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2016/12/04

滋賀・櫟野寺の十一面観音菩薩坐像を鑑賞

上野の東京国立博物館で開催されている特別展「平安の秘仏-滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」を観てきました。忍者で有名?な滋賀県甲賀市にある天台宗の古刹・櫟野寺(らくやじ)のご本尊などが展示されています。

 

平成の秘仏

 

櫟野寺には、国の重要文化財に指定されている平安時代の仏像が20体もありますが、今回の特別展では、それらがすべて展示されています。20体すべてが寺外で展示されるのは、今回の特別展が初めてらしいですね。

 

 

その中でも、ご本尊の十一面観音菩薩坐像は高さが3.12メートル(台座や光背も含めると5メートル超)もある圧巻の作品で、国の重要文化財に指定された坐像の十一面観音菩薩では、日本最大の高さだそうです。

 

792年(延暦11年)に天台宗の開祖である最澄が、比叡山延暦寺建立にあたり良材を求めてこの地を訪れ、刻んだと言われています。非常に重厚感のあるお姿でしたが、お顔立ちは美しく、優しい感じでした。

 

このように、迫力と穏やかさが共存する表現は、10世紀の仏像の特徴だそうです。また、菩薩さまには性別が無いと言われていますが、十一面観音菩薩は女性的な印象のものが多いような気がしますね。ふくよかなお姿で優しいお顔のものが多いからでしょうか。

 

十一面観音菩薩はその名の通り、頭上に十一のお顔がありますが、十一面というのは八方(東・西・南・北・東北・東南・北西・南西)と天地を常に見ているという意味だそうです。苦しんでいる人を見つけるために、全方向を見守っていますということなのでしょう。

 

 

これ以外にも、2.2メートルある薬師如来坐像や、愛嬌があると言いますか、何となく親しみを感じる毘沙門天立像など、貴重な作品が展示されています。櫟野寺に伝わる平安彫刻の傑作がそろっているといった感じですね。

 

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