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2017/05/18

結論ありきの記事を書くために有識者の言葉を利用するマスメディア

Twitterの「公式[歌舞伎四〇〇年の言葉]更新情報 」というアカウントに、朝日新聞の「新作歌舞伎、さらに進化~」という記事に対する歌舞伎の専門家の方の抗議が掲載されていましたので紹介します。

 

抗議は、「朝日新聞の取材を受けたところ、本意とは全く異なる文脈で発言が掲載された」といったもので、抗議した方は、「印象操作に長けた記者さんには、素人では太刀打ち出来ませんでした。完敗です」といった感想をお持ちのようです。

 

抗議の発端になった出来事(事の経緯)は以下のようなものだそうです。

 

朝日新聞の記者から新作歌舞伎についての電話取材があり、

・これまでの新作はどれも面白い

・役者の個性を活かしてうまく書けている

などと肯定的な意見を述べた。 記者から「不満はないか?」との質問があったが、それには「ない」と明確に答えた 。

 

また、「今後の新作に対しては?」との質問があったので、

・演出過多やイベント的な扱いになってしまうと歌舞伎の意味がなくなる

・鍛錬を積んできた歌舞伎役者の魅力を活かす作品を作り続けてほしい

と答えた。

 

 

その後、記者から、「演出が行き過ぎて現代劇と変わらなくなったり、イベント的になったりする恐れもある。鍛錬した歌舞伎俳優の魅力を活かした作品であってほしい…と話す」という文面が送られてきた。

 

ギリギリな表現だと思ったが許可したところ、実際の記事では、「新作歌舞伎には疑問の声も」という文脈で使われ、「夢幻恋双紙」などの新作を認めていないかのような印象を作られてしまった。

 

といった感じだそうです。また、抗議をされた方は、「二度と朝日新聞には関わらないようにしたい」という思いを持たれているようですね。まあ、本意とは180度違った話しになっているわけですから当然だと思います。

 

マスメディアが結論ありきで記事を書くことは今までも多くあったと思いますが、個人がインターネットで情報発信できるようになる前は、記者のやりたい放題で、個人は泣き寝入りするしかなかったと思います。

 

でも、今では誰もが容易に情報を発信でき、話題性のある情報は広く拡散されますからね。メディアリテラシーを鍛えた人も多くなっていると思いますので、マスメディアの今までのようなやり方はもう通用しないでしょう。

 

 

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