« のんびりした一週間だったけど退屈な一週間でもあった | トップページ | 沖縄に息づいていた民主主義と地方自治がへし折られた »

2018/02/05

もしかしたら都内の大学から学生食堂が無くなるかも?

 

都内の私立大学などで学生食堂を運営していたSCプランニングという会社が突然事業を停止したため、この会社を利用していた大学の学生食堂が営業できない状態になっている…という記事がありました。

 

よく「外食産業は厳しい」といった話しを聞きますが、学生食堂も例外ではないようですね。特に最近は、野菜などの食材の価格が上昇していますので、採算がとれなくなっていたのかもしれません。

 

また、この会社は「味とボリューム、そして低価格でのご提供」「メニュー管理から材料発注、調理の大部分を営業所で直接行うスタイル」といったことを「売り」にしていたようですが、これも採算悪化の原因だったのだろうと思います。

 

記事によれば、SCプランニングは都内の大学や企業で「50店を運営」していたそうで、2016年12月期の「売上は約4億円」だったということですが、単純計算でいけば、1店舗あたり800万円の売上ですよね?

 

これで各店舗ごとに材料を仕入れて、調理人を使って調理して…となれば、採算的には確かに厳しいと思います。店舗によっては、家賃などを負担しないといけない場合もあるでしょうからね。

 

それに、都内であればコンビニもたくさんありますし、ファーストフード店もたくさんありますが、そういった同業他社とも競争しないといけないわけですし…。

 

特に最近は、大学の敷地の中にまでそういった店舗が進出していますからね。仕事で都心にある大学の近くを通ることがあるのですが、外から見える場所にスターバックスやタリーズの店舗が見える大学もあります。

 

今はもう、大学の中で食事をするなら学生食堂…という時代ではないのかもしれません。

 

また、これは大学でも企業でも同じですが、土曜日・日曜日・祝日は営業できないでしょうし、大学の場合は夏休みや冬休みもありますので、その分だけ営業日数が限られてしまうと思います。

 

それに、大学でも企業でも、防犯対策上、外にいる一般の人を入れるわけにはいかないでしょうから、当然、お客さんも学生さんや社員さんに限られてしまうと思います。

 

たぶん、大学の中で営業できる日数は、年間で180日くらいしかないと思いますが、その日数の中で限られたお客さん(その大学の学生)相手に単価の低いもので商売していたら、そりゃあ売り上げもあがりませんよ…。

 

また、それに加えて問題なのは、調理人の確保だと思います。営業している180日間だけ都合よく出勤してくれる人なんて、まずいないと思いますので…。

 

今回の件を一言で言えば、「薄利多売」ならぬ「薄利少売」という悪条件で「利用者にやさしい価格設定」では商売にならない…ということでしはないでしょうか。これでは、どんなに企業努力をしてもダメだと思います。

 

 

« のんびりした一週間だったけど退屈な一週間でもあった | トップページ | 沖縄に息づいていた民主主義と地方自治がへし折られた »

「日記」カテゴリの記事