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2018/12/23

韓国は単なる隣国?それとも敵国? 外交青書の変遷でみる日韓関係

 

今年も残りわずかになりましたね。改めてこの一年を振り返ると、いろいろな出来事が頭に浮かんできますが、今年ほど日韓関係に決定的な動きがあった年は無かったような気がしますよね。

 

まあ、そうなるべくしてなった…といった気もしますし、むしろ、そうなって良かったのかな…といった気もしますけど…。

 

さて、そんな日韓関係も含めて、日本は様々な国と外交関係にありますが、そうした日本の外交活動の概観や国際情勢の推移をとりまとめたものに、外務省が毎年作成している「外交青書」と呼ばれている文書があります。

 

また、この「外交青書」には、当然のことながら日韓関係についての記述もありますが、その変遷を見ると、日本と韓国との関係性と言いますか、日韓両国の距離感と言いますか、そういったものが浮かび上がってくるような感じがするのですよね。

 

例えば、ここ5年間の外交青書にある「日韓関係」の中の「二国間関係一般」という部分の書き出しは、

 

■ 2014年版(平成26年版)

韓国は、自由、民主主義、基本的人権などの基本的な価値と、地域の平和と安定の確保などの利益を共有する日本にとって、最も重要な隣国である。

 

■ 2015年版(平成27年版)

韓国は、日本にとって最も重要な隣国であり、良好な日韓関係はアジア太平洋地域の平和と安定にとって不可欠である。

 

■ 2016年版(平成28年版)

日本にとって韓国は、戦略的利益を共有する最も重要な隣国であり、良好な日韓関係は、アジア太平洋地域の平和と安定にとって不可欠である。

 

■ 2017年版(平成29年版)

日本にとって、韓国は戦略的利益を共有する最も重要な隣国であり、日韓両国の連携と協力はアジア太平洋地域の平和と安定にとって不可欠である。

 

■ 2018年版(平成30年版)

日韓両国の連携と協力はアジア太平洋地域の平和と安定にとって不可欠である。

 

 

といった感じなのですが、これをシンプルに表現すると、

・2014年版 … 基本的な価値と利益を共有する最も重要な隣国

・2015年版 … 最も重要な隣国

・2016年版 … 戦略的利益を共有する最も重要な隣国

・2017年版 … 戦略的利益を共有する最も重要な隣国

・2018年版 … 隣国

となりますね。

 

外交青書は、昨年に起こった出来事などを翌年の始めにまとめる…といった性質のものですので、2015年版で記述が変わったということは、2014年に何かあったから…ということになります。

 

そして2014年に何があったかというと、産経新聞ソウル支局長を長期間にわたり出国禁止にするなど、民主国家とは言い難い朴政権(当時)の対応がありましたよね。この時点で、「基本的な価値と利益を共有していない」となったわけです。

 

また、2018年版でも記述が変わっていますが、その前年の2017年は…というと、いわゆる慰安婦問題に係る日韓合意について、見直し・再交渉を求める立場の文政権が誕生しているのですよね。

 

ここで「戦略的利益を共有していない」「重要な関係ではない」となったわけです。実にわかりやすい…。

 

そして今年は…というと、いわゆる徴用工裁判の問題がありました。恐らく、この問題については来年の(2019年版の)外交青書に影響するはずですが、今の時点ですでに「ただの隣国」ということですので、来年はどうなることやら…

 

といった感じの日韓関係ですが、では、韓国以外の隣国との関係は外交青書にどう書かれているのでしょう。最新版の(2018年版の)外交青書を見ますと、

 

■ 中国

東シナ海を隔てた隣国である中国との関係は、最も重要な二国間関係の一つであり、緊密な経済関係や人的・文化的交流を有している。

 

■ 台湾

日本にとって台湾は、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり、大切な友人である。

 

といった感じですね。

 

 

また、それ以外の国で比較的話題になることが多かったインド・オーストラリア・ロシアについては、

 

■ インド

インドは、アジアとアフリカをつなぐインド洋に面し、シーレーン上の中央に位置するなど、地政学的に極めて重要な国である。

 

■ オーストラリア

基本的価値と戦略的利益を共有する日本とオーストラリアの「特別な戦略的パートナーシップ」の重要性はこれまで以上に高まっている。

 

■ ロシア

日露関係は、最も可能性を秘めた二国間関係である。

 

といった感じです。

 

これからすると、少なくとも中国とロシアについては、「戦略的利益を共有」する関係にありそうですね。また、インドとオーストラリアについては、「基本的価値を共有」する関係にあるようです。

 

そして、台湾は特別な存在のようですね。日本と台湾との間に国交はありませんが、それでも外交青書に「大切な友人」と記述される関係というのは、恐らく台湾だけだと思います。

 

台湾の皆さんには、東日本大震災で200億円を超える義援金を寄せていただくなど、感謝してもしきれないくらいにお世話になっていますからね。恐らく、そうしたこと事が今回の外交青書の記述につながったのでしょう。

 

国交があってもただの隣国の韓国。国交はなくても大切な友人の台湾。どちらの国とお付き合いをするべきかは言うまでもありませんね。

 

■ 追記

 

20日、能登半島沖の日本海で、海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の艦艇から射撃管制用レーダーの照射を受けたそうですね。

 

20181223
※ レーダー照射をした韓国軍の艦艇(海上自衛隊が撮影)

 

これについて外務省幹部は、「友好国としてあり得ない。驚いている」と記者団に語ったようですが、この発言は不適切ですね。韓国は友好国ではないと思いますよ。

 

韓国側は、「遭難船舶を探すためにレーダーを稼動した際、偶然、日本哨戒機がつかまった」と言い訳をしたらしいですが、それを信じる人はいないと思います。

 

そもそも、遭難船舶を探すために射撃管制用のレーダーなんて使用しないですよ。今回の件を一言で表現すれば、韓国は日本に対して銃口を向けてきたということだと思いますし、この件だけで判断するなら、韓国は敵国ですね。

 

 

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