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2021/11/18

水清ければ魚棲まずでは?

国会議員の文書通信交通滞在費(文通費)が問題になっているようですが、こういう「政治と金」の話しって、水清ければ魚棲まずではないかなあという気がしますけどね。

 

また、報道によれば、新人議員さんが問題を提起したという話しですが、その議員さんが所属している政党が、たまたま文通費の使い道を明らかにしていたから…というだけのような気もします。

 

もちろん、税金なのだから使途を明確にするべきだとか、余ったお金は国庫に返却すべきだといった話しは理解できますよ。でも、それ以前に、政治には金がかかるという問題があるわけでしょ?

 

どこかで穴埋めしなければ、結局、国民からの寄附に頼るということになりますし、そうなれば、たくさん寄附できる人の意見が通りやすくなるという問題が出てくるわけで、

 

それが良いことかと言われれば、必ずしもそうは言えないと思うのですけどね。企業・団体献金が問題になったのも、そういう話しがあったからですし…。

 

まあ、企業・団体献金を受け取ることができない政治団体が政治資金パーティーを開いて、事実上、企業・団体献金を受け取っていると言われているので、有名無実なのかもしれませんけどね。

 

また、文書通信交通滞在費は税金だから…と言うのであれば、同じく税金である政党交付金はどうするのかなあと思います。政党が受け取った政党交付金が、

 

その政党の国会議員に渡って組織活動費になった時点で、使途不明金になっているのではないかと思いますが、こういうのも使途を明確にして、余ったら国庫に返却するのですかね?

 

まあ、そこまでやるというなら立派なことだと思いますが、たぶん、文書通信交通滞在費の件も含めて、うやむやな話しで終わるような気がするのだけどなあ。

 

政治家が「身を切る改革を実行していきます」と言えば聞こえは良いですいけど、本当に身を切ってしまったら、政治家として活動していかれないでしょうからね。

 

例えば、今回の総選挙に立候補した人たちが、どのくらいの選挙費用を使ったかを見てみれば、そういう発言が建前だとわかるのではないかと思います。

 

◆ 供託金

 

衆議院小選挙区に立候補するだけで、300万円の供託金が必要です。

 

もちろん、供託金という性質上、有効投票総数の10%以上を獲得すれば戻ってはきますが、結構な額のお金であることには違いないです。

 

◆ 人件費

 

法律で日額上限が細かく決まってはいるものの、選挙運動をするスタッフにもお金がかかりますからね。公費負担があるのは、選挙カーの運転手くらいではないかな?

 

それ以外のスタッフは自腹で、ボランティアで参加しているスタッフにも、交通費や宿泊費などの実費は支払っていると思うので、全体では結構な額になると思います。

 

◆ 家屋費

 

いわゆる選挙事務所にかかる費用ですが、目立つ場所にそれなりの大きさの事務所を構えれば、家賃だけでも結構な額になると思いますね。

 

事務所なので、応接スペース、事務スペース、休憩スペース、駐車場くらいは必要だと思いますし、スペースごとに間仕切りなども必要でしょうから、内装費とかもかかりそうですし。

 

いくら選挙期間中だけのこととは言っても、この条件で駅前の物件とかを借りたら、敷金や礼金もあわせて100〜200万円くらいじゃないでしょうか?

 

それに、看板をつけたり、電話を引いたりする費用も必要ですし、水道光熱費だってかかると思うので、そこまで考えると、100〜200万円では済まないかもしれません。

 

◆ 通信費

 

選挙ビラや選挙はがきは公費負担があると言われていますが、これも性格上、供託金没取点を下回ってしまったら自己負担ではないかと思います。

 

選挙区によって有権者数やポスター掲示場の数なども違ってくるので、一概には言えませんが、何だかんだで300〜400万円くらいはかかっているかもしれませんね。

 

また、選挙ビラの折り込み費用や、はがきの宛名印刷などの費用は自己負担だったはずなので、公費負担とは別に、100~200万円くらいの選挙費用は必要かもしれません。

 

◆ 雑費

 

選挙事務所の事務用品とか、選挙運動のときに身に着けている白色の手袋とか、細かいものを入れると、そこそこの金額にはなりそうですが、これらの選挙費用も自己負担ですよね。

 

ということで、何だかんだで1,000万円くらいはかかっているのではないでしょうか。しかも、供託金没取点を下回ってしまったら、全額が自己負担ですので、結構大変だと思います。

 

また、これらは選挙期間中の話しですが、選挙期間外でも事実上の選挙費用が必要でしょうからね。「政治と金」と聞くと、賄賂とかの悪い話しが思い浮かびますけど、

 

選挙費用も「政治と金」という話しの一部なので、クリーンであることを求めすぎると、政治家としての活動がしづらくなってしまうのではないかと思います。

 

あっ、そうそう。随分前に聞いた話しですが、衆議院議員の場合、現職でないと「衆議院議員」を名乗れないので、解散した瞬間に「前衆議院議員」となり、

 

この時点で名刺などは作り替えになるとのことです。「前衆議院議員」が「衆議院議員」という肩書の入った名刺を使うことが禁じられているのでしょうね。

 

また、名刺と同様、街中に貼ってあるポスターなどで「衆議院議員」の文字が入っているものがあれば、それらも作り替えになるのだろうと思います。

 

そして、選挙前に配る「候補予定者」のビラの印刷費もかかりますからね。どのくらいビラを配るかにもよりますが、何だかんだで100万円以上の印刷費が必要になるのではないかなあ。

 

あと、決起集会などのイベントをすると、場所を借りる費用や垂れ幕などを作る費用、案内を郵送する費用なども必要で、これにも1回あたり100万円単位の費用がかかりそうです。

 

ということなので、選挙前と選挙中で2,000〜3,000万円くらいかかっているというのが実態ではないかと思いますが、そう考えると、やはり今回の話しは、水清ければ魚棲まずではないですかね?

 

 

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