目前に迫る超高齢社会
同僚たちとの雑談で、2025年問題の話しになったのですが、こういった話しは、世代間の対立みたいな感じの話しになりやすいような気がしますね。
まあ、ニュースサイトの記事などを見ていると、「団塊世代の2025年問題」みたいな表現も出てくるので、自然とそういった感覚になってしまうということなのかもしれませんが、
こういった表現は、記事を読ませるための工夫というか煽りというか、そんな感じではないか思いますので、言葉通りに受け取らないほうがよいのかなあという気がします…
といった2025年問題ですが、話しとしては、2025年になると、団塊の世代と言われている約600万人の人たちが、すべて75歳以上の後期高齢者になり、
その時点で、約5人に1人が後期高齢者(75歳以上)、約3人に1人が高齢者(65歳以上)となり、そうなると、現役世代2人で高齢者1人を支える計算になり、
社会保障費の増大も起こって、その負担が現役世代にのしかかるから大変だよ、乗り越えられるの?といった感じでしょうか。まあ、確かに大変そうな話しではありますけどね。
ただ、2025年問題は、後期高齢者になった団塊の世代の人たちが、それまでの世代の人たちと同様の健康状態になるという前提条件があっての話しだと思いますし、
そうであれば、前提条件が変われば結果も変わるというか、2025年問題と言われていたようなことにはならなかった…となる可能性もあると思うのですよ。
2025年問題は、医療の問題でもあり、福祉の問題でもあり、雇用の問題でもあるわけですが、健康に暮らしている人の割合が高ければ、医療の問題は起こりづらくなるわけですし、
介護が必要という人の割合が少なければ、福祉の問題も起こりづらくなり、高齢でも働ける人は働くということになれば、雇用の問題も起こりづらくなるわけですからね…
とは言うものの、物価も上がって社会保険料も上がって、来年からは段階的に防衛増税もありますので、すでに現役世代の負担は大きいのですけどね。手取りが減る一方ですよ…
ここにきて政府も、貯蓄から投資へとか、資産づくりだとか言っていますが、そういうことをしないと、この先、お金で苦労することになってしまうのかもしれません。
まあ、自分は年齢が年齢だけに、今から投資を…とは思いませんが、若い世代の皆さんは、資産運用にも関心を持っていたほうが良いのかなあという気はします。
今であれば、NISAとかiDeCoですかね。NISAについては、政府広報オンラインというサイトにも解説が出ていますが、こういう情報は見ておいたほうが良いと思います。
あと、資産運用で思い出しましたが、自分が若い頃というか、平成になるちょっと前あたりからだったと思いますが、財テクという言葉が流行ったことがありましたよね。
まあ、一言で言えば、証券や不動産に投資して資産を増やしましょうといった感じの話しでしたが、言葉が流行っただけで、実際にやっていた人は少なかったような気がします。
たぶん、証券や不動産よりも、預貯金であるとか一時払い養老保険のような生命保険のほうが堅実だと考えていた人のほうが多かったのではないかなあ…
それに、その当時は、預貯金や生命保険の利回りで、物価の上昇分くらいは何とかなるくらいの利益は得られたと思うので、それで済んでいたというのもあったと思いますし…
ただ、これからはそういうわけにはいかないでしょうね。2024年からNISA制度が新しくなるらしいので、資産運用を考えている方は、そこから初めてみるのが良いのかもしれません。
ちなみに、政府広報のNISAの解説によると、投資は中長期的に行ったほうが良いらしいですね。そうすることで、投資資金を運用して得られた利益が、
さらに運用されて増えていくという複利の効果が出て、投資期間が長くなれば、価格変動のリスクも小さくなって、安定した収益が期待できるということです。
まあ、複利効果についてはその通りですね。また、価格変動のリスクですが、15年くらい運用し続けると、価格変動による損失の確率が少なくなるという話しもあるみたいなので、
安定した収益が期待できるという話しも、その通りなのかもしれません…が、これまではそうだったということかもしれませんので、本当のところは15年しないとわからないですね。