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2021/05/16

本当は休業要請なんて必要ないのでは?

日本医師会の中川会長が、まん延防止等重点措置の最中に都内のホテルで行われた与党議員の(100人規模の)政治資金パーティーに出席していたことが問題になっているようですね。

 

自身が後援会長をしている政治家のパーティーだということなので、やむを得ず出席したということなのかもしれませんが、パーティーと言うからには、多少の会話や飲食はあったと思いますし、

 

以前から中川会長は、政治家の会食に対しては「自粛しろ」と苦言を呈し、国民に対しては「気を緩めるな」と説教してきた方ですので、今回の件については、さすがに言い訳はできないでしょう…

 

と思いきや、「慎重に判断すればよかったなと思っていますが、緩みということは、全くございません。飲食は提供されておりません」といった言い訳をしたようですね。

 

情けないなあ…。

 

よく、「率先垂範することでフォロワーの模範になるのがリーダーの役割」などと言いますが、今回のような、フォロワーの悪しき行動規範につながるような率先垂範では、リーダー失格ですよね?

 

また、「フォロワーに当事者意識を持ってもらう」というのもリーダーの役割の一つだと思いますが、リーダーがこれでは、フォロワーが当事者意識を持つこともないだろうと思います。

 

事実、今回の政治資金パーティーには、会長も含めて医師会の常勤役員が14人参加していたということですが、日本医師会は、会長1名、副会長3名、常任理事10名の組織ですからね。

 

全滅です…。

 

まあ、中川会長以外の13人の方がどういう考えで政治資金パーティーに参加したのかまではわかりませんし、もしかしたら、会長の指示に逆らえず…といったことだったのかもしれませんが、

 

いづれにしても、中川会長自身にも日本医師会という組織にも問題があるということだろうと思いますし、最近の風潮からすれば、会長辞任を要求されても仕方がないと思いますけどね。

 

今回の件は、そのくらいひどい話しだと思いますよ。

 

全体の8割と言われている民間の医療機関に対して、行政が入院患者を受け入れろと言える(命令や指示ができる)法律(法的根拠)がないことをいいことに、

 

病床を増やしてほしいという行政からのお願いに対して協力する姿勢を見せてこなかった日本医師会のトップが、100人規模で開かれた政治資金パーティーに参加していたわけですからね。

 

(一応、感染症法が改正されて、入院患者を受け入れるように勧告することまではできることにはなりましたが、従わなくても罰則はありません)

 

 

休業を要請されれば従わざるを得ない百貨店などの商業施設や、行政罰とはいえ、休業要請に従わなければ罰則がある飲食店からしてみたら、納得できるような話しではないと思いますし、

 

そもそもの話し、休業要請の根拠となる緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」を出すべきだと強硬に主張し続けてきたのが日本医師会の中川会長ですからね。

 

まあ、日本医師会というのは、表向きは公益社団法人ということにはなっていますが、開業医らの利益団体という性質があるのも事実で、それゆえに政治力もあるため、

 

自分たちの考えを強硬に主張することができるわけですが、他人に自粛や休業を要求しておきながら、自分たちは自由にやりますというのは、さすがにやり過ぎでしょう。

 

それに、まさに大阪がそういう状態ではないかと思うのですが、今回の緊急事態宣言は、医療緊急事態宣言でもあると思うのですよね。

 

なので、日本医師会の中川会長がするべきことは、政治資金パーティーへの参加ではなくて、ひっ迫した医療体制を早急に改善できるように奔走することではないかと思います。

 

報道によれば中川会長は、日本医師会の会長を辞任する気持ちはないということなので、そうであれば、今すぐにでも医療体制の改善に奔走してほしいですけどね。

 

また、今回の件は、改めて昨年からの騒動の本質を浮かび上がらせたようにも感じます。

 

医療の専門家である日本医師会の中川会長が100人規模で開かれた政治資金パーティーに参加したということは、「しっかり感染症対策をすれば休業要請は不要」ということではないですかね?

 

休業要請をしても、休業しているところが経済的に困窮するだけだと思いますし、そんな状態が長く続けば、経済も低迷してしまうと思うのですよ…というか、すでに数字は悪いですよね?

 

それに、ほぼ無言で過ごすであろう映画館や美術館といった施設に休業要請する意味はないと思いますし、それは百貨店などでも同様ではないかと思いますし、

 

酒類を提供する飲食店への休業要請にしても、店内での飲酒が街中での飲酒に変わるだけのようなので、これもあまり意味がないですよね?

 

また、在宅勤務が定着しないといった話しもありますが、それはすなわち、在宅勤務をしなければいけないほどの危機的な状況と思っている人が少ないということではないですかね?

 

医療体制がひっ迫しているから医療を守らないといけないと言われて、本当は必要のない自粛や休業をさせらて、それによって経済的な負担を強いられてきただけだったのではないですかね?

 

といったことを感じる今日この頃です。

 

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