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2022/06/05

健康保険証がマイナ保険証になるらしい

現行の健康保険証を廃止して、その代わりとして、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせたマイナ保険証というものを使うようになるみたいですね。

 

何でも、政府が今月にまとめる予定の「経済財政運営と改革の基本方針」に、そういった趣旨の話しを明記する方向で検討しているということです。

 

ただ、将来的にとか、原則廃止とか、明記する方向で検討といった感じで事を進めると、マイナ保険証が普及するまでに相当時間がかかってしまうような気がしますし、

 

それ以前に、マイナンバーカードがどのくらい普及しているのかとか、マイナ保険証を扱える医療機関がどのくらいあるかといった話しもあると思うので、マイナ保険証の前途は多難でしょうね。

 

また、当然のことながら、こうした政府の方針には反対という人たちもいますし、そういった人たちの声をマスコミが取り上げて大騒ぎするようなことになると、

 

「マイナンバーカードを持っていてもマイナ保険証は利用しない」という人も出てくると思うので、このあたりも、マイナ保険証の普及の障害になるかもしれません。

 

まあ、マイナンバーによって「何でも一括りにされることに不信感を抱く」という心理は理解できなくもないですし、それに反対したくなる気持ちもわからなくもないですけどね。

 

でも、当然のことながら、いろいろな情報がマイナンバーに紐づけされることによって生じるメリットもあると思うので、そういったことにも目を向けたほうが良いのではないかなあと思います。

 

例えば、マイナ保険証であれば、通院歴や投薬歴がマイナンバーに紐づけされるので、患者を診る医師の立場からすれば、患者の曖昧な記憶に頼ることなく病歴を確認することができますし、

 

患者の立場からしても、何年も前の曖昧な記憶をたどって医師に病歴を説明する手間がなくなるわけで、特に、救急外来で受診するようなことになった場合は、

 

お薬手帳を持っていないこともあるでしょうし、場合によっては意識のない状態で担ぎ込まれるようなこともあると思うので、説明の手間がなくなるのは、かなりのメリットだろうと思います。

 

また、マイナ保険証によって、多くの人の通院歴や投薬歴のデータが一括りで扱えるようになれば、それを分析することによって生じるメリットも出てくるような気がしますね。

 

例えば、同じ病気でも、投薬などの治療方法の違いによって入院期間に違いが出ているといったこともわかるようになるのではないかと思いますし、

 

実際にそうなれば、より患者の負担が少なくなる治療方法を選択できるようになると思いますし、そうなれば、増加の一途をたどっている社会保障費の削減にもつながると思うのですよね。

 

まあ、言葉は適当でないかもしれませんが、あまり効果的ではない入院や治療というのは、無駄と言えば無駄ですから、それが削減できるのは良いことだと思います。

 

また、現行の健康保険証に顔写真がないからだと思いますが、他人の健康保険証を不正に利用している人もそこそこいるといった話しもあって、

 

そうした不正も、顔写真のあるマイナンバーカードを利用したマイナ保険証であれば防止できるようになると思うので、こうした点も、マイナ保険証のメリットではないかと思います…

 

ということで、健康保険証がマイナ保険証になれば、医療関係の無駄や不正を防止できるようになって、結果として、社会保障費が削減できるのではないかなあと思いますね。

 

あと、細かい話しですが、今はマイナ保険証を医療機関で使用すると患者負担があるらしいのですが(3割負担の人で初診時21円だったかな?)、今後はこの患者負担を無くすそうです。

 

まあ、マイナ保険証を普及させたいのであれば、当然の対応だろうと思いますし、逆に言えば、なんでそんな制度にしてしまったのだろうと思います…

 

といったマイナ保険証絡みの話しですが、マイナ保険証の前に、もう少しマイナンバーカードを活用できるようにしたほうが良いのではないかなあという気がします。

 

例えば、給付金の支給ですね。これについては、事務処理を負担した現場(各自治体)は大混乱だったという話しですし、手続きにかかったコストも莫大だったらしいですが、

 

マイナンバーと銀行口座が紐づいていれば、もう少し簡単かつ迅速に給付金を支給することができたのではないかと思いますし、これは難しいというか、

 

事実上不可能だったのかもしれませんが、マイナンバーカードを持っていることを支給条件の一つにすれば、一気にマイナンバーが普及したのではないかと思うのですよ。

 

また、困っている人のための給付金の支給だったはずなのに、なぜか支給後に平均貯蓄額が上昇するという結果になったようですが、このあたりも、現金による支給ではなく、

 

マイナポイントを使った期限付きの電子的な支給にしていれば、そうはならなかったと思いますし、そのほうが、お金が回って経済的にも良かったと思うのですよね。(高齢の方には現金支給かなあ)

 

まあ、マイナンバーに関する議論はこれからといった感じもあるので、こういったことができるようになるまでには、かなりの時間を要するのだろうと思いますが、

 

マイナンバーによって縦割りになった行政が合理化されるのは良いことだと思いますので、マイナンバーで処理されることが当たり前の社会になってほしいと思います。

 

 

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