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2018/11/27

フランス・パリ中心部で暴動?凱旋門周辺で炎上騒ぎ

 

イギリスのデイリー・メール(イギリスでもっとも古いタブロイド誌)に、「Paris is BURNING」(パリは燃えている)という記事が出ていました。

 

それによると、先週末にフランス・パリで自動車燃料税の引き上げに反対するデモがあったそうなのですが、そのデモの参加者がシャンゼリゼ通り(コンコルド広場の付近?)で暴れたようです。

 

20181126
※ 写真はREUTERSから引用

 

この写真はロイター通信社のものですが、凱旋門近くに警察車両があり、その手前で炎が上がっていますね。こうした状況に対して警察は、放水や催涙ガスで対応しているようです。

 

また、デイリー・メールの記事をみた印象ですが、今回の暴動の背景には、自動車燃料税の話しだけでなく、政府の政策やマクロン大統領への不満もあったように感じます。

 

(タブロイド誌の記事をどこまで信用するか…といった話しもありますが…)

 

フランスでは、サルコジ大統領(当時)が行った年金制度改革で、年金の受給年齢が段階的に引き上げられたり、水道の民営化で水道料金が値上がりしたりと、国民にとっては嬉しくないことが続いていましたからね。

 

それに、自動車燃料税が引き上げられれば、物流に欠かせないトラックのガソリン代も値上がりしますので、その結果、食料品などの生活必需品も値上がりしてしまいますし…。

 

生活が苦しい人たちにしてみれば、自動車燃料税の引き上げは死活問題なのだろうと思います。もちろん、だからといって暴動を起こしてよいということではありませんけどね。

 

日本でも年金支給年齢の引き上げや消費税の引き上げなど、国民にとって嬉しくないことが続いていますが、デモはあっても暴動は起こらないですし…。

 

フランスの人たちが過激なのか、逆に日本人が大人しいのかはわかりませんが、こういったところは国民性の違いでしょうかね?

 

 

そうそう、確かフランスでは、いったん民営化した水道を再度公営化していますよね。水道代金が7割以上も上がってしまったから…といった理由ではなかったかな…。

 

また、フランス以外にも水道を民営化した国はありますが、そうした国の中の一つであるイギリスでも再公営化の話しが出ていたような…。フランス同様、イギリスでも水道の民営化はうまくいっていなかったのではないでしょうか。

 

最近、日本でも水道民営化の話しがありましたが、他国がこの状態なのに民営化して大丈夫ですかね。少なくとも、「民間に任せてみてダメだったら公営に戻せばよい」といった安易な考えではやらないほうが良いと思いますが…。

 

さて、そんなフランス・パリの暴動騒ぎですが、パリで起こった暴動というと、2005年のパリ郊外暴動事件を思い出します。この時は、暴動がフランス全土に拡大して、日本でもわりと大きく報道されましたからね。

 

パリ郊外暴動事件は、フランス・パリ郊外で警察に追われていた北アフリカ出身の若者3人が、変電所に逃げ込んで死傷した(感電したそうです)ことをきっかけに起こった暴動ですが、瞬く間に大騒動になりました。

 

確か、警官隊が暴れている若者たちに対して撃った催涙弾が、偶然モスクに転がり込んでしまって、それが火に油を注ぐことになったのですよね。

 

また、この時も背景には貧困問題があったと言われていました。暴動の発端になった事件の起きた地域は、貧困層の住む団地が多くスラム化していて、失業問題など、積もり積もった不満があったという話しです。

 

当時のフランスの若年層(18~24歳)の失業率は23.1%でしたからね。この数値は全国平均ですが、地域によっては 若年層の失業率が40%くらいだったとも言われていました。

 

そして、この失業率の高さは移民問題ともつながっていたのですよね。当時のフランスの移民人口は約430万人と言われていましたが、移民の多い地域で若年層の失業率が高かったのです。

 

まあ、そうなった理由は何となくわかりますが、これから日本も外国人労働者を受け入れるわけですからね。景気の良いときには問題がなくても、景気が悪くなったらフランスと似たような状態になるかもしれませんよ。

 

もう少し議論してからでも遅くないような気がしますけどね。

 

 

■ 追記

 

外国人労働者の受け入れを拡大する入管難民法(出入国管理・難民認定法)の改正案が、昨日(27日)夜の衆院本会議で、自民、公明、日本維新の会の賛成多数で可決されたようですね。このペースですと12月上旬に成立しそうです。

 

■ 追記(2)

 

フランス・パリでは暴動が続いているようですね。ブルームバーグがパリ警察の発表を伝えていますが、それによると、先週末(1日)のデモでの拘束者は412人、負傷者は治安部隊の23人を含めて133人に上ったそうです。

 

また、暴動はトゥールーズ、ナント、リヨン近郊、アルデンヌ地方でも発生しているようで、パリの暴徒は、いたる所で自動車に火を放ち、店舗やレストランから略奪し、凱旋門にスプレーで落書きをするなどしているそうです。

 

アルゼンチンから帰国したマクロン仏大統領も、対応策を首相ら閣僚と協議しているようですので、場合によっては、非常事態宣言の発令もあり得るのではないでしょうか。

 

■ 追記(3)

 

AFP通信の報道によると、フランス・パリのデモは4週間経った今も続いているようですね。デモ隊と機動隊との衝突に加え、商店での略奪も発生しているようで、今は警備のために装甲車も配備されているということです。

 

また、デモはマルセイユ、ボルドー、リヨン、トゥールーズなどの都市を含むフランス各地で行われているようですが、デモへの参加者はやや減少しているのではないかという話しです。

 

20181210
※ 写真はAFPから引用

 

今回のデモの映像を見ると、デモ隊が着用している蛍光色のベストが印象に残りますが、現地では、生活費の高騰とマクロン大統領の政策全般に抗議する運動を「ジレ・ジョーヌ運動(黄色いベスト運動」と呼んでいるようですね。

 

 

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