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2022/06/10

電気・ガス、7月も値上げ

つい最近値上がりしたばかりの電気料金とガス料金ですが、液化天然ガスなどの燃料価格が上がっているということで、7月も値上げするみたいですね。

 

自分の場合、電気は東京電力、ガスは東京ガスなのですが、モデルケースの場合ですと、7月から、それぞれ以下のような料金に値上げされるそうです。(前年7月と本年7月の比較)

 

東京電力 … 6,973円 → 8,871円 (+1,898円 約1.27倍)

東京ガス … 4,694円 → 5,886円 (+1,192円 約1.25倍)

 

まあ、それぞれ平均的な家庭の料金ということなので、家族構成などによって多少の違いは出ると思うのですが、それにしても高いですよね。

 

ただ、燃料価格の上昇を料金に反映させることができる今の制度では、上限額が決まっているそうで、7月の値上げによって、東京電力は値上げできる余地が多少残るものの、

 

東京ガスは上限額に達するということなので、この制度が変わらず、かつ、燃料価格が下がらない場合は、このくらいの料金で請求され続けることになるのだろうと思います。

 

ちなみに、電力大手10社とガス大手4社のうち、7月の値上げのあとも値上げする余地が残る会社は、北海道電力、東京電力、中部電力、

 

大阪ガス、東邦ガス、西部ガスの6社。上限に達する会社は、東北電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の8社ということでした。

 

しかしまあ、燃料価格が上がっているとはいえ、ここまで値上げされると家計に響きますよね。燃料価格を料金に反映できる制度の良し悪しはともかく、上限額があって良かったと思います。

 

でも、ガス料金はともかく、電気料金は何とかならないのかなあと思いますね。止まっている原子力発電所を動かせば、その分だけ火力発電所で使う燃料も少なくて済むと思いますし、

 

それによって、電気料金の値上げ幅を小さくできると思うのですが、原発アレルギーとでも言えば良いのでしょうか。そういう話しにならないのですよね…

 

といった電気料金・ガス料金の値上げの話しですが、電気については、気になったニュースが3つほどありまして、本当にそれで良いのかなあと思いました。

 

◆ 電気使用制限と計画停電

 

1つ目は、経済産業省が、電力需給の逼迫が見込まれ、かつ、大規模停電の恐れが高まった場合に、大企業などを対象にした「電気使用制限」の発令を検討すると明らかにしたことですね。

 

電気使用制限は、違反すれば罰金が科される強制的な措置ですが、特に製造業の場合、電気使用制限の発令に従えば、操業を停止することになるので、

 

場合によっては、経済にも影響する可能性があると思うのですよ…というか、こんなことを検討する日本は、本当に先進国なのだろうか?と思ってしまいます。

 

また、電気使用制限の話しと同時に、必要なら計画停電も円滑に発動できるよう、電力会社に準備状況を確認するという話しもあって、これもどうなのかなあと思いますね。

 

◆ 太陽光パネル設置義務化

 

2つ目は、東京都が年度内の条例化(関連する条例の改正)を目指している、新築戸建て住宅に太陽光パネルの設置を義務付けるという話しですね。

 

当然のことながら、太陽光パネルを設置すれば、その分だけ住宅価格が上昇するわけで、それを望む建築主や購入者が、どのくらいいるのかなあという気がするのですよ。

 

また、試算によれば、設置しても15年くらいで元が取れるという話しらしいのですが、この話しも、モデルケースの場合という条件付きの話しだと思うので、

 

期待通りに日光が当たって、期待通りに自己消費や売電ができて、15年くらい太陽光パネルが故障せずに使えた場合に、ようやく元が取れる…くらいで考えないといけないような気がします。

 

あと、売電して得られるお金というのは、多くの人が電気料金に加えて支払っている「再生可能エネルギー発電促進賦課金」であるという事実も重要ではないかと思います。

 

正直言って、これだけ電気料金が上がっているところで、さらにそんな理由でお金が取られているのかと思うと、複雑な気持ちになりますよね。

 

◆ 北海道泊原子力発電所の運転差し止め

 

先日、札幌地方裁判所で泊原子力発電所の運転差し止めを命じる判決が出ましたが、地裁レベルでの判決とはいえ、こういう判決でいいのかなあと思いました。

 

提訴から10年経ってようやく判決というのもそうなのですが、差し止めの理由が、周辺住民の「人格権を侵害する恐れ」だったのはどうかと思いますね。

 

憲法13条を根拠にすることができれば、何でもアリになってしまうと思うので、それはそれで問題ではないかという気がするのですがどうでしょう?

 

それに、泊原子力発電所は、もう9年近く適合性審査中のまま停止しているので、今回の運転差し止めを命じる判決の効力はないと思いますし、

 

今回の判決は、再稼働の中止を命令する判決でもないので、今後、泊原子力発電所が再稼働する際にも、何の影響もないと思うのですよね。

 

また、報道を見ると、泊原子力発電所を有する北海道電力は、今回の裁判で積極的に主張や立証を行わなかったのではないかとも受け取れるのですが、

 

それが事実なら、そういうこともあってのことだったのかなあという気がしますし、何となくですが、「運転停止もなにも、運転する見通しすら立ってないよ」的な感覚だったのかなあという気もしますね。

 

   *

 

ということなのですが、こういった話しを見聞きしていると、日本の将来は大丈夫なのかなあという気持ちになってきます。別に、再生可能エネルギーとか、

 

SDGsみたいなものを否定する気持ちはないのですが、もう少し現実的な対応をしないと何も解決しないと思いますし、結果として、負担ばかりが増えていってしまうような気がしますね。

 

 

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