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2021/05/20

いくら何でもひどすぎるとは言うものの…

ワクチンの大規模接種会場向けの予約サイトの不具合が問題になっていますが、報道されている内容からすると、不具合があるというよりは不備があると言ったほうが良さそうな話しですよね。

 

もちろん、急ごしらえのシステムだったのだろうと思いますし、それだけに苦労もあったのだろうとは思いますが、それにしても、いくら何でもひどすぎるのではないかなあ…というのが正直な感想です。

 

まあ、予約しても接種券を持っていなければ接種は受けられないと思いますので、そういったところのチェックを省くことにしたのではないかとは思うのですけどね。

 

ただ、世の中には悪意を持った人も少なからずいますので、偽の予約で埋めつくされてしまうことも想定しておくべきだったのではないかなあ…という気もしました。

 

また、自治体番号との照合や、入力可能な生年月日の範囲の制限くらいはしておくべきだったと思いますけどね。接種券番号の照合までは難しくても、このくらいのことまではできたのではないかと思います…

 

といったことを考えると、今回の問題は、予約サイトの設計上のミスと言っても良いのではないかという気もするのですけどね。まあ、あくまでも素人考えですが、他に思い浮かぶ言葉がないです。

 

ただ、根本的な問題は、日本がICT後進国であるということではないかと思いますけどね。特別定額給付金のときも、持続化給付金のときもそうでしたが、どちらもの手続きもアナログそのものでしたので…。

 

マイナンバーが普及していて、銀行口座とも紐づけされていれば、面倒な手続きなく、かつ早急に給付できたと思いますし、ワクチンにしても、マイナバーが使えれば、こんな問題も起こらなかったと思います。

 

今回の接種対象者は65歳以上の方ですが、マイナンバーを活用して、条件に当てはまる人に機械的に日時と場所を通知することができれば、手間は大幅に省けたのではないかと思いますよ。

 

もちろん、指定された日時や場所によっては都合の悪い人も出るでしょうし、そもそも接種を希望しないという方もいるでしょうから、そういった方たちは、個別に手続きしてもらう必要があるとは思いますけどね。

 

でも、それでも全員が予約手続きをしなければいけない今のやり方に比べれば、はるかに効率的ではないかと思いますし、ICTが苦手な方にとっても、そのほうがありがたいと感じるのではないかな…と思います。

 

あと、今回の件については、確かに報道された国側に問題があったのは事実ですが、それを報道する側のマスコミにも、問題があったような気がしますね。

 

もちろん、今回は国のシステムに問題があったわけですから、それを報道するのは当然だということかもしれませんし、そう思ったからこそ、実際に報道したのだろうとは思いますけどね。

 

 

ただ、その報道の中で、偽の予約ができる具体的な手法を紹介して、しかも、その手法を使って実際に予約をしました…というのは、ちょっとやり過ぎではないかと思うのですよ。

 

例えば、何とか詐欺みたいな話しがあった際に、その手口を詳しく報道したら、模倣犯が出る可能性も出てきますし、実際にそうなれば、報道したことが犯罪の教唆だと言われても仕方がないと思うので…。

 

もちろん、こういった話しになったとしても、いつもの通りマスコミは、伝家の宝刀である「報道の自由」を持ち出してくると思いますし、実際に教唆を問うことはできないと思いますけどね。

 

ただ、今回の場合は、このような何とか詐欺の話しとは違って、少しでも早くワクチンを接種しましょう。多くの人が接種できるように体制を整えていますから予約してくださいという話しですからね。

 

不具合があったのは事実ですが、別に犯罪が行われたわけでもないのに、わざわざ問題があると大きく報道する意味があるのだろうかと思いますし、

 

そういった報道をすることで、不安になって何度も予約する人が出てきてしまったらどうするのだろうかと思いますよ。これって、ワクチン接種を妨害しているに等しいのではないかと…。

 

また、今回の不具合は、早急にワクチン接種を進めるために、問題があってもそのままでやると判断した結果の不具合でもあると思うので、そういうところは察するべきところではなかったのかな…とも思うのですよね。

 

まあ、マスコミにとっては、政府を叩ければそれでよいということなのかもしれませんが、批判のための批判というか、不快感しか感じないですし、大規模接種を担当する防衛相も怒り心頭といった感じですからね。

 

防衛相は自身のSNSで、

 

「(前略)記者が不正な手段により予約を実施した行為は、(中略)極めて悪質な行為です。」

 

「(前略)この国難ともいうべき状況で懸命に対応にあたる部隊の士気を下げ、現場の混乱を招くことにも繋がります。」

 

といった趣旨の発言をしていますが、まあ、その通りだと思いますよ。

 

また、実施まで短期間であるなどの理由で、偽の予約を完全に防止する対応はしていないといった趣旨の発言もしていましたので、問題になった予約サイトは、妥協の産物だったのだろうと思います。

 

それと、この件については、ワクチン担当相も「面白半分に予約を邪魔」といった趣旨の発言をしたらしいという報道がありましたが、この発言が事実であれば、相当怒っているのではないかな…という気がします。

 

ちなみに、日本の刑法には、「電磁的記録不正作出」という罪があるのですが、国が違えば、今回のマスコミの行為はこれに該当すると言われて逮捕者が出ていたでしょうね。

 

刑法161条の2

1 人の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を不正に作った者は、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

 

ということで、いづれにしても日本は、早くICT後進国から抜け出さないとダメなのだろうと思います。

 

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