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2018/09/24

有名女優のバカ息子の話しで終わらせないほうが良い

 

時間調整で入った喫茶店に置いてあった週刊誌に、先日話題になった有名女優の息子が覚せい剤取締法違反で4度目の逮捕をされたという記事があったので、ざっと読んでみました。

 

逮捕された息子は38歳だそうね。38歳といえば一応は立派な大人で、それを「誰それの息子」と言うのもどうかと思いますが、逆にいえば、それだけ親が有名な人だということなのでしょう。

 

それに、そのあたりの38歳の男が捕まったという話しだけでは週刊誌ネタにはなりませんからね。週刊誌としても、商売としてやっている以上はそういう書き方になるのでしょう。

 

ただ、そのあとが問題ですよね。月々のお小遣いがいくらだったとか、クレジットカードはいくらまで使っていたとか、「有名女優の親が甘やかして育てた結果がこの有り様です」と言わんばかりの記事になっていました。

 

まあ、そういう面もあったのだろうとは思いますが、周囲の話しというだけで事実かどうかはわかりません。また、「親が甘やかした」とは言っても、家族として事犯に向き合ったことが全くないということでもないと思うのですよね。

 

それに、そういったことと犯した罪とはまったく関係がないです。いわゆる「覚せい剤依存」の人たちには、貧乏から金持ちまで、幅広い層の人たちがいますからね。

 

そして当然、過保護に育てられた人もいれば、放任主義の家で育った人もいますし、ごく普通のサラリーマンや主婦もいれば学生もいます。要は、どこにでもいる人たちです。

 

そういったごく普通の人たちが犯罪に走ってしまった結果が、この覚せい剤事犯なのですよね。そういう視点で見ていかないと、この犯罪は無くならないと思いますね。

 

 

もちろん、興味本位の記事があっても良いとは思いますが、なぜ4回も逮捕されることになったのかや、そこに至る経緯についても見ておいたほうが良いと思うのですよ。

 

この息子についても、過去には劇団に入って再起を図ろうとしていた時期があったようですし、恐らくは回復施設(あるいは自助グループのようなもの)にも入ったことがあるのではないかと思います。

 

お小遣いがいくらとかいう話しよりも、そういう話しのほうが大事。薬物依存症というのは、「再発しやすい病」と言われていますからね。どうやって再発を防ぐのか。そのヒントになるような話しがないとダメだと思います。

 

■ 薬物事犯のうち覚せい剤事犯の検挙者数の推移

      検挙者数(人) うち再犯者 再犯率(%)

平成17年   13,549     7,438   54.9

  18    11,821     6,421   54.3

  19    12,211     6,807   55.7

  20    11,231     6,283   55.9

  21    11,873     6,865   57.8

  22    12,200     7,206   59.1

  23    12,083     7,152   59.2

  24    11,842     7,232   61.1

  25    11,127     6,989   62.8

  26    11,148     7,190   64.5

※ 数値は厚生労働省の資料から引用(リンク先はPDF)

 

このように、毎年多くの人が薬物の関係で逮捕されています。日本の人口と比較すると、およそ1万人に1人くらいの人数ですよね。薬物事犯は身近な犯罪と思っていたほうが良いと思います。

 

また、驚くべきは、その再犯率の高さです。そして、近年は、もともと高かった再犯率がより高くなっているのも気になるところですよね。

 

 

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