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2017/01/09

日本郵船 氷川丸 (2) - 波瀾万丈の氷川丸の歴史

氷川丸は、昭和5年(1930年)にシアトル航路用に建造された貨客船で、現在は横浜の山下公園の前に係留保存されています。戦前の日本で建造され、唯一現存する貨客船で、当時の造船技術や客船の内装を伝える貴重な産業遺産として高く評価されており、平成28年(2016年)に重要文化財に指定されました。

 

この氷川丸は、1920年頃より欧米が投入した大型船に対抗して作られた船で、当時の最新鋭の貨客船として竣工しました。大東亜戦争中は海軍の特設病院船となり、終戦までに3回も触雷しましたが、幸運にも沈没を免れています。

 

そして戦後は貨客船に戻り、昭和28年(1953年)にシアトル航路に復帰しています。昭和35年(1960年)に船齢30年で第一線を退くまでに太平洋を254回も横断し、船客数は25,000余名と、貨客船として大活躍しました。

 

そうした氷川丸(撮影当時は船齢86歳)の船内の様子などを紹介します。今回は、一等喫煙室や一等船室、操舵室などの写真です。本当は一等読書室や一等社交室も紹介したかったのですが、うまく写真が撮れませんでした。

 

一等社交室は、ダンスパーティの会場になるなど女性の社交場としての性格が強く、アールデコの装飾が施されていました。また、一等喫煙室は、おもに男性が食後に談笑した社交場だったそうです。

 

氷川丸-一等喫煙室
一等喫煙室

 

氷川丸-一等客室(1)
一等客室(1)

 

氷川丸-一等客室(2)
一等客室(2)

 

氷川丸-一等特別室(1) 寝室
一等特別室(1) 寝室

 

氷川丸-一等特別室(2) 浴室
一等特別室(2) 浴室

 

氷川丸-一等特別室(3) リビングルーム 窓のステンドグラスが綺麗です
一等特別室(3) リビングルーム 窓のステンドグラスが綺麗です

 

 

氷川丸-操舵室から船首方向を撮影
操舵室から船首方向を撮影

 

氷川丸-エンジン・テレグラフ 操舵室から機関室へ速度などを指示する機器
エンジン・テレグラフ 操舵室から機関室へ速度などを指示する機器

 

氷川丸-舵輪
舵輪

 

氷川丸-無線室
無線室

 

氷川丸-モールス信号器(モールス信号を打電する電鍵)
モールス信号器(モールス信号を打電する電鍵)

 

氷川丸-テレグラフ
テレグラフ

 

 

氷川丸-舵輪の前から船首方向を撮影
舵輪の前から船首方向を撮影

 

氷川丸-火災報知器 煙や臭いを検知できるそうです
火災報知器 煙や臭いを検知できるそうで、当時の最新技術だったそうです。

 

氷川丸-伝声管
伝声管

伝声管(でんせいかん)とは、金属等の管の両端に、送話口と拡声装置を兼ねた漏斗状の受話器が付けられたものです。この漏斗に口を近づけて話すと、管の中を音が伝わり、他方の受話器から音声が聞こえます。電力もいらず単純な構造で信頼性も高いもので、内線通話のために利用されました。

 

氷川丸-信号旗
国際信号旗

国際信号旗は、海上において船舶間での通信に利用される世界共通の旗です。1つの旗が1つのアルファベットや数字に対応しています。また、符字として、1つの旗にある特定の意味(例:V=救助を求む)をもたせています。

 

氷川丸-水密扉閉鎖器
水密扉閉鎖器

水密扉(すいみつとびら)とは、浸水で水圧がかかっても水が漏らないように仕切る壁です。

 

氷川丸-船長室(船内でフラワー展が開かれていたので花が並んでいます)
船長室(船内でフラワー展が開かれていたので花が並んでいます)

 

 

氷川丸-船長室から艦尾方向を撮影(中央は煙突)
船長室から船尾方向を撮影(中央は煙突)

 

氷川丸-船上レストラン跡
船上レストラン跡

 

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