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2019/03/08

合意に達しませんでしたが良好な関係は維持します

 

ベトナムのハノイで開かれた二回目の米朝首脳会談が決裂してから一週間が経ちましたね。

 

首脳会談の前は、わりと楽観的なムードが漂っていたので、それなりの結果になるのだろうと思っていましたが、まさかこういう結果になるとは思いませんでした。

 

報道をみると、今回の米朝首脳会談での双方の主張は、

 

■ 会談前

米:非核化を急がない。

北:非核化の意思はある。

 

■ 会談後

米:北は非核化に向けた十分な措置を示さず、経済制裁の完全な解除を要求したので拒否した。

北:全面的な制裁の解除は求めていない。一部の解除で寧辺地区の核物質施設を永久に廃棄すると提案したが受け入れられなかった。

 

といった感じだったようですが、首脳会談でこういう結果というのは、外交の世界の常識からすれば、かなり外れたものではないかと思います。

 

首脳会談前の事務的な事前折衝は十分に行われたのだろうか…と疑われても仕方のないようなレベルではないかな…。

 

まあ、外交の世界の話しだけに、そういうふうに見せかけておいて、実際は計算通りでした…といったことがないとも言い切れませんけどね。

 

例えば、

 

・アメリカが韓国に対して楽観的な話しを伝える

   ↓

・それを聞いた韓国は北にその話しを伝える

   ↓

・その話しを聞いた北は要求が通ると思って強気に出る

   ↓

・強気に出た北の頬をアメリカが平手打ちする

 

といった感じだったとか…。

 

実際、今回の米朝首脳会談を望んだのは北だという話しなので、北としては何とかして経済制裁を解除してもらいたかったのだと思います。(経済制裁が効いているということの裏返しでもある)

 

でも、アメリカはそれを認めなかったわけで、それからすれば、「要求が通らなかった北の敗北」「要求を蹴ったアメリカの勝利」ですから、「北の頬をアメリカが平手打ち」という話しも、当たらずとも遠からじではないかと思います。

 

メディアの中には、今回の結果はトランプ大統領にとっても痛手になったと言っているところもありますが、交渉停滞で困るのは北のほうで、アメリカにとっては痛くも痒くもない話しですからね。

 

少なくとも、

 

・トランプ大統領の指導力に疑問符がつく

・アジアの小国に対して毅然とした態度をとったと評価される

 

の二択であれば、後者のような気がします。

 

 

さて、そんな米朝首脳会談ですが、日本にとって今回の結果はどうだったのでしょうね?

 

トランプ大統領がテーブルを蹴ったのは、安倍総理が安易な妥協はしないほうが良いと言ったから…といった噂話しもあったようなので、それからすれば良い結果だったということでしょうけど…。

 

まあ、実際のところ日本にとっては、

 

・非核化も進まない

・拉致問題も進展しない

・日本に届く中距離ミサイルも撤去されない

 

といった状況のままで、北に対する経済制裁が緩和されたり解除されたりしたら何のメリットもないわけですから、その点では今回の結果で良かったのだろうと思います。

 

ただ、それは同時に、これらの懸案事項について何の進展も無かったということですからね。本当にそれで良かったのか…という話しもあると思います。

 

日本としては、これまで通り経済制裁を続けるということだろうと思いますが、いつまでも話しが進展しないというのは、あまり良いことではないですからね。

 

また、「日米韓の連携」という点では、今回の米朝首脳会談の結果は韓国にも影響する話しですが、その韓国にとってはどうだったのでしょうか。

 

まあ、これも意見の分かれるところではあると思いますが、イギリスやフランスに対して北への制裁緩和を働きかけつつ、金剛山観光や開城工業団地操業の話しをしてきた韓国としては、悪い結果だったと思います。

 

南北関係を重視してきた文大統領としても、方向転換が必要ではないかな…。

 

韓国は今、経済的に厳しいようですが、経済もダメ、外交もダメでは、反日を加速させるくらいしか支持を得られないでしょうし…。

 

あと、今回の結果の影響を最も受けたであろう北の今後も気になるところですよね。

 

・プライドの高さから強硬路線に戻る

・経済制裁に苦しみながらも三回目の米朝首脳会談の道を探る

 

の二択だったとしたら、どちらになるのかな…。

 

■ 追記

 

時事通信に、今回の米朝首脳会談の舞台裏についての記事が出ていました。

 

それによると、決裂前日の夕食会の際、トランプ大統領が「全ての核兵器・物質・施設の廃棄を制裁解除の条件として提案」したようですね。

 

また、それに対して金委員長は、「核完全放棄に直ちに踏み切れるほど米朝の信頼関係は十分ではない」と反論したそうです。

 

まあ、この話しが事実であれば、交渉が決裂したのも当然でしょう。ゴールポストを平気で動かす人から「信頼関係」などと言われたら、ふつうの人なら怒ると思います。

 

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