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2018/11/15

自宅にいながら来店ポイントを詐取して逮捕された男

 

大手流通企業イオングループ傘下のイオン九州の来店ポイント制度を悪用し、イオン九州から来店ポイントをだまし取った容疑で、北海道在住の男(29)が逮捕されたそうです。

 

毎日新聞の報道によると、この男は北海道の自宅にいながらイオン九州の約70店舗に来店したように装い、来店ポイント(1店舗あたり1日2ポイント)をだまし取ったということです。

 

ポイント制度ですので、当然ポイントカードが存在していますが、イオン九州の場合はスマートフォンのアプリ(イオン九州アプリ)がポイントカードの役割を果たす仕組みのようですね。

 

来店した際にスマートフォンからイオン九州アプリを起動し、画面に表示された来店ボタンをクリックすると来店ポイントがもらえるそうで、男は、その仕組みを使ってポイントを詐取したようです。

 

ただ、ここからがこの男のすごいところなのですが、このアプリをスマートフォンではなく自宅のパソコンで起動し、さらにイオン九州の店舗に来店したことを装うため、自ら位置情報を偽装できる仕組みを開発して利用していたそうです。

 

そういう能力を違うところで使っていれば、もう少し違った人生を歩めたはずですが、誤った使い方をしてしまったために前科者になってしまったのですね。まあ、自業自得か…。

 

ちなみに、直接の逮捕容疑は、今年2月28日にイオン九州の70店舗に来店したように装い、3月14日に140ポイント(140円相当)をだまし取った詐欺容疑ですが、これ以外にも、電磁的記録不正作出及び供用罪、詐欺未遂罪の容疑をかけられているそうです。

 

私電磁的記録不正作出罪とは、「人の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する権利・義務・事実証明に関する電磁的記録を不正に作る」という罪ですが、要は、「イオン九州からポイントを詐取する目的でイオン九州のポイントカードを作りましたよね?」ということでしょう。

 

 

また、同供用罪は、「ポイントカードを実際に使いましたよね?」ということですね。この罪では、不正に作った電磁的記録が私的なものであれば5年以下の懲役か50万円以下の罰金。公的なものであれば10年以下の懲役か100万円以下の罰金に処せられます。

 

男は、1,000枚以上のカードデータを作成して、今年3月1日から4月11日の間にパソコン45台を使用し、詐欺容疑に問われた手口と同様の手口で、イオン九州の各店舗に延べ約269万回の来店を装っていたようです。

 

来店1回あたり2ポイント(2円相当)ですので、約538万ポイント(約538万円相当)をだまし取ろうとしたことになりますね。

 

ただ、ここまで派手にやってしまったことで、イオン九州のシステムメンテナンスの担当者が男の存在に気づいてしまい、警察に相談したことから逮捕に至ったようです。

 

この担当者は、男に約538万ポイントを詐取される前に気づいたようなので、この部分が詐欺未遂容疑なのでしょう。

 

でも、ここまで派手にやっていなければ、相当のポイントがだまし取られていた可能性もありますよね。

 

3月1日から4月11日の間に約269万回の来店ということは、約269万回÷42日間で、1日当たり約64,000回の来店ですよ。また、イオン九州の店舗数は約70店舗ということなので、64,000回÷70店舗で、1店舗あたり914回の来店です。

 

いくらイオンが大きなスーパーだといっても、ある日突然に1,000人近くも来店者数が増えれば、いくらなんでも不審に思われますよね。この男は、そこまで気が回らなかったのでしょうけど…。

 

しかしまあ、ポイントカードをたくさん作って、位置情報を偽装する仕組みを開発して、パソコンを何台も用意して…と、手間をかけた結果がこれでは割に合わないですよね。なんでこんなことをしてしまったんだか…。

 

 

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