2024/04/10

発言の内容というよりはタイミングの問題?

少し前に静岡県知事の職業差別発言?が話題になっていましたが、確かに、職業差別と言われれば、そうなのかなあという気はしますね。

 

ただ、こういう言い方をする人はそこそこいますので、その中の一人が、たまたま静岡県知事だった…という程度の話しのような気もします。

 

まあ、「リニア新幹線の2027年の開業を断念」という報道があった直後の発言だったので、注目されてしまったのではないかなあ…

 

 

ということで、改めて静岡県知事の発言(静岡県庁の新規採用者への訓示)を読んでみましたが、訓示らしい訓示というか、決して悪い話しではないですね。

 

「新規採用者の皆さんを歓迎します。試験は大変だったのではないですか?」といった話しで始まり、能登半島地震に触れて、「職員として一番最初に心得ておくべきことは危機管理です」と、危機管理の大切さについて話す。

 

そして、その流れから、公僕(公務員)としての心得ということですかね?

 

「職員のみなさま方は立派だという風に尊敬されていくことがとても大切」ということで、「上にへつらわない、下に威張らない。言葉遣いはとても大切。人の艱難(かんなん:困難にあって苦しみなやむこと)はこれを見捨てない」といった話しをする。

 

また、「静岡県庁に来られる人たちの中には、何か助けを求めて来る人、返事を求めて来る人がいますから、どうしたらこの人に力になれるか、それを一緒に考えるということが大事です」といったことも話す…

 

と、話しの流れは一般的だと思いますが、聞いているほうとしてはわかりやすいですし、記憶にも残りやすいと思いますし、知事なのだから当然と言えばそうかもしれませんが、話し慣れているなあという印象は受けますね。

 

また、静岡県ということで、「富士山の、あの品格のある姿、その姿を自分の心の姿にしていただければと思います。富士山に向かって恥ずかしいことをしないということです」と、富士山にもしっかりと触れています…

 

と、ここまではまったく問題がないというか、むしろ、評価されても良い話しではないかと思いますが、このあとに、問題視されたというか批判された以下の発言が出るのですよね。

 

「県庁というのは別の言葉でいうとシンクタンクです。毎日、毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいはモノを作ったりとかということと違って、基本的に皆様方は頭脳・知性の高い方たちです。ですから、それを磨く必要があります」

 

まあ、悪気があって言ったわけではないと思いますし、本音というほどのことでもなく、日頃から何となく思っていたことが口に出たのかなあという気がしますね。

 

また、そのためか、「困っている人は助けるということをやってください。身に私を構えず、上にへつらわず、正直であること、そしてですね、信念を貫く、そして情理を知る、人に情けをかける、見返りを求めないということです」と、すぐに訓示らしい話しに戻っているのですよね。

 

もちろん、この発言は、「第一次産業、第二次産業は単純作業」とでも言いたかったの?といった印象を与えかねませんし、そこで働く人たちを「蔑むようなことをしてはいけない」といった話しになっても仕方がないとは思いますけどね。

 

ただ、やはりタイミングではないかなあ。

 

「リニア新幹線の2027年開業を断念」という報道の直後でなければ、取り上げられることもなかったような気がしますし、個人的には、発言の内容よりも、「注目されているときだから、いつも以上に注意して発言しよう」とは思わなかったのか…ということのほうが気になりました。

 

また、この発言よりも、「開業延期で目的は達成した」という発言のほうが問題ではないかと思いますね。大井川の水が…というのは口実で、邪魔をするのが真の目的でした…と自白したかのような話しですので…

 

まあ、本当のところは、大井川の水の問題で難癖をつけて、東海道新幹線の静岡空港駅の新設を…という取引をするつもりだったが、相手が乗ってこなかったので、引っ込みがつかなくなった…といった感じだったような気もしますが…

 

ということで、静岡県知事は辞任を表明し、その途端にJR東海の株価がやや持ち直すという結果になりましたが、今回の騒ぎで一番良かったのは、「リニア新幹線を通すならショバ代を払え」みたいな話しが無くなったことではないかな…という気がしました。

 

 

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