安が人々の心を覆いつつあります。全体主義国家と民主主義国家の優位性が比較される異常事態となっています。

 

人間としての絆は、強制されて作られるべきではありません。感動と共感は自発的なものであって、人と人との絆は、自由と民主主義の原則によって支えられなければならないと信じます。

 

一部の国、全体主義、覇権主義国家が、力による現状変更を行おうとする策動を阻止しなければなりません。

 

私は、自由で開かれたインド太平洋の実現を、継続的に訴え続けました。そして今や、米国の戦略となり、欧州を含めた世界の戦略となりました。

 

自由で開かれたインド太平洋戦略にとって、台湾海峡の平和と安定の維持は必須条件です。

 

日本、米国、台湾、韓国など、自由と民主主義の価値を共有する国々の、さらなる結束が求められています。

 

UPFの平和ビジョンにおいて、家庭の価値を強調する点を高く評価いたします。世界人権宣言にあるように、家庭は、社会の自然かつ基礎的存在単位としての普遍的価値を持っているのです。

 

偏った価値観を、社会革命運動として展開する動きに警戒しましょう。

 

いつの時代も、理想に向かう情熱が歴史を動かしてきました。

 

理想の前には常に壁があります。

 

よって、戦いがあるのです。

 

情熱をもって戦う人が歴史を動かしてきました。

 

自由と民主主義の価値を共有する国々の団結、台湾海峡の平和と安定の維持。

 

そして、朝鮮半島の平和的統一の実現を成し遂げるためには、とてつもない情熱を持った人々によるリーダーシップが必要です。

 

この希望前進大会が、大きな力を与えてくれると確信いたします。

 

ありがとうございました。

 

* ここまで引用 *

 

まあ、このメッセージを詠んでどう感じるかは人それぞれだと思いますが、個人的には、イベント向けのメッセージ以上の内容があるように感じるのですよね。

 

特に、「全体主義国家と民主主義国家の優位性が比較される異常事態」であるとか、「全体主義、覇権主義国家が、力による現状変更を行おうとする策動を阻止しなければなりません」、

 

「台湾海峡の平和と安定」といった部分は、中国を意識したものだったのだろうと思いますし、そうした国は封じ込める必要があるというのが、安倍元総理のビジョンだったような気がします。

 

そして、そうしたビジョンから生まれた構想が、自由で開かれたインド太平洋構想だったのでしょうし、そのための安保法制(集団的自衛権の行使を可能とした)だったという気がするのですよね。

 

また、そうした構想のもとで諸外国にアプローチし、その構想にアメリカが乗り、最終的にクワッド(QUAD)につながることになったのは、安倍政権の最大の功績のような気がしますし、

 

安倍元総理の能力の高さを表すものではないかという気がしますね…というか、安倍元総理以外で、こういうことができた総理大臣はいたのだろうかと思います。

 

まあ、このあたりのことは、後世の評価ということになるのだろうと思いますが、今の世界情勢からすると、それほど遠くない時期に評価されるときが来るような気がしますけどね。

 

 

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