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2018/07/11

批判が高まっているのではなく、批判を高めたいだけでは?

 

5日(木)に行われた自民党議員の懇親会に批判が高まっているそうですね。この日の夜、衆議院の議員宿舎で「赤坂自民亭」と称する懇親会が行われたそうで、そこには、首相や法相も出席していたということです。

 

5日は、オウム真理教事件の死刑執行日の前日でもあり、また、西日本で記録的な大雨になる恐れがあると気象庁が発表した日でもあるため、そういった最中に何をしているのかということなのでしょう。

 

でも、この批判はどうでしょうか。国会議員にも日常はあるわけで、懇親会と言えども、早くから日程を決めて、それにあわせて予定を調整してきたのだろうと思いますので、別に構わないのではないでしょうか。

 

「懇親会なんてただの飲み会なんだから中止にしろ」といった意見もあるとは思いますけどね。でも、何もかも中止しないといけないのですかね。例えば、これが懇親会ではなくて結婚式であったとしても中止にするべきでしょうか。

 

結婚というのは、一生のうちの大きな出来事ですし、早くから式場を押さえて関係者を招待し、関係者も予定を調整して出席するわけですよね。こういったものでも中止にするべきですか?

 

もちろん、「こういう状況ですので中止にします」「祝儀は被災地に寄付させていただきます」といったこともできますし、実際にそうするのであれば立派なことだとは思います。

 

ただ、本人たちが「そうしなければいけない」ということでもないと思いますし、周囲が「そうしろと要求してもよい」といった話しでもないと思いますけどね。

 

また、これがダメということであれば、同じ5日に国会議事堂近くの憲政記念会館で行われた野党議員の政治活動25周年記念パーティーはどうなのでしょうか。こちらには、野党第一党の党首も参加していたらしいですけど…。

 

結局のところ、「批判が高まっている」のではなく、「批判を高めたい」と思っている人がいて、その人たちが騒いでいるだけではないでしょうか。

 

実際、「記録的な大雨になる恐れがある」という時点の懇親会について、「平成最悪の豪雨災害のなかで宴会」といったように、事実関係を曲げて伝えているメディアもあるくらいですからね。

 

 

また、一部の野党の国会議員も、ここぞとばかりに5日の「自民亭」を批判しています。

 

「死刑執行7人(はじめて)。教祖の精神鑑定さえ行わない執行は、事件史に特筆される異常事態です。首相と法相は前夜に宴会でした。壊れものとしての人間。」

 

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ちなみに、7人の死刑執行は初めてではありません。戦後であれば、東京裁判でA級戦犯とされた7人が同日に処刑されていますし、戦前であれば、2.26事件で15人が同日に処刑されています。

 

また、こうしたことについて法務省が認識していないということはありえないと思いますし、オウム真理教事件の重大性などを考慮すれば、7人の執行もやむを得ないと思います。(少なくとも一部で言われているようなジェノサイドなどではない)

 

そして、精神鑑定も行われています。これについては、オウム真理教の問題を追いかけてきたジャーナリストの江川さんも苦言を呈していますが、有田さんも江川さん同様、この問題を追いかけていたはずななのですけどね。

 

「麻原彰晃こと松本智津夫が、精神鑑定も受けないまま死刑が確定し、執行されたと、本気で信じている人が多くて驚く。そんなデマを誰が言いふらしたんだろう。東京高裁の決定を読んでみることをお勧めする。」

 

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そして、極めつけはこれです。

 

「オウム真理教事件でさえ、一連の事件で死亡したのは29人であった。今回の災害では今日までに80人の方が尊い命を落とし、9人の方が心肺停止、依然として80人の方が行方不明だ。断じて許せないではないか。」

 

「この問題は、安倍内閣の命取りになるであろう。いや絶対に命取りにしなければならない!冷たい濁流に飲み込まれ、泥水に埋まって、無念にも命を落としていった、すべての犠牲者の名において!」

 

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何でも安倍政権の責任にしないと気が済まない人のことを「安倍ガー症候群」と言うそうですが、実際にそういった症状があるとすれば、これなどは典型的な症例だろうと思います。

 

 

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