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2022/05/18

相変わらず嫌われているんだなあ

このところの東京は、梅雨の時期のような天気ですよね。気温も上がったり下がったりなので、特に女性の方は、服装選びが大変なのではないかなあと思います。

 

まあ、男性は男性で面倒くさいところもありますけど、女性に比べれば楽かなあという気がしますし、自分の場合、特に仕事着については背広一択なので、その点は助かっています…

 

といった感じで平凡な日常を過ごしているのですが、今日は職場の昼休みの雑談で、「日銀は政府の子会社」なのかどうか…といった話しになりました。

 

少し前に安倍さんがそんなことを発言したらしく、それについてマスコミと一部の(いつもの)野党が、「日銀の独立性を侵害した」と騒いだことで話題になった話しですね。

 

まあ、「相変わらず安倍さんは嫌われているなあ」と感じる話しでもありますが、安倍さんの発言が正しいか間違っているかで言えば、正しいということで良いのではないでしょうか?

 

同僚たちも、「よく分からないけど、そういうことでいいんじゃないの?」といった感じの話しをしていましたし、同じように感じている人のほうが多いような気がするのですよね。

 

日銀という組織は、日本国の中央銀行として設立された財務省所管の認可法人ですし、一応、政府から独立した法人ではありますが、日銀の資本金の55%は政府の出資ですし、

 

日銀のトップである総裁も内閣が任命しているので、一般の会社で言うところの親会社・子会社とは多少違うとは思いますが、政府の子会社と言っても問題はないと思います。

 

ちなみに、日銀の資本金は1億円だそうで、日銀は出資額に応じて、株式会社で言うところの株式にあたる出資証券というものを発行しているみたいですね。

 

また、日銀の独立性(自主性)という話しは、平成9年(1997年)の日本銀行法の改正(翌1998年施行)で同法に明記されたものらしいので、逆に言えば、

 

それまでは政府と一体だったということでしょうし、その独立性(自主性)も、「尊重されなければならない」(日銀法3条)となっているので、絶対的なものでもないのだろうと思います…

 

ということなので、今回の騒ぎは、「マスコミといつもの野党が騒いだときには疑ってみたほうが良い」という、いつもの話しでもあったのではないかと思います。

 

ただ、その一方、安倍さんの発言の中にあったと言われている、「日銀が買い取っている政府の借金は何回借り換えても構わない」といった趣旨の話しは、微妙かなあという気がしますね。

 

「日銀が買い取っている」という部分は、親会社である政府の借金を、子会社である日銀が肩代わりしていると言えなくもない話しで、違った言い方すれば、政府の借金の「飛ばし」でしょうからね。

 

何となくですが、不動産バブルがはじけて銀行が不良債権を抱えたときに、それを子会社に付け替えて、銀行単体の決算を良く見せていた…といった話しと同じでは?と思ってしまいます。

 

まあ、素人考えですけどね。そもそも、私企業の話しと認可法人の話しを単純に比較して良いかという話しもあるでしょうし、政府の借金という考え方自体が間違いという意見すらありますし。

 

でも、どうなんでしょうね。日銀法に「日銀の自主性の尊重」が明記されたのは、政府が円高不況の対策のために、日銀が公定歩合を引き上げることを許さず、

 

それが不動産バブルにつながったから…と言われていたようですが、円安が善だった当時とは違い、今は円安が悪みたいに言われているわけですからね。

 

当時の状況からすれば、日銀の独立性(自主性)が重要だったのかもしれませんが、今の状況でも同じことが言えるのかどうかは、気になるところです。

 

例えば、政府が(悪い円安のため?に)物価対策を考えているところで、日銀は量的緩和を続けようとしているといった状況が、本当に良いことなのかどうかですよね。

 

もちろん、「日銀の自主性の尊重」という話しがあるので、政府も日銀が続けようとしている量的緩和を止めることができないと考えているのかもしれませんが、

 

そうなると日銀は、親会社である政府の意向に従わない子会社ということになりますし、親子関係でその状況は、さすがにまずいと思うのですよ。

 

まあ、政府の債務が1,000兆円。日銀の引き受けも500兆円という大きな金額ですので、そう簡単に政策を変えるわけにはいかないといった事情もあるのかもしれませんが、

 

このまま円安が進んで物価が上がり続けるようなことになったらどうするのだろう…というか、自分たちはどうすれば良いのだろうと思いますよね。(今以上の節約ですかね?)

 

それに、岸田さんも支持率は高いものの、夏の参議院選挙までは大きく動かなそうですし、かといって、選挙が終わったら大胆に動く…ということもなさそうですからね。

 

たぶん、すごく良い人なんだろうと思うのですが、今の立場で良い人過ぎるのも良くないと思うので、もうちょっと大胆に動いても良いのではないかなあと思うのですけどね。

 

 

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