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2019/05/30

川崎通り魔事件の容疑者はどのような心理状態だったのだろう?

28日に川崎市多摩区の登戸で起きた通り魔事件ですが、事件後すぐに容疑者が亡くなってしまったため、事件の背景や犯行の動機といったものがわからないままになってしまいそうですね。

 

通常であれば、警察が容疑者の身柄を確保して取り調べをし、その後は検察に身柄が送致されて起訴され、裁判で有罪判決(恐らく死刑)を受けることになったと思いますが、今回は書類の送致(いわゆる書類送検)で終わりそうです。

 

まあ、容疑者が亡くなったからといって捜査が行われないということはないでしょうし、そこから関係者の証言なども得られるでしょうが、肝心の容疑者本人の話しが聞けないのでは…。

 

さて、そんな川崎通り魔事件ですが、マスメディアによって容疑者の生い立ちや人物像などが報道されるようになりましたね

 

それによると、容疑者は今まで、

 

・犯行当時は川崎市麻生区で高齢の伯父夫婦と3人暮らし。

 

・小学校入学前後で伯父夫婦に引き取られた。

 

・小中学校ではおとなしく目立たなかったが激高することもあった。

 

・10代後半でいったんは家を出たが近年戻ってきた。

 

・近所づきあいはなく挨拶を交わすようなこともなかった。

 

・幼少期には他人の家に勝手に入って金魚鉢をのぞくようなこともあった。

 

・近隣住民と庭木や飼い犬の鳴き声をめぐって口論になることもあった。

 

といった感じで過ごしてきたようです。(すべてが事実かどうかはわかりませんが)

 

まあ、小さい頃に伯父夫婦に引き取られたということは、多少事情のある家庭で育ったということなのかもしれませんね。そして、性格的には些細なことで激高するようなタイプだったようにも思えます。

 

例えば、AERAdot.というサイトには、容疑者と小中学校で同級生だったという男性の話しが出ているのですが、それによると小中学校時代の容疑者には、

 

「一見おとなしいが、何か気に入らないことがあると、暴れる、まわりのもの、ごみ箱とか椅子、机を蹴って先生を困らせていた」

 

「気に入らないことというのもささいなことで、『靴をそろえて』と言われて大暴れしたり、豹変(ひょうへん)したりしていた」

 

といった一面もあったようですので…。

 

また、読売新聞には、一年後ほど前に容疑者から早朝にインターホンを何度も押され、「庭の木が道にはみ出していて目に当たった」と30分間も怒鳴られたという女性の話しが出ていますし…。

 

ちなみにこの女性は、事件当日の朝7時頃に自宅前で容疑者と顔を合わせたそうなのですが、その際、容疑者から「おはようございます」と初めて声をかけられたそうで、何かおかしいと感じたということでした。

 

まあ、こうした嫌な予感というものは当たるものなのかもしれませんね。

 

 

■ 事件当時の容疑者の行動

 

いくつかの報道を見る限りでは、容疑者の風体は丸刈り。犯行当日は、黒色の半袖シャツと黒色のジーンズ姿で、刃物4本が入ったリュックサックを背負って犯行現場に向かったようですね。

 

また、容疑者の自宅は、小田急小田原線の読売ランド前駅から徒歩15分程度のところにあるらしく、犯行当日は7時頃に自宅を出る姿が目撃されているということなので、読売ランド前駅で

 

07:11 07:18 07:24

 

のどれかの電車に乗車し、登戸駅には、

 

07:18 07:26 07:31

 

あたりに到着したのではないでしょうか。(登戸駅から犯行現場までは徒歩5分くらいという話しですので、早めに着いたとすると、どこかで時間調整したかもしれません)

 

■ 事件当時の容疑者の心理状態

 

容疑者が亡くなってしまったため、事件当時の容疑者の心理状態については想像するしかありませんが、2010年に起きた取手駅通り魔事件が多少参考になるかもしれません。

 

この取手駅通り魔事件というのは、2010年12月17日の朝7時40分頃、取手駅前に停車中の乗合バスに男が乗り込み、バスの乗客に包丁で切りかかって14人が怪我をした事件なのですが、この時の犯人は、

 

「誰でもいいから殺したかった」

 

「自分の人生を終わりにしたかった」

 

といった心理状態だったと言われているのですよね。一言で言うと、「死にたいから殺す」といった感じかな…。

 

あるいは、自分だけが死ぬのではなく、何か大きなことをして世の中にアピールするために、朝のバス停といった比較的賑やかな場所で道連れを作ろうとする…といった感じなのかもしれません。

 

■ 通り魔事件の共通点?

 

人が多くいる場所のほうが道連れを作りやすいのか、人混みなどの賑やかさが悪意や憎悪といった感情を増幅させるのか、理由はわかりませんが、通り魔事件というのは、そういった場所で起こることが多いように感じます。

 

また、通り魔事件を起こす人は、子ども時代に何らかの不幸を経験し、それによって心が傷ついてしまったものの、その傷が癒されることなく大人になってしまった人なのかな…といった印象がありますね。

 

いづれも個人的な印象ですが…。

 

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