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2018/08/02

事故の経験を活かそうと思っても、それができない裏事情がある?

 

7月26日に東京都多摩市のオフィスビル建設現場で発生した火災ですが、5人の男性作業員の方が亡くなり、それ以外にも約40人もの方が怪我をされたそうですね(怪我をされた方のうち、約30人の方が重症ということです)。

 

警察も事態を重く見ているようで、業務上過失致死傷の疑いも視野に入れて調べているようです。

 

また、火元は地下3階で、出火原因はガスバーナーの火花とのことで、現場にいた作業員の方の話しでは、「消火を試みたものの、火の回りが早く間に合わなかった」ということです。

 

地下3階の床下に敷き詰められていた断熱材のウレタンに、床板の隙間から鉄骨を切断するために(鉄骨の作業台を解体するために)使用していたアセチレンガスのバーナーの火花が入って引火してしまったようですね。

 

消防によると、今回の火災では約5,000平方メートルが燃えたそうなのですが、その大半が、地下3階の床下に敷き詰められていた断熱材のウレタンだったそうです。

 

最近の建築資材ですから、燃えにくい素材が使われていたとは思いますが、それでも近くに着火源や発火源があれば燃え出すこともあるでしょうし、いったん燃え広がってしまえば、簡単には消火できないのでしょう…

 

気になるのは、「床板の隙間から火花が入った」という状況ですよね。これは、床の工事が完全に終わっていなかったということなのでしょうか。また逆に、その近くでは作業が終わったということなのか、作業台を解体していたわけです。

 

これはあくまでも素人の想像ですが、工事が遅れていたなどの理由で、本来は同時に行うことのない作業を同時に行っていたなど、何かしら事情があったのかもしれませんね。

 

 

そして、もう一つ気になるのが、今回の建設工事の施行会社が、昨年も同様の火災事故を起こしていたのではないかとの報道があったことです。これについては、警察も関心を持って調べているようですね。

 

断熱材を入れる作業と鉄骨を切断する作業を同時期にして良いことになっているのかなど、詳しいことはわかりませんが、一年前に同様の事故を起こしていたのであれば、少なくともその経験は活かされていないと…。

 

ただ、不動産というのは投資の対象でもありますからね。いくら現場が経験を活かそうと努力しても、それを許さないような空気があったのかもしれません。世の中には、お金が絡むと歪むこともありますし。

 

これは聞いた話しなのですが、今回のようにオフィスビルなどを建設する場合は、特定目的会社(SPC=Special Purpose Company)というものを作って投資家から資金を集めるようなこともあるそうです。

 

また、集めた資金で不動産投資をして、その不動産投資から得られた利益を原資にした不動産投資信託(REIT=Real Estate Investment Trust)という商品を作ることもあるようですよ。

 

今回のオフィスビル建設で、そのようなことが行われていたのかどうかはわかりませんが、大きなビルを建てようとすれば資金が必要ですので、そうしたことが行われていた可能性もあると思います。

 

そして、仮にそうやって大きな資金が動いていたとき、現場監理や安全対策が重視されるのか、工期や利回りが重視されるのか…といえば、後者になるような気がします。

 

亡くなった方や怪我をされた方がいる中で憶測で語るのは良くないことですが、そこに体質的な問題があったのであれば、そういったものも含めて解決しないとダメですよね。

 

 

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