新潟県知事選挙 … 「初の女性知事を」 VS. 「女性知事はいらない」
少し前、週刊誌の報道(県知事の女性関係)をきっかけに新潟県知事が辞職しましたが、後任の知事を選ぶための県知事選挙が行われるそうですね。10日投開票とのことです。
また、朝日新聞の報道のよると、自民と公明が支持する男性候補(60)がやや先行し、野党5党が推薦する女性候補(57)が激しく追い上げているそうです…
といった状況の中、男性候補の応援演説をした人(地元の商工会の会長さん?)が、その最中に「新潟県に女性知事はいらない」と言ってしまったようですね。
恐らく、「女性候補ではなく、自分のほうの候補(男性候補)に投票してください」といったことを言いたかったのではないかと思いますが、一部の人たちから「女性差別だ」とレッテルを貼られ、騒がれているようです。
ネット上にも、問題になった応援演説を録画した動画がアップロードされていましたが、見事に「新潟県に女性知事はいらない」という部分だけが切り取られていました。
このように、前後関係を省かれて言葉尻で責められるのが昨今の流行ですので、話しをする人も気をつけて話さないといけないのですよね。「女性知事はいらない」はまずかったと思いますし、こんな発言をしたら、相手の思うツボです。
ただ、発言を切り取った側も悪質で、「応援演説をした人の発言」であるにも関わらず、あたかも「男性候補者の発言」であったかのように話しを広めているようですね。
男性候補側は、「事実と異なる」と否定していますが、切り取られた発言が独り歩きしているようです…
といった状況なのですが、そもそも「初の女性知事」といった「売り方」もどうなのでしょうね。自分の地元でも、「二児の母」といったことを売りにして選挙に出ている人がいますが、こうやって性別を選挙に結びつけるのは、ちょっと違うのではないかと思います。
まあ、朝日新聞の社説などには、「政治の世界に女性が少なすぎる」といった話しも出てきますし、確かにその通りだとは思いますけどね。
でも、今まで「女性の知事がいなかった」から、この人を「初の女性知事にしよう」というのは少し安易ではないかと…。やはり選挙ですから、「こういう政策を実行します」という話しが先のほうが良いですよね。
それに、女性の政治家の中にも立派な人はいますが、今はそういった人よりも、いわゆる「お騒がせキャラ」的な人のほうが目立っていますし、それがまた、女性の政治家が増えない原因になっているような気がします。
中には、相手のことになると見境なく責めたてるのに、自分の問題になると適当にかわして話しを終わらせようとしたり、まったく別な話しにすり替えようとしたりする女性の政治家もいますからね。
以前に騒ぎになった「二重国籍疑惑」の女性国会議員などは、まさにこのタイプではないかと思います。二重国籍疑惑が出たあと、しばらくの間は「のらりくらり」とかわしていましたが、突然「差別問題」だと言い始めたりして…。
あるいは、少し前に「不倫疑惑」で騒ぎになった女性国会議員もこんな感じでしたよね。プライベートなこととはいえ、政治家としての説明責任を果たしたか…といえば微妙でした…。
女性の政治家を増やすには、まず初めにこういったところを変えていかないとダメなのではないかと思いますね。
■ 追記
女性候補の応援演説などでは、「子どもが被曝して鼻血を出した」「新潟を福島にしないために」といった話しが出ているようですね。反原発だから何を言っても許されるわけではないと思いますが…。
それに、原発のある自治体の多数決で原発の利用を左右できてしまうかのような空気の是非も、そろそろ考えたほうが良いのではないでしょうか。
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