« 三度目の正直…とはならないだろうなあ | トップページ | 二年連続で自粛のゴールデンウイーク »

2021/04/30

この先もずっと絡まれ続けるような気がする…

少し前の朝日新聞の社説に、韓国の裁判所で起こされた慰安婦訴訟の判決の話しが出ていたので読んでみたのですが、記事の書き出しからして、

 

「日本政府の主張にも沿う韓国の司法判断を契機として、日韓両政府は速やかに本格的な対話に乗り出すべきである」

 

といった感じで、マスメディアとしてブレない姿勢は大切だよなあ…と思う反面、自分たちが混乱の原因を作ったという反省がないあたりは、今に始まった話しではないとはいえ、ちょっとどうかなあ…という気がしました。

 

また、特に「日本政府の主張にも沿う韓国の司法判断」という点については、どうかなあ…というよりも、おかしいよなあ…という気がしますね。

 

今回の判決では、「日本の主権的行為については、国家免除原則に基づき、韓国の裁判所が責任を問うことはできない」という、いわゆる主権免除を理由に慰安婦だったという原告の訴えが棄却されたのですが、

 

この判決は、「日本が公権力で人権を侵害したことについては責任を問えない」と言っているような話しでもありますからね。こんな判決を、「日本政府の主張に沿う司法判断」と言ってはいけないと思うのだけどなあ…。

 

少なくとも、朝日新聞のせいで受けた日本人の不名誉が雪がれるような判決ではなかったわけで、本来であれば、抗議するべき話しではないかと思いますけどね。

 

まあ、下手に関わるよりは、無視しておくほうが正解なのかもしれませんが、相手が相手だけに、先々になってから付け入られるようなことになってもなあ…という気はします。

 

また、今回の判決は一審判決ですので、この先、この判決が覆る可能性がないわけでもないですし、それが反日活動に利用される可能性もないわけではないですからね。

 

抗議はしないにしても、気を緩めることなく、反論すべき点は反論を続けたほうが良いのではないかな…と思います。

 

それと、慰安婦関連では、強制連行の記事を書いた朝日新聞の元記者が起こした裁判の判決が確定していますが、これについても、定期的に取り上げるようにしたほうが良いのではないかな…という気がします。

 

強制連行の記事を書いた朝日新聞の元記者は、自身の記事を「捏造」と言われて名誉を棄損されたとして、ジャーナリストの女性と、女性の主張を掲載した出版社に対する損害賠償訴訟と、

 

同じく自身の記事を「捏造」と言われて名誉を棄損されたとして、研究者の男性と、男性の主張を掲載した出版社に対する損害賠償訴訟の2つの裁判を起こしていたのですが、

 

どちらも最高裁まで争って、ともに朝日新聞の元記者が敗訴しているのですよね。しかも、一審、二審とも請求が棄却されて最高裁で確定しているので、朝日新聞の元記者の完敗と言ってもよいくらいの状況です。

 

 

ただ、この2つの裁判の判決は微妙に違っていて、ジャーナリストの女性らへの訴訟については、「記事を捏造と信じたのには相当な理由がある」という、「真実相当性」を理由に請求が棄却されているのですが、

 

その一方、研究者の男性らへの訴訟については、「意図的に事実と異なる記事を書いたと認められる」という「真実性」を理由に、朝日新聞の元記者の請求が棄却されているのですよね。

 

まあ、砕けた言い方をすれば、前者は、「捏造ではないと思うけど、捏造と言われても仕方がないよね」で、後者は、「捏造だったよね」ということで良いのだろうと思いますが、

 

判決の内容は異なるものの、ともに原告の朝日新聞の元記者が敗訴していることと、判決のうちの1つは、元記者が書いた記事を捏造と断定しているので、

 

朝日新聞の強制連行の記事は捏造だったと断定しても良いのだろうと思います。(それからすれば、今回の韓国の裁判も、主権免除の話しではなくて、訴える根拠のない話しということですけどね)

 

ちなみに、これら2つの裁判は、ともに2015年に提訴され、ジャーナリストの女性らへの訴訟の判決が確定したのが2020年11月で、研究者の男性らへの訴訟の判決が確定したのが2021年3月なのですが、

 

先に確定したジャーナリストの女性らへの訴訟の判決が、真実相当性(捏造ではないと思うけど、捏造と言われても仕方がないよね)を理由にしたものだったので、朝日新聞の元記者を応援していた方々の中には、

 

「元記者の記事は捏造ではないのだから実質は勝訴」みたいな主張をしていた方もいらっしゃったのですよね。(ちょっと苦しい言い訳ですが、間違いとまでは言えないと思います)

 

ただ、真実性(捏造だったよね)を理由とした研究者の男性らへの判決が確定してからは、そういった言い方をする方も少なくはなりましたけどね。

 

でも、確かに判決の内容では、朝日新聞の元記者の敗北だと思いますが、それ以外の点では、むしろ朝日新聞の元記者の勝利だったのではないかな…という気もします。

 

というのも、訴訟を起こしたことで、朝日新聞の元記者の記事は捏造と主張し続けてきたジャーナリストの女性と研究者の男性は、裁判への影響を恐れて、それまでのような主張ができなくなりましたし、

 

また、訴えられた方以外にも、朝日新聞の元記者の記事は捏造と主張していた方々がいらっしゃいましたが、その方々も、自分が訴訟対象になる可能性が出てきたことで、それまでのように主張できなくなり、

 

その結果、朝日新聞の元記者に対するバッシングのようなことは起こりませんでしたからね。そして、時間の経過とともに、これらの話しが話題になることも無くなりましたので、

 

朝日新聞の元記者が、それを狙っていたかどうかはわからないものの、結果的には、自身にとって都合の良い状況にはなったと思うので、その意味では、元記者の実質的な勝利だったような気がするのですよ。

 

« 三度目の正直…とはならないだろうなあ | トップページ | 二年連続で自粛のゴールデンウイーク »

日記」カテゴリの記事