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2016/11/19

原発事故後の福島は安全なのか

福島民報という地方紙に「がん増加考えられない」という見出しの記事がありました。国連放射線影響科学委員会が出した福島第一原発事故に関する見解を記事にしたものです。東京にいながら地方新聞の記事が読めるのも、ネットのおかげですね。

 

記事の概要(国連放射線影響科学委員会の見解)は次の通りです。

 

「原発事故による被ばくを原因とするがんの発生率の明らかな増加は考えられない」

 

(子どもの甲状腺がんについて)「チェルノブイリ原発事故に見られた傾向と大きく異なる」「網羅的で高精度の検査により、通常は発見できない小さながんが見つかり、有病率が上昇する傾向を示している」

 

(低線量の放射線を受け続けた場合の影響について)「福島の場合、健康被害が出るほどの状況ではないと考えている」

 

 

専門家の集団だからでしょうね。被ばくの影響に関する追跡調査の結果を述べただけで、「安全」とか「危険」といった表現は出てきません。でも、物事を冷静に見るためには、こういった姿勢が大切なのだと思います。

 

また、記事にあった国連放射線影響科学委員会の見解については、ネット上にもいろいろな情報がありますが、それらを自分なりに(わからないなりに)まとめると、だいたい以下のような内容です。

 

「福島県に住む成人の平均生涯実効被ばく線量は10mSv以下で、最初の1年間の被ばく線量はその半分か3分の1であると推定できる。また、リスクモデルによる推定は癌リスクの増加を示唆するが、放射線誘発性の癌は他の癌と区別がつかないので、事故による放射線被ばくが原因の癌発症率の増加は予期されない」

 

といった感じですが、ちょっとわかりづらいですね。リスクが無いとは言わないが、区別がつくほどではないから(区別する方法がないから?)危険とは言えない。何十年か先になって事故の影響を調べても、影響があったという結果にはならないだろう…といった感じでしょうか。

 

 

結局のところ、最後は個人の考えというか価値観の話しなのでしょうね。少しのリスクであっても避けたいと思えばそうすれば良いですし、その程度のリスクだと思えばふだん通りで良いのだろうと思います。

 

自分は、世の中にあるリスクに過敏になって神経を使いながら生活するよりも、そうしたことをあまり気にせず、のんびり生きることを選択します。たぶん、そのほうが健康に過ごせそう…。

 

例えば、喫煙には肺がんのリスクがありますし、飲酒には肝臓がんなどのリスクがあります。生きている以上は何かしらのリスクを負っているのですよね。その中で、特定のリスクだけを考えても仕方がないです。

 

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