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2018/05/05

秋葉原通り魔事件(秋葉原無差別殺傷事件)から間もなく10年

 

秋葉原通り魔事件(秋葉原無差別殺傷事件)が起こってから間もなく10年ですね。この事件が起こったのは、平成20年(2008年)6月8日(日)の昼過ぎでしたが、ひどい事件でした…。

 

このとき逮捕された加藤智大容疑者(かとうともひろ、当時25歳、現在は死刑囚)は、その日の12時30分頃、レンタカー会社から借りていた2トントラックで秋葉原の中央通りに赤信号を無視して進入し、横断中だった歩行者5人をはねました。

 

そして、その直後にトラックを降り、ダガー(当時の報道ではダガーナイフと呼ばれていました)と呼ばれる諸刃の短剣で、付近の通行人や駆け付けた警察官らを立て続けに殺傷して逃走したのですよね。

 

逃走してすぐに、駆け付けた警察官らに現行犯逮捕されましたが、結局、この事件によって17名の方が負傷し、そのうち7名の方が亡くなっています。(トラックではねられた方が5名、うち3名死亡。刃物で負傷した方が12名、うち2名死亡)

 

事件当時、現場付近は歩行者天国だったこともあり、多くの買い物客らで賑わっていたそうですが、この凶行により現場付近は騒然となり、また、負傷された方が横たわった周囲は、血の海だったそうです。

 

その後間もなくして、119番通報で出場した救急隊が現場に到着したものの、まさに白昼の惨劇とも言える状況だったため、通常の態勢では対処できないと判断し、災害派遣医療チーム(DMAT)の出場を要請したということです。

 

■ 容疑者の生い立ちなど

 

この事件で逮捕された加藤智大容疑者は、青森県五所川原市の出身で、地元の高校を卒業したあと、岐阜県にある短期大学へ進学したそうです。母親は大学への進学を望んでいたようですが、本人は学業に意欲を持てなかったらしいです。

 

短期大学卒業後は、宮城県にある会社に就職したようですが、長続きはせず、就職してから1年半ほどで退職しています。職場の人間関係に不満があったことから、それに対する抗議として無断欠勤した上での退職だったようです。

 

また、その後は派遣社員として埼玉県にある会社に派遣されたそうですが、そこも1年で退職しているのですよね。前回同様、職場の人間関係に不満があったことから、それへの抗議として無断欠勤して退職したようです。

 

 

そして今度は茨城県にある会社に派遣されますが、そこも3か月で退職したらしいです。ここでも、職場の人間関係の不満に対する抗議として無断欠勤して退職になったようですね。

 

その次は青森県にある会社に就職しますが、ここも8か月で退職しています。旅行に行くための2週間の休暇がもらえなかったことへの抗議として無断欠勤し、退職したようです。

 

そして次は静岡県にある会社に派遣されますが、それから半年後に今回の事件が起きました。職場の更衣室で自分の作業服が見つからなかったことを理由に無断欠勤し、そのまま職場放棄した上で犯行に及んだようです。

 

犯行の2日前には、福井県にあるミリタリー雑貨の輸入店でダガーやナイフ類を購入し、犯行の前日には、静岡県のレンタカー会社でトラックをレンタルし、そのトラックで秋葉原まで移動したという話しです。

 

■ 犯行の動機

 

さて、そうした経歴の加藤智大容疑者ですが、彼が派遣社員として職場を転々としていたことから、事件直後には、若者の雇用環境が厳しくなっていることで将来に希望を失い、犯行に及んだ…といった見方がされていましたね。

 

ただ、本人は、そうしたことは犯行の動機ではないと供述したということです。また、これ以外にも、学者らによる「これが動機ではないか」といった話しがあったものの、いづれも本人は否定したということです…。

 

では、何が動機なのか…となりますが、結局のところ、彼が運営していたネット上の掲示板が第三者によって荒らされたことに対する抗議…というのが、この犯行の動機だったそうですね。

 

でも、本当にそれだけが動機だったのでしょうか。確かに彼は、不満が直接的な行動に結びつくようなタイプなのかもしれませんが、大量殺人の動機がネット上でのトラブルというのは、信じがたい話しだと思いました。

 

彼の職歴を見ても、職場に対する抗議(不満)で退職を繰り返してはいたものの、無断欠勤(職場放棄)するだけで、同僚らに対して危害を加えたといった話しは無いようですからね。

 

そういった人が、雑踏の中、短時間に多くの人を刃物で襲うということを思いつくものでしょうか…。目撃証言などからすると、2~3分間の間に12人を刺すという、まさに次から次への犯行だったようですが…。

 

まあ、動機というのは本人にしかわからないわけですし、当の本人が、それが動機であると言っている以上、そうなのだと思うしかないわけですが、それにしても…と思いますね。

 

 

■ 事件の影響

 

ところで、この事件を起こした加藤智大死刑囚には3歳下の弟さんがいたのですが、事件の後、28歳の若さで自らの命を絶っているのですよね。「加害者の家族として生きる」ことは、非常に厳しくて辛いということだと思います。

 

事件が起きた当日、弟さんは、ほとんど着の身着のままで住んでいたアパートを抜け出したそうです。そして、その日の深夜、職場に迷惑をかけないようにするために退職届を書いたということです。

 

また、その後は仕事も住居も転々としていたそうですが、引っ越しをして住民登録を済ませると、1ヵ月もしないうちにマスコミが訪ねてきたようですね。彼の手記には、その様子が以下のように書かれていたそうです。

 

「インターフォンが鳴り、ドアが乱暴に叩かれる。なんでわかるんだろう、と恐怖を覚えるとともに、やっぱり逃げられないんだな、とあきらめのような感情が湧きました」

 

ただ、そんな彼にも希望が全くなかったわけではなく、事件から1年を過ぎた頃に恋人もでき、結婚の話しもあったそうです…が、当然のことながら、結婚については相手の家族から猛反対されたようです。

 

「加害者の家族は、日陰でひっそり暮らそうと思えば暮らせます。でも、人並みな幸せをつかむことはできない。それが僕の実感です」

 

そして彼は、「生きている意味がなくなった」として、自らの命を絶ってしまいました。加害者の弟だった…というだけで、重い十字架を背負わされてしまったのですね。

 

容疑者の弟も、他の被害者と同様に秋葉原通り魔事件(秋葉原無差別殺傷事件)の被害者の一人ではないかと思います。

 

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