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2020/06/06

民度だけでは説明できない何かがあるのかも

朝日新聞などが記事にしていましたが、4日に行われた参議院の財政金融委員会での麻生財務大臣の発言が話題になっていたらしいですね。

 

当時、麻生大臣は以下のような発言をしたのですが、この発言の中に出てくる「民度のレベルが違う」という言葉が、一部の人たち(いつもの人たち?)から批判されたことで話題になったようです。

 

麻生財務大臣
※ 参議院インターネット審議中継から引用

 

「どうして日本だけこうなったのかって、まあ、それはいろいろ、こりゃまあ厚生省とか医者とかいうのがいろいろ、あとでもう一回研究してもらわなきゃ、検証してもらわなきゃいかんのだと思いますけれども、少なくとも、アメリカは出ると1回1,000ドルでしたかね、罰金が。今言ったフランスの場合は、再犯の場合は45万円の罰金ってなことをやってるんですけれども、日本じゃまあ、そういうこともなく、お願いだけでこれだけきた」

 

「あの、いわゆる、こういうのは死亡率が一番問題なんですけれども、これで調べてみたんですけど、人口比で言って、100万人あたり日本は7人ということになるんですね。死亡者ですよ。で、こういうのは、結果は死亡者ですから。戦争もなにもみな、最終的に死亡者が何人で、その戦争が勝ったか負けたかって言われるような話しになりますんで、フランスの場合でしたら、これは間違いなく228人、アメリカが824人、イギリスで309人、日本は7人」

 

「なんかお前らだけ薬持ってるのかって、よく電話がかかってきたとき、よく言われたもんでしたけれども、私どもとしては、そういった人たちの質問にはみな、おたくとは、うちの国とは国民の民度のレベルが違うんだって、いつも言ってやると、みんな絶句して黙るんですけれども、それですると、あとの質問が来なくなるんで、それが一番簡単な答えだと思って、あの、クオリティが違うって話しをよくしてましたけれども、このところその種の電話も無くなりましたから、何となくこれ、定着しつつあるんだと思いますけれども」

 

(以上は、参議院インターネット審議中継というサイトに保存されていた動画の中から、麻生大臣の発言の一部を文字にしたものです)

 

まあ、麻生さんらしい発言かな…という気がします。

 

ただ、この発言の中の「民度」という言葉が、いつもの皆さんたちから批判されてしまったわけですね。

 

例えば、立憲民主党の蓮舫さんは、

 

立憲民主党 蓮舫氏 つぶやき

「貴方はどれだけ偉いのでしょう、麻生大臣」

「国籍を問わずコロナ感染症で亡くなった方、そのご家族のお気持ちに寄り添わず、『民度』の違いとの認識を国会で披露」

「日本の財務大臣発言として海外に発信されてほしくない」

 

といった批判をしていますし、日本共産党の志位さんも、

 

日本共産党 志位氏 つぶやき

「世界中で差別や分断でなく、連帯が大切といううねりが起こっているときに、平気でこういう発言をするとは」

「そりゃ『みんな絶句して黙る』でしょうね」

 

といった批判をしています。

 

 

まあ、こんな感じで気に入らない言動に飛びつくポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)もどうかとは思いますが…。

 

(さすがにここまでくると、○○の一つ覚えと言われても仕方がないような気がする…)

 

ただ、欧米に比べて日本の感染者数や死者数が少なかったのは事実ですので、その意味で、麻生大臣の発言は、それほど間違ってはいなかったと思うのですけどね。

 

(「アメリカが824人」の部分は違うような気がするけど…)

 

それに、現時点では、「なぜそうなったのか」という科学的な説明もないわけですから、民度や国民性で説明する以外に説明しようがないと思うのですよ。

 

また、クルーズ船のときは「日本の対応は最悪」と言われ、それ以降も、「二週間後はニューヨーク」だとか、「感染者数を誤魔化している」などと、日本は海外から言われたい放題の状態でしたからね。

 

なので、この程度のことは言い返しても良いのではないかな…。

 

もちろん、亡くなった方もいらっしゃるわけですし、商売が成り立たなくなった方や、生活が成り立たなくなった方がいらっしゃるのも事実ですので、そういった方への配慮は必要だろうと思いますよ。

 

でも、だからと言って野党の皆さんのように、麻生大臣の発言を100%否定するのもおかしいと思いますけどね。

 

こういう表現の仕方もある…というくらいの話しではないのかな…と思いますし、多少気になることがあったにしても、聞き流せば良いだけではないかと思います。

 

また、これも朝日新聞などが記事にしていましたが、後日、麻生大臣は、「民度のレベルの違い」と発言したことの真意について次のように語ったようですね。

 

「日本人としてお願いモードだけでこれだけできたってのは、もっと誇りを持っていいんじゃないか」

 

「罰則があるわけじゃない。お願いベースだけで日本の死亡率はものすごく低くなっている。ほかの国は強制力をもってしてもできていない」

 

「みんな我慢したんじゃないの。罰金もないのに、違反でもないのに。もっと誇ってしかるべきところだと思う」

 

まあ、その通りではないかな…と思います。

 

何の罰則もない社会的ジレンマに対して、自発的に協力した日本社会の民度は確かに高いと思いますし、その点については、誇りに思って良いと思いますけどね。

 

ただ、麻生大臣の最初の発言にもあるように、日本はなぜ感染者や死亡者が少なかったのかについての研究や検証は必要だろうと思います。

 

民度だけでは説明できない何かがあったのであれば、それ自体が世紀の大発見ということになるかもしれませんからね。

 

 

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