コミュニケーションの3つの機能

マネジメントの父とも呼ばれているピーター・ドラッカーは、コミュニケーションを「思想、意見、情報を伝達しあい、心を通じ合わせるプロセス」と定義しています。コミュニケーションは単なる伝達ではなく、共通認識を作ることが目的であると考えていたようです。

そうしたコミュニケーションの目的を達成するためには、日頃からコミュニケーションの3つの機能を意識しておくと良いと思います。

 

1. 閃きを生むという機能

仕事をしていると、「うまくいかないな~」といった漠然とした問題意識を持つことがあると思いますが、そのような時には、同じような問題意識を持っている人たちと会話をして、状況の確認やノウハウの共有といったことを行いつつ、相互の理解を深めるようにします。

「これはどうすればいいの?」「それならこうしてみたら?」といった言葉のキャッチボールをしているうちに、いくつものアイデアが閃きます。こうした方法でアイデアを量産し、それらに様々な評価を加えることで、使えるアイデアを絞り込んでいきます。

 

2. 情報を伝えるという機能

「相手が理解できる表現」と「相手に伝わる手段」によって必要な情報を伝えます。その際、情報の信頼性を高めるために、情報(事実)と意見(感情)とが混在しないように伝えます。また、相手が情報を正しく理解できたかどうかを必ず確認します。

また、情報伝達はあくまでも伝える側の責任であり、受け手の側に理解する責任があるというものではありません。相手の理解を得るには、相手が受け止めやすい環境作りや、相手が共感できるような伝え方も必要です。

 

3. 方向性を合わせるという機能

会話の中からアイデアを生み出し、必要な情報を伝えることができたら、目標や方針を共有したり、各自の役割を確認することで、互いの(考え方の)方向性を合わせます。考え方が違う人同士がそれを合わせるという意味では、折り合いをつけるという表現のほうが適切かもしれません。

これは、具体的な行動を生むための前提条件を整える作業で、いわゆる意思決定です。コミュニケーションにおける最大の難所ですから、フェイス・ツー・フェイスで時間をかけて行うほうが良いと思います。

 

 

 

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