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2019/03/10

米朝首脳会談決裂の原因は分江地区の地下高濃縮ウラン施設

産経新聞が記事にしていましたが、北が東倉里(トンチャンニ)にあるミサイル関連施設の復旧を進めているという情報があるそうですね。(すでに工事は完了している?)


しかも、ハノイで開催された二回目の米朝首脳会談と並行して工事を進めていた可能性もあるのだとか…。


また、この件についてトランプ大統領は、「もし事実なら非常に失望するだろう」とホワイトハウスで記者団に語ったそうですが、それと同時に、「そうならないとは思うが、様子を見てみよう」とも述べたようです。


でも、ミサイル関連施設の復旧を進めているという情報が正しいとすると、今回の米朝首脳会談は決裂して良かったのかもしれませんね。


仮に、経済制裁の解除で合意した後にこの情報の通りだったことがわかったとしたら、何のために経済制裁をしてきたのか…といった話しになってしまったと思います…


ということで、これから先も米朝の睨み合いは続くのでしょう…。


さて、そんな米朝関係ですが、ハノイでの米朝首脳会談が決裂したあとの報道で、気になっていたことがありました。


それは、朝日新聞が記事にしていた、(米朝首脳会談の中でアメリカが)「寧辺(ヨンビョン)の廃棄のほか一つを追加しなければならないと主張した」という話しです。当時の報道では、「ほか一つ」が何かが出ていなかったのですよ。


「寧辺」(ヨンビョン)のほうは、以前から北の核施設があるところですし、核燃料を製造する工場から、原子炉、使用済み核燃料の再処理工場まで、核燃料サイクルに必要とされる主要な施設がすべて揃っていると言われているところですからね。


北の核開発のシンボル的な存在と言っても良いくらいの場所ですし、今までも北の核問題を語る際には必ず出てきた地名ですので、これが話題になるのはわかるのですが、逆に言えば、「寧辺」以外で思い浮かぶ地名がないです。


まあ、しいて言えば「降仙」(カンソン)がそうかな…という気はしますけど…。


この「降仙」は、シンガポールで一回目の米朝首脳会談が開催された頃に話題になっていた地名で、当時は、寧辺の他に降仙にも核施設があると言われていましたからね。


ただ、「ほか一つ」が降仙であれば、ストレートに降仙と言うと思うのですよ。以前から出ていた地名ですからね。でも、そうは言わなかったということは、「ほか一つ」は「降仙」ではないということでしょう。



また、北の外相は、この「ほか一つ」の話しが出たことで、「米国が我々の提案を受け入れる準備がなされていないことは明白になった」とも発言しているようなので、よほど重要なところであるのは間違いなさそうですけどね…


といったことを考えていたところ、朝鮮日報に「新たな核施設は文江」(ブンガン)という記事が出ているのを見つけました。


その記事によると、トランプ大統領が米朝首脳会談で非核化対象に指定した「ほか一つ」は「分江(プンガン)の地下高濃縮ウラン(HEU)施設」だった…といったことが、会談に精通する複数の消息筋から明らかになったそうです。


また、記事には、「会談の中でアメリカ側が分江の地名を出した際、北側は驚いたようだった」とも書かれているので、会談の前に行われたであろう事務的な事前折衝でも、「分江」の話しは出ていなかったのだろうと思います。


正確に言えば、アメリカが「わかっていながら、あえて触れなかった」ということですね。よく、「外交は騙し合い」などと言いますが、今回の米朝首脳会談も、その言葉の通りだったのでしょう。


でも、地上にある施設であれば衛星写真などで把握することができると思うのですが、よく地下にある施設を把握することができましたよね?


地上には何もないところに電線が引かれているとか、地下の施設から熱が出ているとか、そういったことを衛星を使って把握しているのですかね?


いづれにしても、「分江」という地名が出たところから米朝首脳会談の流れが変わったのは間違いなさそうですので、今回、交渉が決裂した原因は、「分江」の地下にある「高濃縮ウラン(HEU)施設」だったということなのでしょう。


また、今回のこの話しは、北が思っている以上にアメリカが情報を持っているということでもあると思います。北としては、今後の交渉がやりづらくなるでしょうね。


まあ、身から出た錆というか、自分で蒔いた種ですから、そうなっても仕方がないですよね。また、北のことですから、今回の件に逆ギレして以前のような強硬路線に戻るかもしれません。


■ 追記


読売新聞の報道によると、8日、北の機関紙「労働新聞」が、


・予想外の結果(合意文書なし)に終わったのはアメリカのせい
・その状況について日本だけが拍手して憎らしく振る舞っている
・招かれざる客の日本が米朝間に割り込んで邪魔をしている


などと、今回の米朝首脳会談について初めて言及したそうです。でも、こうした論調は南とそっくりですよね。また、反日という点でも南とそっくりだと思います。


まあ、トランプ大統領が会談の中で「拉致問題」に触れたらしいので、それが気に入らなかったのかもしれませんが、だからと言って矛先を日本に向けるのは筋違いですよ。


また、トランプ大統領が拉致問題という非人道的行為に触れたのは、米朝開戦に向けた準備かもしれませんね。非道というのは開戦の口実にしやすいですから。



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