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2018/05/12

長寿を後悔…「不幸になることは望まない」と安楽死を選択した男性

 

ネットのニュースサイトを見ていたところ、オーストラリア在住の104歳の男性が、安楽死を求めてスイスに渡った…という記事を見つけました。ご本人いわく、「長生きしたことをひどく悔やんでいる」とのことです。

 

また、今は健康状態も良好のようなのですが、身体的な機能や生活の質は悪化しつつあるということで、「健康状態が悪化して不幸になることは望まない」と訴えているようですね。

 

まあ、こういう話しは本当に難しいですし、それだけに正解は無いような気がします。自分が置かれている状況や、自分が育ってきた環境などによって、答えが変わると思いますので…。

 

個人的には、生きたいと思っても生きられない人がいるところで、あえてこういった選択をするのはどうかと思いますが、この考えも、あくまでも「今の自分」がそう考えているというだけですからね。

 

ちなみに、法律によって安楽死を認めている国(安楽死が合法の国)は、この男性が渡った「スイス」以外にも、「オランダ」や「ベルギー」、「ルクセンブルグ」といった国があるそうです。

 

また、「アメリカ」や「オーストラリア」も、州によっては安楽死が認められているらしいのですが、外国人に対しても安楽死を認めている国は、今のところ「スイス」だけのようですね。

 

こうした事情もあって、この男性はスイスでの安楽死を選択したのだろうと思います。

 

 

ただ、スイスでは、安楽死といっても医師が直接手を下すことは法律で禁止されているそうです。

 

あくまでも、安楽死を希望する人が苦しまない方法で自らの命を絶つことができるよう、医師が手助けをする(ほう助する)ことができる…という法律になっているようですね。

 

具体的には、点滴やコップに注がれた致死薬を、安楽死を希望する人が自分で体内に注入する…といった方法が採られているそうです。

 

また、安楽死の費用については、以下のようになっているようです。

 

・安楽死を行っている団体への会費 … 約6,000円/年間

・医師による診断費 … 約120,000円

・医師による診断書などの作成費 … 約350,000円

・警察などの捜査費 … 約60,000円

・火葬などの葬祭費 … 約300,000円

 

これらを合計すると約836,000円ですね。

 

また、これに加えてスイスへの渡航費や現地での宿泊費がかかりますので、最終的には1,500,000円くらいになるのではないでしょうか。(1ユーロを130円で計算しました)

 

これが、安楽死という「死の自己決定権」の行使に必要なお金ということですね。

 

なお、医師による診断は英語かドイツ語で行われるそうですので、日本人の場合は、ある程度の語学力が必要とのことです。医師に対して、今の自分の状況を詳しく説明できないといけないようですね…

 

と、ここまで書いて改めて思ったのですが、やはり安楽死は日本人の価値観には合わないような気がしますね。自分のことは自分で決める…という人でも、最期の瞬間まで自分でコントロールしたいか…と聞かれたら躊躇うと思います。

 

このあたりが、日本人と欧米人との違いではないでしょうか。

 

ただ、これら欧米の国々がそうであったように、いつか日本でも、安楽死(あるいは尊厳死かもしれません)について時間をかけて議論するときがくるのかもしれませんね。

 

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