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2019/04/18

転勤は人権侵害?転勤離職を選択する人が増加中らしい…

以前から「介護離職」という言葉がたびたび話題になっていましたが、最近はそれに加えて、「転勤離職」という言葉が話題になっているみたいですね。

 

転勤離職とは、子育てや介護などが理由で(引っ越しを伴う)転勤命令を受け入れられず、やむなく退職することを言うそうですが、最近は、こうした転勤離職が増えているそうです。

 

また、厚生労働省も転勤離職には関心を持っているようで、企業が転勤制度を見直す場合の考え方やポイントなどを示したガイドラインを作成し、その活用を呼びかけているようです。

 

ちなみに、この厚生労働省のガイドラインによれば、

 

・転勤の目的や効果を改めて検証する

・人材育成などについて転勤以外の方法はないか検討する

・定期的な面談などで社員の意向や家庭の事情を把握する

・転勤の回数や赴任期間を明確化する

 

といったことが有効ということです。

 

まあ、これらを一言で言えば、「企業は転勤の対象者を必要最小限にして、転勤させるにしても、事前に社員の同意(理解・納得)を得るようにしましょう」ということだと思います…

 

が、逆に言えば、今まではそうではなかったということなのでしょうね。

 

実際、ネット上では、

 

「要介護の親がいるのに転勤の辞令が出たので、それを拒否して、20年以上も務めた会社を退職した」

「10年も単身赴任して、ようやく家族と暮らせるようになったと思ったら、わずか数年で、また単身赴任することになった」

「夫の転勤で仕事も保育園も失った」

「転勤は、従業員の家族に多大な影響を与える。家族は血の涙を流しながら転居している」

「会社の都合で住む場所を勝手に決められるなんて人権侵害でしかない」

 

といった感じの話しが出ていますし…。

 

転勤の当事者にしてみれば、理不尽な転勤というか、無慈悲な転勤というか、そんな感じになっている事例もあるのだろうと思います。

 

また、そこまでではないにしても、納得感がない転勤とか、不満の残る転勤というのもあるのでしょうね。そして、そういった中から、転勤離職に至るケースが出てくるのだと思います。

 

 

まあ、転勤については、サラリーマンによくある「宮仕えの辛さ」の一つだとは思いますが、そういった言葉で終わらせてはいけないのでしょうね。

 

自分の場合、転勤制度のある会社に勤めた経験がないということもあって、転勤はあったほうが良いのではないかな…と思うこともあるのですが、こういう話しを聞くと、逆に転勤のない会社で良かったかな…と思います。

 

ちなみに、転勤があったほうが良いと思うときは、職場の人間関係がギクシャクしているときですね。こういう時には、当事者のどちらか一方が異動(転勤)すれば解決するのになあ…と思ってしまいます。

 

また、ギクシャクしている当事者にしてみても、何年か先の異動(転勤)が見えていれば、「あと少しの辛抱」ということで我慢もできるのではないかと思うのですよね。

 

でも、これが転勤のない会社ですと、ギクシャクした人のどちらかか、あるいは両方が退職してしまうことも出てきます。(今の勤め先がそんな感じです)

 

転勤は転勤で大変なことですが、これはこれで不幸なことではないかな…と思いますよ。

 

さて、そんな転勤制度ですが、今は「働き方改革」といったことも言われているわけですから、できれば厚生労働省のガイドラインにあるような方向に変わっていってほしいと思いますよね。

 

ただ、その一方、今の日本の働き方を根本的に改革することは難しいのではないかな…という気もしています。単に制度を変えるだけでは、ダメだと思うのですよ。

 

もちろん、制度改革は必要だと思うのですが、それと同時に、意識改革みたいなことも必要でしょうし、さらには、社会的な合意の形成や確立といったことも必要ではないかと思います。

 

残業の話し(長時間労働の話し)もそうですし、最近であれば有給休暇の取得義務化の話しなどがその典型だと思うのですが、そうでもしない限り、ワーク・ライフ・バランスの改善などは困難だと思いますね。

 

例えば、「長時間働くことが必ずしも成果につながるわけではない」と言いつつ、成果が同じだと、なぜか残業をしなかった人より残業をした人のほうが評価されてしまうということがありますが、このあたりも変えていかないと…。

 

また、そうやって職場で起こることを一つ一つ見ていくと、変えたほうが良いところは結構あるような気がします。来月には元号も変わりますので、それを機会に、いろいろとやってみるのも良いかもしれませんね。

 

令和元年が、本当の意味での働き方改革元年になるといいなあ…・。

 

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