« 恐怖のノイジーマイノリティ…過度のポリコレは対立の原因になる | トップページ | 品格はどこに?相撲協会の感覚は世間からズレていると思う »

2018/01/14

初任給の推移をグラフにしてみました

 

少し時間があったので、厚生労働省の賃金構造基本統計調査のデータを使用して、昭和51年(1976年)から平成29年(2017年)までの初任給の推移をグラフにしてみました。

 

グラフを見ると、バブル崩壊前の「安定成長期」と、バブル崩壊後の「失われた20年」とでは、グラフの傾きが大きく異なりますね。

 

20180114

 

バブルが崩壊した平成3年(1991年)から平成5年(1993年)までの、いわゆるバブル崩壊期間以降は初任給があまり上がっていませんが、これは、バブル崩壊でベースアップの意味合いが失われたことが大きく影響しているのだろうと思います。

 

バブル崩壊以降は、海外から安価な商品が輸入されるようになったことで、日本の労働費用が高すぎることが意識され始めたり、デフレが続いたことで、ベースアップでインフレに対応する必要もなくなりましたからね。

 

しかしまあ、この時期はいろいろなことがありましたよね。拓銀(北海道拓殖銀行)に長銀(日本長期信用銀行)、日債銀(日本債券信用銀行)といった銀行や、山一證券や三洋証券といった証券会社など、大手金融機関が不良債権の増加や株価低迷のあおりを受けて倒産しました。

 

また、住専(住宅金融専門会社)の破綻もこの頃ですし、金融機関が貸し出しに慎重になり、経営に問題がない企業に対しても新たな融資を断るという「貸し渋り」や、既存の融資を強引に引き揚げる「貸し剥がし」が問題になったのもこの頃でしたよね…。

 

 

※ グラフに使用したデータは以下の通りです(単位:千円)

 

     大卒-男 大卒-女 高卒-男 高卒-女

昭和51年   94.3   87.6   76.9   73.4

  52   101.0   95.3   81.9   78.4

  53   105.5   99.9   85.9   82.0

  54   109.5  103.7   88.6   84.7

  55   114.5  108.7   92.8   88.3

  56   120.8  115.0   98.4   93.1

  57   127.2  119.1  103.4   97.5

  58   132.2  124.1  106.2  100.0

  59   135.8  128.7  108.8  103.0

  60   140.0  133.5  112.2  106.2

昭和61年  144.5  138.4  115.4  108.5

  62   148.2  142.7  118.1  110.1

  63   153.1  149.0  120.3  113.8

平成元年  160.9  155.6  125.6  118.3

   2   169.9  162.9  133.0  126.0

   3   179.4  172.3  140.8  133.2

   4   186.9  180.1  146.6  139.5

   5   190.3  181.9  150.6  142.4

   6   192.4  184.5  153.8  145.5

   7   194.2  184.0  154.0  144.7

   8   193.2  183.6  154.5  146.1

   9   193.9  186.2  156.0  147.3

  10   195.5  186.3  156.5  147.9

平成11年  196.6  188.7  157.6  148.3

  12   196.9  187.4  157.1  147.6

  13   198.3  188.6  158.1  148.7

  14   198.5  188.8  157.5  148.8

  15   201.3  192.5  157.5  147.0

  16   198.3  189.5  156.1  147.2

  17   196.7  189.3  155.7  148.0

  18   199.8  190.8  157.6  149.4

  19   198.8  191.4  158.8  150.8

  20   201.3  194.6  160.0  154.3

平成21年  201.4  194.9  160.8  153.0

  22   200.3  193.5  160.7  153.2

  23   205.0  197.9  159.4  151.8

  24   201.8  196.5  160.1  153.6

  25   200.2  195.1  158.9  151.3

  26   202.9  197.2  161.3  154.2

  27   204.5  198.8  163.4  156.2

  28   205.9  200.0  163.5  157.2

  29   207.8  204.1  164.2  158.4

このデータは、厚生労働省の賃金構造基本統計調査「企業規模別新規学卒者の初任給の推移<昭和51年~平成29年>」から引用しました。

 

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 50代サラリーマンへ

 

 

« 恐怖のノイジーマイノリティ…過度のポリコレは対立の原因になる | トップページ | 品格はどこに?相撲協会の感覚は世間からズレていると思う »

「データ・グラフ」カテゴリの記事