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2017/04/22

中進国のジレンマ?先進国になれない韓国という国

ネットを見ていたところ、「中進国のジレンマ」という記事がありました。著名な経営コンサルタントである大前研一さんが、韓国の経済について解説したものです。一時期は日本を追い抜くとまで言われた韓国が、なぜ今は苦境に喘いでいるのか…といった内容でした。

 

一般的に、国民一人当たりのGDP(国内総生産)が30,000ドルを超えると先進国で、20,000ドルを超えると中進国と言われていますが、中進国から先進国に向かって発展していく際に、為替や労働コストが高くなって競争力を失い、先進国になりきれないままになってしまう中進国が多いらしいです。

 

ちなみに、中進国に満たない国を開発途上国と言いますが、これは勉強した時期によって、言い方が変わるらしいですね。70年代までに勉強した人には後進国と言う人が多いそうですが、80年代に勉強した人には発展途上国と言う人が多いようです。本当かな?

 

さて、韓国の話しに戻りますが、韓国の経済も、調子が良くなるとウォンや労働コストが高くなるそうで、そのたびに競争力を失って調子が悪くなるという悪循環に陥っているそうです。日韓スワップ協定が話題になるのは、調子が悪くなっている時期なのでしょうね。

 

大前研一氏によれば、韓国がこうした悪循環から抜け出せない最大の理由は、イノベーション(技術革新)が無いからだそうです。これが、イノベーションによって生産性を向上し、為替や労働コストの上昇を乗り越えてきた日本と韓国との違いとのことでした。

 

 

そして、イノベーションには投資が必要とのことですが、大前氏によれば、日本の企業に比べて韓国の企業の投資額は少ないらしいですね。日本企業は、研究開発やマーケティングに売上の7パーセント程度のお金を使うらしいのですが、韓国企業はそこまではしないようです。

 

大前氏の経験によれば、韓国企業の投資は売上の2~3パーセント程度で、そういった投資をするよりも、欧米や日本の技術を流用してスピードと規模で勝負する…といった発想ではないかとのことでした。まあ、技術の流用については、確かにそうかなあ…という印象がありますね。

 

また、韓国の産業には厚みがないらしいです。厚みというのは、大企業の下に技術力のある中小企業がたくさん集まっていることを言っているようですが、韓国はそうなっていないそうです。大企業が中小企業を育てて、産業の裾野を広げていく…といった発想が無いのでしょう。

 

そして、日本でもたまに話題になりますが、韓国にはいくつかの大きな財閥があって、それらが韓国の経済を支えているのですよね。ただ、そうした財閥は、従来の延長線上で活動しているだけのようで、その結果、産業構造の転換もできていないとのことでした。

 

この先、韓国にイノベーション(技術革新)が起こるのかどうかは分かりませんが、それが無い限りは今の状態が続くのでしょうね。ただ、今は政治や外交のほうが優先順位が高いと思いますので、こうした経済の問題に取り組むのは、もう少し先になるのだろうと思います。

 

個人的には、経済云々の前に、約束したことを守れる国になってほしいですけどね。関係する国から、コリア・ファティーグ(韓国疲れ)などといった言葉が出てきてしまうようではダメだと思います。特に、日本に対する否定的な執着心は異常としか言いようがないです。

 

 

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