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2018/07/22

国会議員を増やすのは現職国会議員の救済?合区の弊害の是正?

 

公職選挙法を改正して国会議員の定数を増やしたようですね。以前から「身を切る改革」といった話しもありますので、国会議員の数が増えること自体には反対する人も多いような気がしますがどうでしょうか。

 

一応、与党としては、「合区の弊害を是正するために定数を増やしたい」ということだったようですけどね。まあ、確かにそういったこと(弊害の是正など)も必要だろうとは思います。

 

一方、これに対して野党は、「与党の現職国会議員を救済するためだから反対」だと言っていましたが、これも間違いではないような気がしますね。確かに、そういった面もあるだろうと思います。

 

ただ、どうでしょうか。野党としては、そうやって救済される与党の国会議員よりも優秀な人を選挙に擁立して、その人に勝てば良いわけですよね。一方、合区の弊害を是正するには、選挙制度そのものを変えるしかありません。

 

国会議員がいない地方自治体(県)があるという今の状況は、「地方の切り捨て」と言えなくもないですし、そういった地方自治体で暮らす人たち(県民)の声を無視していることにもなると思います。

 

野党の国会議員の中には、「自民党の身勝手な都合で参院を私物化するに等しいと私達は反対してきた」と言っている人もいますが、この問題について、「身勝手」だとか「私物化」だと決めつけてしまうのもどうかと思いますけどね。

 

少なくとも、ゴールデンウィークを挟んだとはいえ、18連休していた人たちに言われたくない…と思う人もいるでしょうし、そういう国会議員がいるから、議員定数を減らせという話しになるのだと思いますし…。

 

 

さて、そんな選挙制度に関する話しですが、こういった話しになると必ず出てくるのが「一票の格差」の問題ですよね。実際、今回の公職選挙法改正でも、前回の選挙で3.08倍(最大値)あった一票の格差を是正する…といった話しが出ていました。

 

同じ一票であるにも関わらず、その重み(投票価値)に較差(かくさ・こうさ)があるのは不平等…というのが「一票の格差」の問題ですが、訴訟になっていることでもありますので、国会としても対応せざるを得ないのでしょう。

 

ただ、どうでしょうか。そこまでして平等を求めるべきですかね。自分も東京という投票価値が小さい自治体に住んでいますので、本来であれば、この一票の格差について文句を言わないといけないのだろうとは思いますが…。

 

でも、実際に一票の格差を無くして、東京から多くの国会議員を選出するようにしてしまうと、東京の発言力(正確には人口密度が高い自治体の発言力)が、どんどん高くなってしまいますよね?

 

まあ、それが平等ということなのだろうと思いますが、そういう平等で良いのかな…と思います。東京の人の意見ばかりが通って、地方の人の意見は通らないというのも、ある意味では「地方切り捨て」になるような気がするのですよ。

 

もちろん、日本もこれから人口が減少するわけですし、そうなれば地方にいる人も今より少なくなるわけですから、そうした地域の人の意見が取り上げられないのも仕方がないよね…といった考え方もあるだろうとは思います。

 

でも、本当にそれで良いのかなあ…。

 

「平等」か「不平等」か…といえば、平等が良いわけですが、その平等にも、いろいろあるのではないかと思うのですよ。例えば、全員に対して同じにするというのも平等でしょうし、条件ごとに同じにするというのも平等だろうと思います。

 

そして、それと同じように、国会議員についても人口に対して定数を決めるという平等もあれば、都道府県単位で同じ定数にするという平等もあるのではないかと…。個人的には、後者もアリかな…と思います。

 

 

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