« 造られた歴史観を植え付けることで歴史の書き換えを狙っている? | トップページ | フランス・パリ中心部で暴動?凱旋門周辺で炎上騒ぎ »

2018/11/25

「亥固まる」は本当なの?干支と日経平均株価の関係

 

今年も残り一か月ちょっとになりました。よく、来年の事を言えば鬼が笑うと言いますが、十二支の最後の年、そして平成最後の年でもある来年(2019年・平成31年・亥年)はどのような年になるのでしょうね…

 

といったことを考えると、いろいろなことが頭に浮かんできますが、その中でも特に気になるのは、やはり景気の話しですよね。特に今年は、米中貿易戦争といった景気の先行きを懸念するような話しもありましたし…。

 

また、比較的身近なところでは、「日経平均株価」の推移も気になるところです。日経平均株価に一喜一憂するのはどうかといった話しもありますが、経済の動きに連動して株式相場も動いている以上、気にしないわけにもいかないでしょう。

 

ちなみに、相場の世界には「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる」という、干支と相場の関係をあらわした格言があるのですよね。

 

この格言は、辰年や巳年は天井(一番高い価格)になりやすく、戌年や亥年は底値(一番低い価格)になりやすい…といった経験則から生まれたものらしいのですが、格言の通りであれば、亥年の来年の相場は底値ということになりそうです。

 

また、相場の世界でも、亥年の「亥固まる」は「相場が固まる年」といった意味で受け取られているようで、「亥年は『上値に向けて下値を固めていく年』だから相場は『小幅な値動きにとどまる』」などと言われているようです。

 

こうした話しからすると、来年(2019年・平成31年・亥年)の相場は「亥固まる」で底値。再来年(2020年・子年)の相場は、「子は繁栄」で上昇相場ということになりそうですよね。

 

ちょうど2020年は東京オリンピックの開催年ですので、そこに向けて相場も上昇し、オリンピックを境にして相場は下降に転じる…といったことも十分あり得るような気がします。

 

また、亥年の「亥」という漢字は、もともとは「閡(がい)」(「門」の中に「亥」が入った漢字)という漢字だったそうですね。そして、「閡」という漢字は、草木の生命力が種の中に閉じ込められた状態を表していると言われているようです。

 

こうした話しからしても、生命力が閉じ込められた状態(日経平均株価の底値・亥固まる)から、閉じ込められた生命力が解放された状態(日経平均株価の上昇・子は繁栄)に推移する…と考えられなくもないですね。

 

相場の格言の通りに、「亥固まる」から「子は繁栄」につながりそうです。

 

 

さて、そうした日経平均株価ですが、過去の亥年・子年の値動きはどうだったのでしょうね。少し気になったので、日経新聞のサイト(日経平均プロフィル)から、過去のデータをダウンロードして調べてみました。

 

ダウンロードしたデータは、日経平均株価の年次データ(いわゆる「年足(ねんあし)」)の四本値(よんほんね)と呼ばれているもので、そのうちの始値(はじめね)と終値(おわりね)を使用しています。

 

ちなみに、四本値とは、ある一定期間の始値、終値、高値(たかね)、安値(やすね)の4つの価格のことで、一定期間が一年であれば年足。一か月であれば月足(つきあし)と言います。

 

ということで、過去の亥年と子年の日経平均株価は以下の通りです。「亥固まる」「子は繁栄」になっているでしょうか?

 

           始値    終値   騰落

昭和34年(1959・亥)   671.28   874.88 +30.3%

  35 (1960・子)   869.34  1,356.71 +56.1%

昭和46年(1971・亥)  2,001.34  2,713.74 +35.6%

  47 (1972・子)  2,712.31  5,207.94 +92.0%

昭和58年(1983・亥)  8,021.40  9,893.82 +23.3%

  59 (1984・子)  9,927.11 11,542.60 +16.3%

平成 7年(1995・亥) 19,684.04 19,868.15 + 0.9%

   8 (1996・子) 20,618.00 19,361.35 - 6.1%

平成19年(2007・亥) 17,353.67 15,307.78 -11.8%

  20 (2008・子) 14,691.41  8,859.56 -39.7%

 

昭和34年から35年、昭和46年から47年は、相場の格言通り「亥固まる、子は繁栄」といった感じですね。でも、それ以外の年は微妙かなあ…。

 

ただ、平成19年から20年にかけては、アメリカでサブプライムローン問題が起こったり、リーマンショックが起こったりしていますからね。これで日経平均株価が上昇していたら奇跡でしょう。この2年間は仕方がない数値と言えそうです。

 

でも、過去5回の亥年のうち、リーマンショックが起こった平成20年(2008年)以外の4回は日経平均株価が上昇していますので、その意味で「亥固まる」は当たっているような気がしますね。

 

これからすると、来年「亥固まる」の株式相場には期待して良いのかもしれません…が、来年は景気に影響しそうな話しが2つありますので、その点については少し心配です。

 

 

その一つが外国人労働者の受け入れ問題ですね。人手不足だから外国人労働者を…ということになっていますが、実際は少し違うと思うのですよ。

 

「人手不足」というのは間違いないと思うのですが、その手前に「安価な賃金で働いてくれる」という文字が抜けているような気がしています。そして、それを解決する方法が外国人労働者の受け入れということなのだと思います。

 

ただ、安い賃金の労働者が大量に流入すれば、当然のことながら、労働市場全体の賃金は安いほうに推移しますよね。つまり、賃金は下がることはあっても上がることはないということになります。

 

賃金が上昇しないという状況は、日本が長く苦しめられたデフレの原因でもあると思いますし、景気の悪化につながる話しでもあると思いますので、気になっています。

 

また、もう一つは消費税の税率アップ(増税)です。これも景気に悪影響が出る話しですよね。このままでは、賃金の低下と消費税の増税というダブルパンチになってしまいそう…。

 

このあたりの話しは、国会でしっかり議論してほしいところです。

 

【参考】日経平均株価の干支別勝率と平均騰落率

 

1949年(S.24)から2017年(H.29)までの日経平均株価の年足データを使い、干支と日経平均株価の関係を見てみました。その年の始値と終値を比較して、終値が高ければ「勝ち」、低ければ「負け」として勝率を計算しています。

 

また、あわせて騰落率の平均値も計算しました。(騰落率=終値÷始値-1)

 

           勝率  騰落率(平均)

子 5 回中 3 回勝ち 60.0 %  23.7 %

丑 6    3     50.0   -7.0

寅 6    1     16.7    2.3

卯 6    4     66.7   16.9

辰 6    5     83.3   27.8

巳 6    4     66.7   12.4

午 6 回中 3 回勝ち 50.0 %  -4.5 %

未 6    4     66.7    7.2

申 6    5     83.3    8.8

酉 6    5     83.3   14.7

戌 5    4     80.0    9.1

亥 5    4     80.0   15.7

 

これらの数値からすると、「寅千里を走り」という格言は微妙に感じますね。逆に「亥固まる」はその通りかな…という印象を受けます。

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 50代サラリーマンへ

 

 

« 造られた歴史観を植え付けることで歴史の書き換えを狙っている? | トップページ | フランス・パリ中心部で暴動?凱旋門周辺で炎上騒ぎ »

「データ・グラフ」カテゴリの記事

2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

その他