« シルバー民主主義なんですかねえ | トップページ | 本当に家庭内のトラブルが動機なの? »

2022/07/10

民主主義に対する挑戦?

安倍元総理のご冥福をお祈りいたします。

 

8日の昼休みに同僚から言われて安倍元総理の銃撃事件のことを知り、何とか一命はとりとめてほしいと思いながら、すぐにネットの情報を確認してみたのですが、

 

すでに朝日新聞がクロノロジーをやっていたので(安倍総理時代の出来事などを時系列にした記事を掲載していたので)、その記事を見た時点で仕事に戻りました。

 

ただ、後になって知ったのですが、医師による死亡確認は17時3分だったそうなので、それからすると、この朝日新聞の記事には違和感…というよりは嫌悪感を感じましたね。

 

まあ、朝日新聞は、安倍さんのことを一貫して批判してきたメディアの代表格ですし、亡くなった翌日にも、「森友・加計、桜…『負の遺産』真相不明のまま」という記事を掲載しているので、

 

安倍さんに対する敬意や、安倍さんの近親者に対する配慮といったものは全くないのだろうとは思いますが、それにしても礼儀知らずではないかと思いました。

 

もちろん、心肺停止と聞けば、大抵の人が死をイメージするとは思いますが、それでも、医師が蘇生を止めて近親者に死亡を伝えるまでは、死と扱わないのが礼儀だと思いますし、

 

当然、それまではクロノロジーなんてやるものではないと思いますよ。こういうところが、朝日新聞の嫌らしいところというか、卑劣なところだと思います。

 

一時期、安倍総理時代の朝日新聞の幹部が、「安倍の葬式はうちで出す」と言ったという話しがネット上で話題になったことがありましたが、

 

今回の記事からすると、この話しは当たらずとも遠からじだったのかもしれませんし、そうだったからこそ、朝日新聞は執拗に安倍批判を繰り返していたのかもしれません…

 

ということで銃撃事件の話しに戻りますが、警備の問題や犯行動機などは自分も気になりましたので、今の時点で感じていることを書いておこうと思います。

 

■ 警備の問題

 

安倍元総理が銃撃事件のあった奈良県に入ることになったのは、事件前日のことだったらしいので、そうした事情が当日の警備体制に影響した可能性もあるとは思いますが、

 

それよりも、元総理という立場の人の警護という事情のほうが大きかったように感じました。手厚い警護は現職の時と前総理の時までで、元総理になった時点で手薄になったような気がします。

 

ただ、それにしても演説中の安倍元総理の背後がスカスカだったような気はしますね。ネットにアップされていた事件当時の現場の映像からは、銃撃があった際、

 

私服の警察官が犯人と安倍元総理との間に割って入り、身を挺して安倍さんを守っていたことがわかりますが、できれば、そうなる前に容疑者の動きを制止できたほうが良かったと思いました。

 

20220710a
写真(1) 演説中の安倍元総理

 

一番左側が安倍元総理で、その右側の白いシャツの人が立候補者と思われます。また、一番右側の人は、警備にあたっている警察官ではないでしょうか。

 

20220710b
写真(2) 一発目の発砲直後

 

右側にいる二人の間に白煙のようなものが見えますが、一発目の発砲時に手製の銃から出た白煙だと思います。また、白いシャツの候補者が、発砲音に驚いて体を縮ませたように見えます。

 

20220710c
写真(3) 安倍総理が振り返る

 

発砲時に生じた白煙が安倍元総理の立ち位置に届くか届かないかのタイミングで、安倍元総理が身体を捻って後ろを確認したようです。また、右端にいた警察官が動き始めています。

 

20220710d
写真(4) 二発目の発砲

 

右側に二発目の発砲時に出たと思われる白煙が見えます。また、白いシャツの候補者の右奥に、防弾用の鞄ではないかと思われるものを掲げている警察官らしき人が見えます。

 

20220710e
写真(5) 倒れる直前の安倍元総理

 

手製の銃から発射された弾が安倍元総理に当たった瞬間と思われます。また、この直後、安倍総理は画面の左下方向に向かって倒れ込むのですが、

 

安倍さんが、身体を左ではなく右に捻るようにして振り返っていたら。あるいは、防弾用の鞄を掲げるタイミングや位置が違っていたら、もしかすると安倍さんは助かっていたかもしれませんね。

 

■ 宗教団体との関係性

 

安倍さんと某宗教団体との深い関係性が犯行動機であるといった報道がありましたが、本当にそれが(それだけが)犯行動機なのかなあという気がしています。

 

また、仮にそれが犯行動機であったとしても、実際に安倍さんと某宗教団体が深く関係していたということはなく、単に容疑者がそう思い込んでいただけではないかという気がするのですよね。

 

安倍さんと某宗教団体との関係性については、以前から、噂話し程度の話しから陰謀論のような話しまで、様々な話しがネット上に出てはいるのですが、

 

どの話しも、取るに足らない話しとしか思えませんし、それ以前に、そもそもネット上に出ているこの手の話しを鵜呑みにしてはいけないと思います。

 

それに、政治家、特に国会議員であれば、宗教団体に限らず、様々な団体との関係はあるでしょうし、そうした団体の人たちと飲食をともにしたり、

 

記念写真を撮ったりすることもあるでしょうから、そういったことを根拠にして団体と深い関係があると疑ったり決めつけたりするのは、少し違うような気がします。

 

 

■ 民主主義に対する挑戦

 

今回の犯行については、多くのメディアが民主主義に対する挑戦であるといったことを伝えていますが、恐らく、容疑者にはそういった感覚が無いと思います。

 

また、民主主義への挑戦ということで言えば、安倍さんが総理大臣の時、安倍さんの街頭演説の際に大勢で集まり、ただ「安倍やめろ」と連呼して選挙妨害をしていた人たちのほうが、

 

よほど民主主義への挑戦だったと思いますし、事情を知りながら、それを「市民の怒りの声」として正当化して伝えていたメディアも、同様に民主主義への挑戦だったと思います。

 

大声を出して選挙妨害をする行為は、言論の自由とは言いませんし、そうした行為を認めてしまったら、それこそが日本の民主主義の死ではないかと思いますね。

 

■ 銃撃事件の遠因

 

最近はあまり言わなくなりましたが、一時期、お隣の国では「反日無罪」という言葉が使われていましたよね。日本に対しては何を言っても許されるし、

 

場合によっては、暴力的な手段に出ても無罪になるというのが反日無罪ですが、同じ頃の日本には、「反安倍無罪」といった現象があったと思います。

 

例えば、国会前で行われた平和安全法制関連のデモでは、法政大学の教授が、「安倍に言いたい、お前は人間じゃない。たたき斬ってやる!」と聴衆の前で叫んでいたそうですが、

 

これなどは、相手が安倍さんなら何を言っても構わないという典型的な例ではないかと思います。(国が違えば、殺人予告で逮捕されていたと思いますよ)

 

また、当時は、これ以外にも安倍政権打倒を訴える多くのデモやイベントが行われていましたが、中には、安倍さんの顔に似せたラバーマスクをブルトーザーで轢くというパフォーマンスや、

 

安倍さんの写真をドラムに貼り付けて、それをバチで叩くというパフォーマンスが行われたイベントもあって、こうしたことは、表現の自由というよりは暴力そのものだったと思います。

 

そして、これらのデモには、共産党の女性国会議員が参加していたようですが、それからすると、共産党は暴力革命を否定していないのだろうなあと思いますね…

 

と、こんな感じで安倍さんに対する憎悪が肯定されてきたという経緯が、今回のようなテロ事件の遠因の一つになっているような気がします。

 

また、今回の事件については、多くのメディアが「暴力は許されない」といったことを伝えていますが、安倍さんに対する憎悪を肯定する一方で、

 

安倍さんの反論はことごとく糾弾してきたメディアが、よくそんなことが言えるものだと思いますね。テロ行為と同様、そうしたメディアのスタンスこそ糾弾されるべきだと思います。

 

20220710f
写真(6) 安倍さん似のマスクをブルトーザーで轢くところ

 

ちなみに、法政大学の教授が叫んだという「たたき斬ってやる」という言葉は、自分が子どもの頃に放送されていた、「破れ傘刀舟悪人狩り」という時代劇の中の台詞なのですよね。

 

主人公役の萬屋錦之介さんが、「てめえら人間じゃねえや、たたき斬ってやる」という決め台詞とともに悪人たちに戦いを挑み、悪人たちを全員斬り倒すというのが毎回の流れなのですが、

 

わりと人気があったのか、学校でこのシーンを真似る子どもたちがいて、それを見ていた当時の担任の先生が、「世の中には真似て良いことと悪いことがあるし、

 

テレビでああいう台詞を流すのも良くないと思っている」といった話していたのをよく覚えています。たぶん、テレビでそういう台詞を流したから、

 

大学教授という社会的に立派な職業の人が、人前で、しかも特定の人を対象にして、そんなことを言うような馬鹿な社会になってしまったのでしょう。

 

■ 偶然とはいえ…

 

安倍元総理は67歳で亡くなりましたが、安倍さんのお父様の安倍晋太郎さんも67歳で亡くなっているのですよね。お父様は67歳の誕生日を迎えて間もなく亡くなり、

 

安倍元総理は、もう少しで68歳の誕生日を迎えるという時期に亡くなるという違いはあるものの、親子して同じ67歳で亡くなるというのは、偶然にしてもなあ…と思いました。

 

また、前回の参院選挙の直前には、京都アニメーション放火事件という世間を騒がせた事件が起こり、今回の参院選挙の直前には、銃撃事件という、

 

やはり世間を騒がせる事件が起こりましたが、これも偶然とはいえ、何かあるのかなあという気がしました。国レベルのイベントになると、人の心理にも影響が出るものなのでしょうか?

 

 

« シルバー民主主義なんですかねえ | トップページ | 本当に家庭内のトラブルが動機なの? »