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2020/06/16

持続化給付金の入札は出来レースだったと思う

朝日新聞などが報道している持続化給付金の民間委託の件ですが、久しぶりの「疑惑は深まった!」案件ということで、野党の皆さんも盛り上がっていたみたいですね。

 

でも、盛り上がっていたわりには中身が無かったような気がする…。

 

例えば、野党の攻撃の矢面に立っていた中小企業庁の長官が、「電通から接待を受けていた」とか、「電通から金銭を受け取っていた」といったような話しも出ていないですからね。

 

これで疑惑と言われてもなあ…と思います。

 

もちろん、先々になってそういった話しが出てくる可能性もゼロではないと思いますが、たぶん、そういう話しは出てこないと思いますね。

 

何となくですが、今回の話しは、将来のための「天下り先を確保する」話しではないかという気がするので…。

 

「現役時代に接待を受けたり金銭を受け取ったりして人生を棒に振る」か、「退官後の人生を保正してもらう」かのどちらかを選ぶとしたら、絶対に後者のほうが得ですからね。

 

また、そういうことを阿吽の呼吸でするのが、官と民の関係だと思いますよ。

 

阿吽の呼吸でするから、証拠も残らないし、因果関係も証明できないし、仮に騒がれたとしても、少しすれば忘れられて終わりますからね。メリットしかないです…

 

ということなので、今回の件は、国会の閉幕とともに立ち消えになるのではないかな…と思っています。

 

それに、今回のような話しは、今に始まった話しではないですよね?

 

サービスデザイン推進協議会のような団体が作られて、そこが役所の仕事を受託することも、官僚の皆さんが、退官後にその団体の関連企業に天下りすることも、昔からずっと続いてきたことです。

 

だから国家公務員の天下りを規制しようといった話しになったわけで…。

 

また、このあたりの事情については、野党の皆さんも承知していると思いますけどね。今回も、政権を攻撃できるチャンスだから追及しているだけのような気がします。

 

野党皆さんは、「談合があったのではないか?」とか、「出来レースだったのではないか?」などと言って追及していますが、実際、その通りだと思いますよ。

 

今回のように、多額の税金が使われるような案件の場合、役所としても、変な組織に委託したら問題になってしまいますからね。

 

形式上は入札でも、事前に問題のなさそうな組織に対して情報提供はしていると思いますし、もしかしたら、「入札してください」くらいの話しをしているかもしれません。

 

 

また、受託した組織が問題視されないように、組織の定款はこんな感じにしてくださいとか、入札のときの書類はこんな感じで書いてくださいといった指導もしているのではないかな…。

 

今回の入札も、入札の公示が4月8日で、サービスデザイン推進協議会が入札の提案書を提出したのが13日。落札者がサービスデザイン推進協議会と決定されがのが14日という話しですからね。

 

そして、200ページ近くもあると言われている提案書を、わずか1日で確認し、サービスデザイン推進協議会で問題なしと判断した…という話しなので、出来レースと考えるのが自然だと思います。

 

まあ、これらはネットに出ていた話しなので、その話しが事実であったなら…という前提のある話しですけどね。

 

また、同じくネットに出ていた話しですが、サービスデザイン推進協議会が作成した持続化給付金に関するサイトのドメイン名(jizokuka-kyufu.jp)の登録日も、4月8日ということですので…。

 

落札できたときのために事前に準備をしていました…という話しなのか、落札できることがわかっていたので公示日から準備を始めていました…という話しなのかはわかりませんがけどね。

 

ちなみに、そもそもサービスデザイン推進協議会というのは、どのような組織なのだろうと思って調べてみたのですが、まあ、そのまんま…といった感じの組織でした。

 

広告代理店の電通、人材派遣会社のパソナ、ITアウトソーシング会社のトランス・コスモスによって設立された一般社団法人ということですが、これまでも、経済産業省や中小企業庁の案件を受託しているようです。

 

また、今回の持続化給付金の案件は、サービスデザイン推進協議会が769億円で受託し、すぐに749億円で電通に再委託しているのですよね。

 

なので、野党の皆さんが、「なぜ電通が前面に出てこないの?」とか、「サービスデザイン推進協議会が20億円を中抜きして電通に丸投げしたの?」と言うのも、わからなくはないです。

 

ただ、サービスデザイン推進協議会も脇が甘いというか、法律で定められている決算公告の開示を、設立以来一度も行っていなかったみたいなのですよ。

 

今回、野党からそれを指摘されて初めて開示するようですが、こんな状態では、野党から突っ込まれても仕方がないと思います。

 

でも、今回の話しはどこから出てきた話しなのですかね?

 

ネットの噂話しによれば、経済産業省(あるいは中小企業庁)の内部の人か、内部の事情に詳しい人からではないか…ということですが…。

 

また、仮にその通りの話しだったとすると、狙いは矢面に立っている中小企業庁の長官ということなのでしょうか?

 

まあ、真相はわかりませんが、いろいろとあるのかな…と思います。

 

そして、そういった話しを野党が掴んで、マスコミを使って疑惑に仕立て上げていく…といったあたりは、いつもの話しだったみたいですね。

 

今回も野党の皆さんは、マスコミを引き連れてサービスデザイン推進協議会にアポなしで出かけ、カメラの前で「おかしいじゃないか!」とやったみたいですし…。

 

でも、そういう騒ぎがあったからだと思いますが、「お金の使い方が適切かどうか、外部の専門家を入れて検査する」という話しになったのは良かったと思います。

 

まあ、今回は野党も少しは役に立った…ということかな?

 

 

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