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2017/07/03

東京都議会議員選挙(2017年)の結果など

東京都議会議員選挙の結果が出ましたね。東京都選挙管理委員会が投開票速報を出していますが、自民の大敗でした。都議会の過半数は64議席ですが、都民ファーストの会と都知事寄りの公明だけでも72議席ですので、今後は小池都知事に有利な議会運営になるのではないでしょうか。

 

    告示前 当選者

都民   6   49

自民  57   23

公明  22   23

共産  17   19

民進   7   5

維新   1   1

生ネ   3   1

社民   0   0

諸派   0   0

無所  13   6

 

しかしまあ、自民は本当に逆風の中での選挙戦でしたよね。これだけメディアに叩かれたら勝てないでしょう。また、民進も議席が減りましたね。まあ、風向きが悪いことを感じて、事前に都民ファーストの会に逃げた議員もいたくらいですから、勝てるわけがないですが…。

 

いづれにしても、この結果が都民の民意ということです。この先どうなるかはわかりませんが、市場問題にオリンピックと、課題はたくさんありますので、都民の一人としては「決められる都政」をお願いしたいと思います。

 

 

さて、せっかくですので、今回の選挙で気になったことを二つ書こうと思います。一つは確認団体についてです。確認団体というのは、公職選挙法に定められた所定の要件を満たすことで、選挙運動期間中に特定の政治活動を行うことが認められた政党などの政治団体のことです。

 

都議会議員選挙の場合は、候補者を3人以上出している政党であれば確認団体として届け出が可能なようですね。届け出をして確認書の交付を受けると、街宣車を使ったりビラを配布したりできます。ただし、候補者の氏名を連呼したりすることはできないようです。

 

写真は、維新が配布していたビラです(1枚目の写真)。確認団体が配布したことがわかるような表示が必要なようですね(2枚目の写真)。どうみても簡易な団扇なのですが、団扇というのは財物にあたるらしく、配布すると買収行為になるようで、あくまでも丸い厚紙のビラという体裁にしているようです。

 

ただ、団扇として使えるような工夫もあって、指を通せる穴が簡単にあけられるように、厚紙に切り込みが入れてあります(3枚目の写真)。今どき、厚紙でできた団扇をもらって買収されたと感じる人はいないと思うのですが、法律に従うとこんな感じになるのですね。

 

20170703a
確認団体が配布していたビラ

20170703b
確認団体のビラであることの表示

20170703c
穴が開けられるようになっている(簡単に団扇にできる)

 

もう一つは、1日にJR秋葉原駅前で行われた首相の街頭演説に関する記事です。演説中に一部の聴衆から「帰れ」コールが起こったそうで、首相が激高し、「誹謗中傷からは何も生まれない」といった趣旨の発言をしたようです。

 

この部分だけを見ると、首相も相変わらずだな…と思って終わってしまいそうですが、記事には続きがあって、「安倍やめろ」と書いた横断幕が用意されていたことなどがわかります。恐らく、何らかの意図をもった集団が事前に準備をした上で行動したのでしょう。

 

こうした行為は、公職選挙法で禁じられている選挙妨害になるような気がしますがどうでしょうか。また、一部のメディアでは、これを「市民の声」などと報道していましたが、こういった記事に「市民」という言葉があった場合は気をつけて読んだほうが良いと思いました。

 

 

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