身辺整理・捨てる(1)

■身辺整理について

 

職場が変わったり引越しをしたり、年齢的にも人生の折り返し点と言えるような歳になったりと、身の回りの環境が変わったこともあり、この際だから持ち物や人間関係を整理してみようと思いました。

 

身辺整理は、単なる整理整頓や不用品の処分とは違い、過去は過去といったある種の割り切りや、整理の対象が人間関係にまで及ぶため、そうしたことを急に始めると、周囲の人が驚いてしまうようなこともあるようです。

 

ただ、人生には多かれ少なかれ節目というものがあって、いくら今のままでいようとしても、それが叶わないこともあります。また、何もかもを手に入れるといったことも大抵はできません。それならば、思い切って過去からの継続性を断ち、得ることより捨てる(手放す)ことを優先してみても良いのではないかと思います。

 

 

■まずは持ち物の処分から

 

一番身近なものとして衣類から捨てることにしました。仕事着としての背広を除けば、最低限の衣類があれば日常生活で困ることはありません。下着が一週間分くらい。季節ごとの多少の衣類があれば十分だと思います。

 

背広は夏冬で各三着。冬場のコート。普段着も同程度を残して捨てることにしました。それ以外は冠婚葬祭用の黒が一着。背広を着る仕事でなくなれば、ちょっとしたトランクが一つあれば持ち運べてしまうくらいの量になるだろうと思います。

 

次は文房具です。粗品として受け取ることも多いためか、知らず知らずのうちに増えていました。ボールペンなどの筆記具だけでも百本近くです。一番古いものは学生時代にもらった万年筆セットでした。自分が学生だった当時は進学祝いとして一般的だったのか、同じようなものが数セット出てきました。贈り主には申し訳ないのですが、どれも一回も使っていません。

 

学生時代にマークシート試験のために買った鉛筆も残っていました。当時、学校の先生から十本程度あったほうが良いと言われて、言われたとおりに買ってみたものの、使ったのは一~ニ本だけでした。

 

これらも普段使うものを残して捨てることにしました。残ったのは数本の筆記具とハサミやカッターなどですが、これだけあれば十分です。

 

 

続いてDVDやCD。それぞれ三十~四十枚ありました。DVDは、映画を見に行って良かったと思ったものを買っていましたが、買ってはみたものの見た記憶がありません。CDも以前はよく聞いていましたが最近はあまり聞かなくなりました。そのため、いづれも思い切って捨てることにしました。

 

最近は、宅配便でこれらのものを送りつけると査定して買い取ってくれる業者があります。便利になったものです。読み終えた本とともにそこへ送って買い取ってもらうことにしました。

 

今はレンタルDVDや動画配信、音楽のネット配信やダウンロードサービス、電子書籍など、いろいろとサービスがありますので、必要であればそういうサービスを利用しても良いと思います。

 

その他、食器類、調理器具、電化製品なども捨てることにしました。食器類、調理器具はもともと大したものを持っていなかったので手間なく捨てることができました。電化製品は、リサイクルが必要なものがあって面倒でしたが、リサイクルが必要なものはメーカーのWebサイトで申込して(回収料金を支払って)、返送用の伝票を送ってもらい発送しました。それ以外は粗大ゴミとして処分しました。

 

持ち物を処分した後は少し殺風景な部屋になりましたが、掃除も楽ですし片づけをしなくても散らからないので気分が良いです。仮に急に死ぬようなことになっても、少なくとも遺品の整理については周囲の人に迷惑をかけなくて済みそうです。

 

 

■銀行口座やクレジットカードなどの解約

 

お付き合いで作ってそのままになっていた銀行口座とクレジットカードも解約することにしました。

 

親戚や友人から頼まれて…という話しはそこそこ聞きますが、自分の場合そういうことはありませんでした。金融機関に入るような優秀な(勉強のできる)人が近くにいなかっただけかもしれません。もっぱら会社のお付き合いで仕方なく作るというパターンです。すでにお付き合いが無くなっているものについて解約することにしました。

 

これにより銀行口座は三つに。クレジットカードはVISAとMASTERで各一枚になりました。銀行口座はさらに無通帳にすることにしました。会社の近くで便利だと思って口座を作った銀行も、金融危機以降の支店の統廃合により、歩いて行くには不便な銀行になってしまいました。滅多にないとはいえ預金通帳の繰越とかが面倒でしたが、これでその面倒さは無くなりました。

 

預金通帳が無いのは微妙かな…と思わなかったわけではありませんが、機械中心の時代になったという納得をすることにしました。トラブルはまず無いと思いますが、入出金の記録と口座残高くらいは定期的に確認したほうが良いのかもしれませんね。

 

その他、会員証やポイントカードも捨てることにしました。長い時間かけていろいろなものがたまっていきます。有効期限を過ぎたものは無条件で捨てましたが、これだけで半分くらいになりました。あとは引越しで距離的に離れてしまったお店のものを捨てました。

 

これ以外に病院の診察券もいくつか捨てました。いずれも引越しで距離的に離れてしまったところで、まず再診を受けることは無いだろうと思えるものです。例外的に歯医者の診察券は残しました。身元が分からないような死に方をしたときには、歯型が役に立つことがあるそうですから。できれば畳の上で死にたいところですが、今の世の中、何があるか分からないですからね。

 

 

身辺整理・捨てる(2)