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2018/07/10

状況によってはあなたの善意が仇になることもある

 

西日本の豪雨災害で広範囲に冠水した倉敷市の真備町ですが、朝日新聞の報道によると、倉敷市が困惑するような状況になっているそうですね。その困惑の原因は次の二つです。

 

一つは「やじ馬」の存在だそうです。大雨で決壊した場所などを見るために真備町を訪れる人が多くいるようで、倉敷市によると、「救助活動や捜索活動の妨げになる恐れがある」ということです。

 

また、もう一つは「支援物資」だそうです。真備町を訪れた人たちが置いたのではないかということですが、浸水地域につながる橋の上に支援物資が多く置かれ、現地で捜索を続ける自衛隊の通行の妨げになっているようです。

 

倉敷市では、9日現在、個人からの支援物資は受け付けていないということで、また、今後は口座を開設して義援金の支援を呼びかける予定だそうです。(個人のボランティアの受け入れ態勢も整っていないということです)

 

大きな災害が起こった際によくあることだと思いますが、真っ先に出るのは、「人が足りない」「物が足りない」といった話しですよね。でも、実際は、多くの人員や多くの物資を投入すればすべてが解決するというわけではありません。

 

むしろ、逆にそれらが、被災地からの避難や救出といった人命救助活動に悪影響を与えることもあります。今回の「支援物資」の話しも、そういったことの一つだと思いますね。

 

何となくですが、マスコミが「住民の声」としてそうしたことを伝え、それを聞いた人たちがSNSなどで情報を広げているような気がしますが、善意が仇になることもありますので、状況を確認してから行動したほうが良いと思います。

 

 

特に、SNSを使った情報の拡散は気をつけたほうが良いですよね。正しい情報であっても間違った情報であっても、すぐに広がってしまうのがSNSです。正しい情報が広がるのは良いことですが、間違った情報が広がると、場合によっては人命に関わるようなことになってしまいます。

 

自分は善意のつもりでも他人にとっては迷惑ということもありますし、世の中には悪意のある人もいますので、間違ってそうした人の情報を広げてしまうと、(結果的に)他人の悪意に加担したことになってしまいます。

 

例えば、以下の話しは海外の事例ですが、実際にこういったこともあるわけです。

 

■ 「行方不明の子どもを探しています」に注意

 

あなたがシェアした「行方不明の子ども」は、実際には行方不明ではないことがあります。「行方不明の子ども」の情報をシェアする場合は注意してください。

 

子どもたちは、自分の身の安全のためにに隠れているのかもしれません。あるいは、裁判所の命令で子どもたちに接触することが禁じられている親が、子どもが行方不明だとして子どもの写真を投稿していることもあります。

 

そうした写真(投稿)をシェアすることは、子どもたちを危険にさらすことになります。

 

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子どもが行方不明と聞けば、捜索に協力したいと思うのが人情ですが、SNSの投稿内容を盲目的に信じてシェアすることが、必ずしも良い結果につながるとは限らないということですね。

 

また、この話しは「親から隠れている子ども」の話しですが、これが「ストーカーから隠れている女性」の話しであったとしても不思議ではありませんので、本当に気をつけたほうが良いと思います。

 

 

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