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2019/03/04

「新聞記者は国民の代表です」という「勘違い」または「驕り」

ニュースサイトの記事を見て知ったのですが、政府の定例記者会見の席上、菅官房長官が東京新聞の女性記者の質問に対して、「あなたに答える必要はない」と回答したことが話題になっていたそうですね。

 

また、この件について一部のメディアは、「『国民の知る権利』が侵害されている」とか、「『報道の自由』の問題だ」。あるいは、「記者は国民の代表だ」などと主張しているようですが、それほど大した話しではないような…

 

というのも、あくまでも個人の感想ですが、この東京新聞の女性記者というのは、記者としての能力が疑われるようなレベルの記者だと思うからです。

 

この記者は、以前からネット上では話題になっていた人なので、自分も官邸の定例記者会見の映像を見て、この記者がどのような質問をしているのかを何度か確認したことがあるのですが、まあ「ひどい」の一言です。

 

具体的には、

 

・憶測や主観による質問

・仮定の質問

・質問とみせかけた自己主張(先に自分の意見を言ってから質問する)

 

といった感じの質問や主張が多いと感じました。しかも、記者会見が彼女に乗っ取られたかと思うくらい、一人でずっと話し続けるのですよ。

 

別に、一人の新聞記者として「政府を追及する」のは良いと思いますよ。でも、質問の論拠に客観性がないとか、単なる自己主張でしかない話しを質問(に見せかけて)するのは、ジャーナリズムとは言えないと思います。

 

また、問題なのは「仮定の質問」ですよね。恐らく、そういった質問に対して菅官房長官が回答することはないと思いますが(自分が見た限りでは無かった)、仮に回答してしまっていたとしたら、国民にとってはデメリットでしかないです。

 

政府(行政)が仮定の質問に回答するということは、社会が混乱する原因にもなりかねませんし、その内容によっては、特定の人たちが利益を得たり、逆に損失を受けたりしてしまうと思うのですよね…

 

ということで話しを戻しますが、恐らくは、この女性記者が「答える必要のない質問」か「答えるべきではない質問」。あるいは「単なる自己主張」をしたので、「あなたに答える必要はない」と菅官房長官が回答したのだと思います。

 

また、今回の話しは、「国民の知る権利」とはまったく関係のないことだと思いますし、こんなことについて「報道の自由」などと言っても、その言葉の価値が下がるだけではないかと思いますね。

 

そういった言葉は、もっと大事な問題に対して使ってほしいと思いますよ。そうでないと、肝心なときに誰も相手をしてくれなくなると思います。(というか、すでにそうなっているような気がしますけど)

 

 

それに、そもそもの話しですが、この女性記者は、東京新聞の社会部の所属らしいのですよね。官房長官会見といえば、ふつうは政治部の記者が担当するものなのに、なぜ社会部の彼女が出席しているの?と思います。

 

まあ、そのあたりの事情はよくわかりませんが、今回話題になったことで一番迷惑を受けたのは、東京新聞の政治部の記者ではないかと思いますね。「こんな人が東京新聞を代表して質問しているの?」と言われても仕方がないと思います…

 

と、そんな今回の話題ですが、この話題に関連した話しで気になったことが二つあります。

 

一つは、官房長官会見という制度ですね。官房長官といえば、政権トップの一人ですが、そういう人が毎日二回も定例記者会見を行うのはどうなのかな…と思います。他の国では例がないと思うのですよ。

 

確か、省庁再編の頃に、「内閣広報官」みたいな名称の役職の人がいたと思うのですが、政府の定例記者会見が必要であれば、そういう立場の人がしたほうが良いと思います。官房長官は、本来の仕事に専念してほしい…。

 

また、もう一つは、「新聞記者は国民の代表です」という言葉ですね。国民が知りたいと思うことを記者会見などで質問してくれる人は必要ですし、そういう人の存在には感謝しています…

 

が、新聞記者は国民の代表ではないですよ。別に選挙で選ばれたわけでもないですし、自分で記者と名乗った時点から記者ですし…というくらいの立場ですからね。

 

仕事の性質上、「国民の代表と言われるくらいの立派な仕事をしたい」という気持ちを持つことは必要かもしれませんが、自ら「国民の代表」を名乗るのは、ただの「勘違い」。もしくは「驕り」だと思います。

 

■ 追記

 

産経新聞の報道によると、「あなたに答える必要はない」という記者会見での菅官房長官の発言について、立憲民主党の辻元清美さんが「誠実に答えていない」と批判したようですね。

 

でも辻元さんは、他人の発言を批判する前に、自分に向けられている疑惑についての説明責任を果たしたほうが良いと思いますよ。今の状態では、「お前が言うな」と言い返されて終わりです。

 

■ 追記2

 

ネットに出ていた話しなのですが、総連の機関紙と言われている月刊イオに、この女性記者のインタビュー記事が出ているようですね。

 

この女性記者が、官房長官会見で北の主張に寄り添うかのような発言をしていたのは、こういう関係があったからなのかな…。でも、そういった発言は、人権を重視するジャーナリストとしては失格ですよね。

 

 

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