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2017/09/22

「ら抜き」言葉が多数派になった時点で自分は少数派になる

今日、職場の後輩から、「○○さんは、当日17時までに来れますか?」と聞かれました。これは、いわゆる「ら抜き」言葉ですよね。日本語の正しい使い方は、「来られますか?」ですが、そこから「ら」が抜かれたものが「ら抜き」言葉です。

 

もう随分前になりますが、この「ら抜き」言葉を耳にするようになった頃は、違和感がありましたよね。当時の職場でも、特に社外に出る文書でそういう表現があると困るから、日頃から正しい使い方をしよう…といった話しがありました。

 

まあ、当時は「日本語の乱れ」みたいな言われ方がされていましたからね。職場でそういった話しが出たのも当然だと思います。でも、時間の経過とともに、そうした話しも少なくなってきたように感じます。これも時代の変化の一つでしょう。

 

ということで、もう一年以上も前の話しですが、いわゆる「ら抜き」言葉で、初の多数派があらわれた…という記事のことを思い出しました。文化庁が毎年実施している「国語世論調査」についての記事ですね。

 

しかしまあ、役所ではいろいろな世論調査を行っているのですね。この国語世論調査は、「現代の社会状況の変化に伴う、日本人の国語意識の現状」について調査するものだそうで、平成7年(1995年)から毎年実施されているようです。

 

 

具体的には、毎年度末(2~3月頃)に全国の16歳以上の男女にアンケート調査を実施しているそうで、今回記事になった平成27年度の調査では、対象者は3,589人とのことでした。

 

その調査で、「見れた」と「出れる」を使う人の割合が、初めて半数を超えたことがわかったのですよね。正しい使い方は、それぞれ「見られた」と「出られる」ですので、この二つの言葉については、間違った使い方をする人が多数派です。

 

ちなみに、「ら抜き」以外にも、「さ入れ」や「やる・あげる」といった誤用もあるのですよね。

 

a.今日は休ませていただきます

b.今日は休まさせていただきます

 

a.植物に水をやる

b.植物に水をあげる

 

それぞれ、正しい使い方はa.で、b.のほうは誤用ですが、特に「植物に水をあげる」などは、そのうち多数派になると思いますね。国語世論調査でも、「植物に水をあげる」は定着しつつあるといってよい…となっていました。

 

これらからすると、「来られる」よりも「来れる」が多数派になる日も近いですね。その時点で、後輩が多数派で先輩が少数派か…。

 

 

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